御岩山・かびれの高峰(530m)

2021114


2018年の1月に高鈴山に登った際にこの御岩山(おいわやま)の頂上を踏んでいたのをすっかり忘れていた。パワースポットと言われていたものの御岩神社はスルーして「きららの里」近くの高鈴山登山口から登っていたので、御岩山のことは頭に残っていなかった。

そこで今回は由緒も雰囲気もある神社だということをが分かったので、御岩神社経由で御岩山を登ってみることにした。

上野駅7時発の常磐線特急「ひたち1号」に乗って日立で下車。

バスへの乗り換え時間がわずかしかなかったので、急いで駅舎を通り過ぎバスに滑り込む。

御岩神社前までは30分ほどで到着。帰りのバスの時刻を確かめて神社に向かう。日立駅行きのバスは12:40。次は14:25までないので、12:40に合わせの行動予定となる。

神社前には広い駐車場がいくつも備えられていた。

入口近くにある弁天社

社務所のすぐ脇にも駐車場があったが、小さいのですぐ満車になってしまっていた。トイレを済ませてから大鳥居を潜って境内へ。

御岩神社から御岩山頂上「かびれの高峰」まで神域ということで食事禁止、午後3時以降の入山禁止ほかいろいろと入山の心得が示されていた。

愛宕神社

立派な神社で、辺りは薄暗く大きな杉木立と苔むす境内は整備も行き届いていてと清々しく厳粛な雰囲気があった。

愛宕神社
神木の三本杉

金剛力士が控える楼門を潜る。

薄暗い境内には火の灯った石灯籠も配置されている。

洗心池
阿弥陀如来像が安置されている斎神社回向殿

御岩神社の境内には神社でありながら縄文の頃から信仰の聖地であったという由緒格式もあるためか、神仏分離の趨勢にあっても神仏をともに祀る唯一の社ということである。また、水戸藩の崇敬神社としても尊ばれている神社でもあるとのことであった。

奥宮の賀毗礼(かびれ)神宮に行く参道は表参道と裏参道があり、通常は表参道から登って奥宮へお参りして、裏参道から下りるのが通常のようだ。

奥宮に控えるかびれ神宮。

お参りを済ませて御岩山へ向かう。

表参道と裏参道の分岐

この先が岩場になっていてロッククライミングのゲレンデとして使われていた時期もあるようだが、現在は立ち入り禁止となっている。この先がすぐ御岩山の頂上になるが、左に迂回して尾根に上がって頂上を目指すことになる。

向陽台との分岐

尾根に沿って間もなく頂上になる。

頂上到着。北西の御岩方面が開けていて、はるか日光方面も見渡せるということだが、はっきりしない。

御岩山頂上

大岩を回り込んで高鈴山への登山道になる。高鈴山までは30分ほどだが、美しいアセビの樹林トンネルもある尾根を行くことになる。前回は高鈴山を経由して徒歩で日立の駅まで下りたが、今回はここまで下山することにした。

2018年1月の御岩山と高鈴山の縦走の記録はこちらから御覧いただけます。

頂上から少し下がった所にパワースポットと言われている柱状の岩を背後にいただく祠があった。落ち葉を集めて清掃している方がいたが、毎日清めているということだった。

帰りは尾根下から合流する裏参道で下山した。

薩都神社中宮

姥神様
稲荷神社

楼門まで戻って来ました。

バス停を日立駅方面に少し戻った所に美味しいと評判の手打ち蕎麦屋さんがあるので食べよと寄ってみたが、店内は満席で順番待ちの状態。諦めてバス停へ。

バス停近くのパスタ&スパゲッティ屋さんで昼食。その後、バスで日立駅に戻った。

日立駅は日立市出身の建築家の妹島和世氏の設計によるもので、広々とした常磐の海を見渡せる大きなガラス張りのモダンな駅舎である。洒落たカフェもあり、帰りの特急の時間までコーヒーを飲んで過ごすことが出来た。

S47年卒 手島達雄


コースDATA

上野7:00発 「ひたち1号(いわき行き)」 日立着8:34    日立中央口発 東河内行きバス8:40    御岩神社前着9:10

御岩神社社務所9:15 愛宕神社9:22    三本杉9:24    楼門9:26    池9:29    斎人神社日向殿9:30    御岩神社9:32  表参道入り口9:33    かびれ神宮10:00    表裏参道分岐10:02    岩場10:10    尾根10:16    御岩山頂上10:25    分岐む10:54    薩都神社11:15    お稲荷さん11:24    楼門11:30

御岩山神社前発12:40    日立駅13:10 14:05発「ひたち16号(品川行き) 」上野着15:35


2018年1月の御岩山と高鈴山根縦走の記録はこちらから御覧いただけます。

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