「行ってきました」カテゴリーアーカイブ

飯縄山(1,917m)



2023年11月22日(水)

飯縄山は戸隠山、斑尾山、妙高山、黒姫山と並び北信五岳に数えられる長野県上水内郡信濃町と飯縄町にまたがる1,917mの山です。今年も既に何回か降雪があったようで、天狗の硯石以上の標高では踏み固められた雪が凍っていて滑りやすく、9合目から上では積雪になっていました。

一の苑地駐車場

飯縄高原の一の鳥居苑地の駐車場に車を停めてスタートです。

別荘地の中の未舗装の道を進んで行くと車道に合流します。そのまま車道を進んで行くと鳥居のある一の鳥居飯縄山登山道入り口になります。道の片側に十数台は停められる駐車スペースはありますが、駐車禁止の札が掲げらていました。

飯縄山登山道

第一不動明王

1合目から6合目あたりまでの間には第一不動から第十三虚空蔵菩薩まで13仏の石仏が配置されています。

第二釈迦如来
第三文殊菩薩
第四普賢菩薩
第五地蔵菩薩
第六弥勒菩薩

第七薬師如来
第八観音菩薩
第九勢至菩薩
第十阿弥陀如来

第十一阿閃如来
第十二大日如来
富士見の水場

天狗の硯石
第十三虚空蔵菩薩

積もった雪が踏み固められ凍っていました。登りは何とか行けるにしても、滑り止めを持ってきていなかったので下りは結構大変だろうと思いました。先行の降りてきた人もすごく時間がかかってしまったと言っていました。

戸隠山をはじめ、後立山連峰の北アルプスをくっきりと眺めることができました。

飯縄山南峰(九合目)に到着。少し下った所に飯綱神社があります。

飯縄神社

飯縄山北峰に向かいます。

南峰と北峰の間には携帯トイレブースが設置されていました。

1,917mの飯縄山北峰に到着です。

北側には高妻山、焼山、火打山、黒姫山、妙高山などが眺められました。

帰りも同じコースを一の鳥居まで戻りました。軽アイゼンを履いている方も結構いましたが、帰りの頃には凍った所も緩んできていたので助かりました。登山道は水が流れている所も多く地元の人なのか長靴ばきの人も結構見られました。

無事、下山です。


コースDATA

一の鳥居苑地駐車場8:30 一の鳥居8:45    飯縄山登山口8:50    第一不動明王 第二釈迦如来 第三文殊菩薩9:10 第四普賢菩薩 第五地蔵菩薩9:20 第六弥勒菩薩9:23 第七薬師如来9:30   第八観音菩薩9:33    第九勢至菩薩9:36 第十阿弥陀如来9:42    第十一阿閃如来9:47    駒繋ぎの場9:47    第十二大日如来10:04    富士見の水場10:10   天狗の硯石10:20    第十三虚蔵菩薩10:25 七合目10:40    八合目10:58 飯縄神社(九合目)11:20 飯縄山山頂11:40 12:10    九合目12:25 二合目13:34 飯縄山登山口14:00    一の鳥居苑地駐車場14:05

斑尾山(1,382m)


2023年8月8日

長野県信濃町にあるタングラム斑尾東急リゾートからクワッドリフトで北信の山々や眼下に野尻湖を見下ろせる野尻湖テラスから斑尾山(1,382m)と大明神岳(1,360m)をピストンで登ってきました。

野尻湖テラスのリフトはホテルタングラムの建物の中にチケット売り場があり、往復1,500円のチケットを買って建物を通り抜けた所からスタートです。

妙高山

野尻湖テラスに到着です。

野尻湖

第二展望台から先の山道を登っていきます。

ブナ林

斑尾山の山頂は木に囲まれていて展望はありません。

斑尾山は苗場山まで続く長野県と新潟県の県境に連なる全長110kmにわたるロングトレイルのスタート地点にもなっていて、大きなザックを抱えてトレイルを開始したばかりの若いトレッカーに会いました。

信越トレイルについてはこちらから(越トレイルクラブHP)

