初代会長 打矢之威(1986年6月〜 ? ) 昭和31年卒

1985年6月、長年の懸案であったDWV OB会の設立機運が盛り上がり