斑尾山から大明神岳に向かいました。

大明神岳は展望も良く、眼下に野尻湖が広がっていました。

第二展望台に戻ってきました。

コースDATA

ホテルタングラム9:05 野尻湖テラス観光リフト9:10 野尻湖テラス9:20 リフト9:55 斑尾山10:25 大明神岳10:40 斑尾山10:53 野尻湖テラス11:50    ホテルタングラム12:10

烏帽子岳・湯の丸山 2023


獨協学園の小諸にある日新寮でのワンダーフォーゲル部OB会の「秋の親睦会」の帰りに烏帽子岳と湯ノ丸山に登ってきました。

初めは高峰温泉か池の平から篭ノ登山あたりに登るつもりでしたが、駐車場が一杯だったので予定変更して地蔵峠まで行って烏帽子岳から湯の丸山をぐるっと回ってきました。湯の丸山から烏帽子岳を回る方が楽だったようです。

無料駐車場に車を停めて左手の烏帽子岳登山口からスタートです。

烏帽子岳への道は湯の丸山を躱しながら鞍部まてはほぼ平らな道を行きます。

小烏帽子岳
湯の丸スキー場

鞍部まで下りてからの登り返しの湯の丸山へは結構急登でした。

烏帽子岳方面から湯の丸山、桟敷山、篭ノ登山、水ノ塔山、高峯山、黒斑山を経て浅間山に至る山群は移動しながら次々に噴火して形成された火山群になります。

湯の丸スキー場のゲレンデを下りて行きます。

昼食もとっていなかったのでうどんでもと思っていましたが、残念ながら食事できるお店がなかったので、そのまま帰ることにしました。


コースDATA

地蔵峠   11:00    キャンプ場 11:10 中分岐11:50 小烏帽子岳12:53 鞍部13:20 湯ノ丸山14:10 鐘分岐14:44 地蔵峠15:05

北イタリア湖水地方とドロミテ街道


2023年7月12日〜19日 

阪急交通社主催の「美しき北イタリア湖水地方とドロミテ街道」ツアーに参加し、ドロミテ山群やモンブランやマッターホルンなどのヨーロッパアルブスを堪能してきました。

ルフトハンザ航空で羽田からドイツ南部のミュンヘンに向けて出発しました。

ミュンヘンに到着し、まずはビールで・・・。

ミュンヘン国際空港

ミュンヘンからはベネチア行きの乗り継ぎ便が荒天で欠航したためにミュンヘンの空港での野宿を強いられました。ブランケットはルフトハンザから提供されました。

翌日は料金は阪急交通社持ちのタクシーで市内観光。

ステラタクシーはスケルトンの天井でした。
ミュンヘンのホフブロイハウスにて本場のビールを堪能。
ミュンヘンのマリエン広場
ミュンヘン旧市庁舎
ミュンヘンのシュロスパークのニンフェンブルグ宮殿

ミュンヘンからは空路でアルプスを越えて、イタリア北部のベネチアへ向かいました。予定ではベネチアから古都シルミオーネ見学が組まれていましたが、潰れてしまったのでベネチアからそのままトレヴイーソへ移動しました。

いよいよドロミティー山岳地帯へ突入。

ドロミテのガイスラー山群
カラルツォ・ディ・カドーレ

ホテル ソラピス ミスリーナ

トレヴィーソではドロミテ山群を代表するトレ・チーメを望むミズリーナ湖を見学し、冬季オリンピックでも有名なリゾート地のコルチナダンペッツォへ。

ミスリーナ湖

ミズリーナ湖は冬季オリンピックではスピードスケートの会場にもなった湖です。

モンテ・ピアーナ
ラストーニ・ディ・フォミオン

途中、ジャウ峠にて迫力あるドロミテの山々を堪能しました。

ジアウ峠

ドロミテ観光の中心になっているのがコルチナダンペッツォです。コルチナダンペッツォでは1953年に冬季オリンピックが開かれています。当時トニーザイラーが回転と大回転、そして滑降の全てで金メダルを取り、その後数々の映画にも出演するなど名を馳せた地でもあります。

コルチナダンペッツォの街並み
ポルドイ峠からドロミテティー最高峰のマルモラーダ山を望む

コルチナダンペッツォからボルツァーノの区間がドロミテ街道と呼ばれています。

カレッツァ湖とラテマール山

カレッツァ湖はエメラルドグリーンの湖面の美しい湖で、ドロミテの宝石とも呼ばれています。

ヤナギランのよう?
牧歌的なサンマッダレーナ村

ドロミテの最奥フネス谷にあるサンマッダレーナ村はヨーロッパの美しい村30選に選ばれている美しい村です。エベレストの無酸素単独登頂を果たした登山家メスナーの出身地でもあります。

サン・マッダレーナ協会
ティラーノ駅舎

ティラーノからベルニナ急行でスイスのポスキアーヴォまで。ティラーノはスイスのサンモリッツへ抜けるレーテッシュ鉄道ベルニナ線の終着地になります。

レーティッシュ鉄道ベルニナ線

ポスキアーヴォ湖

ポスキアーヴォからルガノ、そしてリゾート地のコモへ。コモではコモ湖を遊覧しました。

コモ湖の遊覧

コモのドゥオーモ

コモからはミラノへ向かい、ヨーロッバアルプス山麓のクールマイヨールへ。

モンテ・ビアンコ(モンブラン)や針峰群をスカイウェイ(ロープウェイ)でエルブロンネ展望台から見学しました。

エギーユ・デュ・ジュアンは巨人のは(ダン・デュ・ジュアン)の異名を持つ山です。「

「スカイウェイ・モンテ・ビアンコ」

スカイウェイ(ロープウェイ)乗り場

丸いスカイウェイのゴンドラはぐるっと回転しながら動いていきます。

エルブロンネ展望台駅

雪を頂くモンブラン山頂(4,810m)はわずかにガスがかかって残念。

中間駅には高山植物を集めたボタニカルガーデンがありす。

ボタニコ・アルピーノ・サウッスレア庭園(高山植物園)

エギーユ・ディ・ミディとグランドジョラス

左端に角のように突き出ているのが「巨人の歯」と呼ばれるデンテ・デル・ジガンテ(4014m)、右に続くのがエギュイユ・デュ・ロシュフォール(標高4001m)、奥の雪がかかった山が4,206mのグランド・ジョラス(標高4206m)になります。

山の名前を記した展示版
モンテ・ビアンコ(モンブラン)をバックに3,466mの展望台

中間にあるシアター

クールマイヨールからはチェルビニアへ向かい、モンテ・チェルピーノ(マッターホルンを)見学します。

チェルビニアのブルー湖からのマッターホルン(モンテ・チェルビー)の眺め

マッターホルンの初登頂を狙うクライマーの多くは斜度が緩いイタリア側からの登頂を目指していました。しかし、なかなか登頂することができなかった中、イギリスの登山家のウインパーらが1865年7月14日、スイス側からの登頂に成功させました。このウインパー隊の初登頂は7人のうち4人が下山中に滑落死するなどの事故を起こしています。イタリア側からはこの初登頂から遅れること3日、登山ガイドのカレルが登頂に成功しています。

丁度見学したこの日は7月17日なので、イタリア側からの初登頂は158年前のこの日だったということになります。

初登頂後のウインパーの事故についての記事を過去にHPでアップしていますので、参照ください。

「ウインパーの切れたのロープの謎」

ブールー湖畔に立ち、正面にモンテ・チェルビーノを望む

バスターミナルからのモンテ・チェルビーノ(マッターホルン)

ドロミテやアルプス山群、そして湖水地方の見学をすべて終え、ミラノへ。

ミラノのトラム

ミラのからはフランクフルトを経由して帰国の途へ。

羽田に無事到着し、旅行を終えました。

付録 旅行中の食事についてはこちらからご覧ください。

 

S44年卒 田中廣明


コースDAT

行 程

羽田空港 ミュンヘン空港泊 ミュンヘン市内観光 ベネチア空港 トレヴィーソ泊 ミズリーナ湖 トレ・チーメ見学 コルチナダンペッツォ泊 ドロミテ街道 カレッツァ湖 ジアウ峠 ボルドイ峠 サンタ・マッダレーナ村 ガイスラー山群見学 トレント泊 ディラノ ベルニナ急行 ポスキアーポ ポスキアーポ湖 コモ コモ湖 ミラノ泊 クールマイヨール エルブロンネ展望台 モンテ・ブランコ(モン・ブラン見学) ボタニカルガーデン チェルビニア ブルー湖 モンテ・チェルビーノ(マッターホルン)見学 ミラノ泊 フランクフルト 機内泊 羽田空港

三斗小屋温泉から那須・朝日岳


2023年5月2日〜3日

GW(連休)の谷間の5月2日に那須の山斗小屋温泉に泊まり、朝日岳に登ってきました。

晴天ではありますが、風速20mを超える強風の予報が出ていました。那須岳の峰の茶屋跡避難小屋付近は強風が吹くことで有名な所ですが、この日も風速20mの予報が出ていたので、どうしようと思っていましたが、宿も予約していることもあったので、とりあえず行ってみようということで出かけました。

ロープウエイは強風のため運休していました。

ロープウェイ山麓駅の上にある駐車場に車を止めて峠を目指しました。さすがに駐車場はガラガラでした。

峰の茶屋跡避難小屋

峰の茶屋跡避難小屋付近は予報通り合図方面からの強風で動きが取れませんでした。撤退も視野にしばし様子を見ることにしました。

思い切って敢行して、強風地帯をやり過ごして那須岳避難小屋の方に下りることが出来ました。

那須岳避難小屋

那須岳避難小屋に到着。建物の周りが石で囲まれていますが、こここも強風が吹くこということもあって避難小屋が建てられたようですが、2019年の台風では建物自体が1mも移動してしまったということです。

コース中、唯一ここだけ雪が残っていました。

三斗小屋温泉に到着。三斗小屋温泉にはランプの宿として人気のある大黒屋と煙草屋の2軒の旅館があります。煙草屋旅館の方には露天風呂と内湯があるようですが、大黒屋旅館の方はヒノキ風呂と岩風呂の2つの内風呂があります。今回は大黒屋の新館に泊まりました。

夕食

食事は部屋にお膳で運ばれてきました。


5月3日 朝食

こちらは煙草屋旅館の方の源泉のようです。

隠居倉の方へ向かいます。

茶臼岳

天気も良く、険しい山陵の朝日岳や茶臼岳のドームを見渡すことが出来ました。

朝日岳

隠居倉

熊見曽根

熊見曽根は清水平を経て三本槍岳へ向かう分岐になります。朝日岳の肩へ向かいました。

朝日岳山頂

朝日岳の肩からは10分ほどで1,890mの山頂に到着です。

茶臼岳のドーム

朝日岳の岩稜帯をトラバースし、恵比寿大黒を経由し、昨日の大風が一転して穏やかな峰の茶屋避難小屋に到着。そして下山しました。

S43年卒 田中廣明  同行者1名


コースDATA

ロープウェイ山麓駅上駐車場11:43    峰の茶屋跡避難小屋(停滞)17:25   朝飯6:30 隠居倉9:00    熊見曽根9:40  朝日岳山頂10:05  峰の茶屋避難小屋11:02   ロープウェイ山麓駅上駐車場12:00

立山連峰・浄土山南峰(2,830m)


2023年4月19日〜20日

4月15日に立山黒部アルペンルートが開通するということで、みくりが池温泉の宿泊予約を確認した所、何とか19日が空いていたので予約を入れました。

電鉄富山駅
立山富山アルペンルートWEBチケット

WEBチケットの予約申し込みは3月30日の13時からでしたが、申し込みが殺到して一時システムがダウンしてしまっていました。団体の申し込みが多かったようです。数時間後、何とか予定の時間に近い所の予約を取ることが出来ました。

朝一の新幹線「かがやき」で富山駅まで行き、電鉄富山駅から富山地方鉄道で立山駅まで行きました。WEBチケットを予約しておいたので、スムーズに乗り換えをすることが出来ました。

ケーブルカーに乗り換える立山駅前では、バス待ちでしょうか、たくさんの中国人の団体客が集まって大声で話していました。

満員のケーブルカーに乗り換えて美女平に向かいます。

美女平からは高原バスに乗り換えて室堂に向かいました。

称名滝

この時期の立山観光の名所になっている雪の大谷です。今年の雪壁の高さは去年よりもだいぶ低い13mということでしたが、たくさんの観光客が列をなしていました。

室堂駅のターミナルフロアも物凄い人でした。中国語や韓国が飛び交っていました。観光客の多くがインバウンドのようでした。

当日の室堂の様子をLIVEカメラで確認していましたが、朝のうちはホワイトアウトの状態でしたが、どんどんと天気が回復してきてるようでした。

実際、室堂に着いた時、雄山神社は雲に隠れていましたが、どんどん青空が広がっていっていました。

一面の雪の世界を楽しんでいる観光客をすり抜けて、私たちはみくりが池方面に向かいました。

開通してしばらく天気の悪い日が続いていたようですが、この日は天気に恵まれました。翌日はもっと天気が良くなる予報でした。

14時のチェックインには間があったので、みくりか池の前で昼食をとり、エンマ台の方へ足を伸ばしました。みくりか池は全面雪で覆われていましたが、下の方でライチョウの鳴き声も聞こえました。

みくりが池温泉は室堂ターミナルから15分くらいの立地にあり、地獄谷を源泉として標高が2,410mという日本一の高所にある温泉です。ちなみに日本一の高所にある露天風呂は八ヶ岳の本沢温泉になります。

みくりが池温泉は山荘ではありますが、相部屋と個室があり、6畳個室で1泊2食付で二人で25,700円という安さながら施設も食事、サービスも一級品の施設でした。

早速、温泉に入りました。時間がまだ早かったので1人が入っているだけでした。

夕食もとても美味しくいただきました。夕食後、外の様子を眺めに出てみました。夕陽がとても綺麗でした。

えんま台ではたくさんのカメラマンが並んで写真を撮っていました。

時間は早かったのですが、布団を敷いて微睡んでいるうちにいつしかしっかり寝てしまいました。・・・・・・・


朝食はバイキング形式で、たくさんの種類が並んでいたので、思わずたくさん取ってしまい、お腹いっぱいになってしまいました。

シャワーが使えない状態だったからということで、モーニングコーヒーをサービスしていただきました。

天気は上場で、朝日で雪山が光っていました。

身支度を整え、アイゼンを履いて出発です。雄山に登るか浄土山に登るか、一ノ越に行ってから決めようということにしました。

一ノ越に到着しました。登山者よりもスプリットボードを担いだバックカントリーの人の方が多かったようでした。

一ノ越からは黒部湖を挟んだパノラマが広がっていました。

一番手前にはスバリ岳、針木岳、黒部五郎、水晶岳など。中段に餓鬼岳、燕岳、大天井岳、槍ヶ岳。そして一番奥には八ヶ岳と富士山、南アルプスつぁしょうか。

ピーカンの天気で、一面の伸びやかな雪の繋がりと北アルプスをはじめとしたパノラマは素晴らしいものでした。

それだけで十分満足してしまい、無理をせず、ゆるく浄土山に登ることにしました。

浄土山南峰には龍王岳と五色ヶ原への中継地にもあたる所で、富山大学の研究施設があります。気象観測用のタワーもありました。

風が結構強かったので、360度の展望を楽しみながら施設の陰に入ってミルクティーを飲んで休憩しました。

龍王岳
剱岳

雪に覆われた北峰は2831mと南峰より1m高いだけですが、下って登り返さなければならないので、ここで終了として、下山にかかりました。

途中、尾根脇で3羽のライチョウを見ることが出来ました。ライチョウはみくりが池温泉の下の方でも見ることが出来ました。人気者で、何処でも人を集めていました。この時期はライチョウと会える機会は多いようです。

12時半、室堂ターミナルに戻りました。室堂ターミナルではあまり待つこともなく、臨時の美女平行きのバスに乗り込むことが出来ました。

白エビかき揚げそば

立山駅では待ち時間があったので、名物の白エビかき揚げそばで昼食をとりました。電鉄富山までの車内はまだ4月だというのにすごく暑く、一段と ”のろく” 感じました。

互いに車内で飲むビールとお土産の純米吟醸の「立山」を買い込み、新幹線に乗り込みました。楽しい雪山ハイキングでした。

S43年卒 田中廣明 S47年卒 手島達雄



コースDATA

上野発6:22発 富山駅8:31着 電鉄富山駅9:21発    立山1023着 11:00発 美女平11:07    11:20発 室堂ターミナル12:05着    みくりが池温泉14:20着

みくりが池温泉7:10発 一ノ越8:50着 休憩 浄土山南峰10:20(休憩) 10:50発 一の越着11:30着 11:35発 室堂12:25着 12:50発 立山駅14:10着 15:05発 富山駅16:20着 16:31発 上野駅19:06着

みくりが池温泉2410m   浄土山南峰2830m   高度差420m. 行動時間 5時間55分

高尾山・稲荷山コース


2023年4月16日(日)

高尾山の稲荷山コースは2022年に続き、2023年の1月から3月まで通行止めにしてリニューアル工事が進められ、この度工事が完了して通れるようになったのでどんな風にリニューアルされたのか、行ってきました。

朝の8時に高尾山口駅を降りましたが、駅前はツアーや色々なグループが待ち合わせをしていて、たくさんの人で溢れていました。

新しく設置された木製のステップや階段は住宅の床に使う鋼製束を使って建てられていました。設置は容易だったと思われますが、土砂の流出ですぐ傾いてしまうのではないかと思いました。

案内板も新しく作られていました。

雨が降ってぬかるみになりそうな所にも木道が敷かれていました。

ステップには滑り止めでしょうか摩耗防止でしょうか金属板も貼られていました。それでも雨が降って濡れた時は滑りやすいように思いました。

稲荷山の頂上には東屋がありましたが完全に取り壊されて、おしゃれな休憩デッキに変わっていました。

所々にベンチも作られていました。

頂上下の階段は2022年の工事によって作り替えられたものです。

9時半に頂上に到着。流石にまだこの時間は人が少なかったです。お昼頃にでもなると広場は人で埋め尽くされるのでしょう。

ヤマブキ
マムシグサ
シャガ

下山は1号路で薬王院へ向かいました。

奥之院

薬王院に到着。

稲荷社

お稲荷さんの狐はとてもスタイリッシュでした。

本殿

八王子の絹太鼓

当日は春季大祭ということでしょうか、参道で八王子の絹太鼓の披露がありました。

十一丁目茶屋の前には稚児行列のスタートを待つ着飾った子供達が並んでいました。

かすみ台展望台でもお祭りの準備が進められていました。

まだそれほど混んでいなかったので、清滝の高橋家で蕎麦を食べていきました。つけとろろ1200円(せいろ750円+月見芋450円)なり。

雨上がりだったのでぬかるみもあり、駅で靴を洗って電車に乗り込みました。

リニューアルされた稲荷山コースはきれいに登りやすく改修されていましたが、2,3年たった時にどうなったいるかちょっと心配です。

S47年卒 手島達雄


コースDATA

京王線高尾山口駅8:10 清滝駅8:15 旭稲荷8:20 稲荷山頂上8:50 高尾山山頂9:30 薬王院奥の院9:50 薬王院御本堂10:00 かすみ台展望台10:20 岩谷大師10:35 清滝駅10:50(昼食)11:10 京王線高尾山口11:15

四阿山(奥秩父)771.6m


2023年4月13日(木)

小鹿野町にある道の駅「両神温泉薬師の湯」に車を停め、鳥居山コースの登山口へ向かいました。

四阿山法養寺薬師堂

県道を少し戻った所に秩父の札所にもなっている薬師堂がありました。そしてそのすぐ先には両神神社がありました。両神神社は狼の狛犬が鎮座している両神山とここ四阿山の両方にあるようです。

花菖蒲園

鳥居山コースの登山口が分からず、花菖蒲園の様子も見ながら先まで行ってしまいました。まだ花菖蒲の時期には早かったようです。

日中友好の森

道を戻って花菖蒲園の入り口の反対側にある「日中友好の森」の門の脇に鳥居山コースの看板があったので門をくぐって整備された道を行きましたが、ここも違いそうなので戻りました。後から分かりましたが、この道を行っても登山道に合流することができたようです。

「日中友好の森」のすぐ先の道路脇にステップが切られている所が登山道の入り口でした。登山口までに時間がかかってしまいました。

途中「日中友好の森」に合流する分岐がありました。

序盤は急登もありましたが、全般的には穏やかな尾根道が続きました。

新緑もとても綺麗でした。

新秩父線93号鉄塔

尾根道が開け、高い鉄塔が出現しました。ここは頂上までの2/3まで来たことになるポイントになります。

両神神社奥社

両神神社の奥社に到着です。ここから先は急登と岩場が続く中級者コースになるということで注意の看板が建てられていました。

鎖がしっかり配置されていてましたが、思いのほか鎖場は長くて、息があがりました。

771.6m 四阿山山頂

頂上は狭く、ゆっくりお茶を飲んでいるようなスペースはありませんでした。雲ひとつない快晴でしたが、中国から飛んできた黄砂の影響で両神山も薄雲がかかっている感じでした。

下山して温泉とお蕎麦を楽しもうと、早々に下山にかかりました。

展望休憩所

山居広場
山居広場入口

中腹の山居広場入口まで車道が走っていて、駐車場も完備されていました。

道の駅「両神温泉薬師の湯」に戻って来ました。汗を流しに、薬師の湯(600円)に入って来ました。入浴後、手打ち蕎麦を食べ、併設する農村産物直売所で野菜と桑の実のジャム買って帰りました。

帰りがけに見えた武甲山も今日は黄砂で霞んでいました。

S47年卒 手島達雄


コースDATA

道の駅「両神温泉薬師の湯」7:48    薬師堂7:55 両神神社8:00 鳥居山コース登山口8:05 菖蒲園立ち寄り8:10    鳥居山コース登山口8:15    日中友好の森分岐8:20    秩父線93号鉄塔9:00 両神神社奥社9:25 四阿山山頂9:40 9:50    両神神社奥社10:00    薬師コース分岐10:05 展望休憩所10:10    山居広場10:20 山居広場入口(駐車場)10:30    道の駅「両神温泉薬師の湯」10:55

あずまや山ハイキングマップ(両神国民休養地)

黒斑山(2,404m)


2023年2月27日(月)〜28日(火)

小諸ICからチェリーパークラインを登り、ホテルの建つ車坂峠に到着。”ランプの宿”の高峰温泉に前泊予定だ。ビジターセンター前の駐車場に停めたが、高峰温泉の場所がよく分からなかったので、坂を下ってスキー場の第5駐車場に車を停めた。どうしようかと思っているところに、宿から電話をいただいた。すぐに雪上車でスキー場まで迎えに来てくれるということだった。

アサマ2000スキー場第5駐車場

 

高峰温泉は積雪期は道路が通行できなくなるので、雪上車での送迎になっていた。しばらくして赤い雪上車が道路を音を立ててやって来た。車内には既に7,8人の乗客がいた。

雪上車はスキー場を横切って雪の斜面をガリガリと上がって行った。およそ7.8分で宿に到着し、雪上車はバックして宿の玄関口に直付けした。普段履で雪の上を歩かないで済むようにという配慮であろう。

宿は”ランプの宿”と銘打っているものの近代的な建物で、中もオシャレな空間が演出されていた。スタッフの方に荷物を持っていただいて、部屋まで案内してもらった。

1階と2階に内風呂があり、「天空の野天風呂」と銘打つ風呂は中二階から定員分だけ用意された脱衣入れのザルを持って20mほどを除雪された雪道を行った。定員は4名らしかったが、4名ではちょっと窮屈な大きさだった。女湯は男湯の途中で道を分けた。湯の温度は丁度良かった。始めは寒かったが浸かっているうちにポカポカと温まった。

予約していたのは道路側の安い方の部屋だったが、案内されたのは谷側の眺めの良い部屋だった。空いていたので廻していただいたようだ。部屋は3重窓だし、雪が積もる2,000mという谷川岳よりも高所に建つ建物の中にいることを感じさせない快適な空間になっていた。

夕飯は食堂で部屋毎に用意されていた。美味しく、お腹一杯になった。

宿の前からは谷川岳や白根山方面の連なり、部屋からは美ヶ原方面の連なりを眺めることが出来た。

夜は星の観察会、朝は野鳥の観察会の案内がアナウンスされたが、参加はしなかった。

翌朝の朝食は8時で、雪上車は9時に出発ということだったが、他に乗って行く人がいないという事で予定より早く帰りの雪上車を出していただいた。

スキー場駐車場から車坂峠のビジターセンター前の駐車場まで自車で戻って、登山の身支度に取り掛かった。

行きはアップダウンがあるが眺めの良い表コース、帰りはアップダウンがなく下りだけになる中コースを行く予定で登山口を出発した。この日は全国的に晴天予報が出ており、これを狙っての計画が見事にはまって雲ひとつない晴天だった。

車坂山を下り終えた所を間違えて中コースに入ってしまっていた。気づいたがそのまま中コースを行くことにした。

中コースは北八ヶ岳のような樹林帯の中を行くコースで、唐突に外輪山の縁にあたる表コースとの分岐に飛び出した。外輪山の稜線に出て、浅間山らしい景色が広がっていた。岩の上で暫しコーヒータイム。

 

地面が露出していたトーミの頭へのザレ場の登りにかかる。

湯の平越しの雪化粧をした浅間山(前掛山)が青い空にバエル。

さすがにトーミの頭ではかなり強い風が吹いていた。「端に立っていて強風に飛ばされて滑落した人もいたので気を付けてくださいね」と地元のハイカーが話していた。しばらく景色を堪能してから、黒斑山を目指した。

黒斑山へは再び樹林帯の中を行く。

黒斑山山頂到着。頂上には結構たくさんの人が写真を撮ったり景色を堪能していた。平日だったが、さすがお手軽で雪山を楽しめる人気の山だ。

手前の前掛山に登っている人が見えたということだったが、よく分からなかった。本峰の釜からの噴煙は見えなかった。

しばらく樹林の中で休憩して下山にかかる。帰りは表コースを行くことにした。

中コースは鞍部から樹林帯に入って行くが、表コースは少し登り返してここも眺めの良い槍ヶ鞘に到着。

槍ヶ鞘からはしばらく外輪山の縁を登り返してから、樹林帯の中へ入る。

登山者避難用シェルター

表コースはアップダウンはあるものの正面に北アルプスや八ヶ岳を見ながら下れるので、下りに使ってもいいコースだと思った。

車坂山の登り返しにはシリセードの跡も残っていた。

無事、車坂峠に到着。晴天の中、楽しい山行だった。

S43年卒 田中廣明  S47年卒 手島達雄


コースDAT

車坂峠発9:22    車坂山9:34    (火口を望みコーヒータイム休憩)    トーミの頭10:38    (浅間を望み休憩 )   .黒斑山11:20    (頂上休憩 )   槍ケ鞘12:00    (北アルプス遠望ミルクティータイム)   車坂山13:10車坂峠13:32

行動時間4時間10分    休憩時間1時間19分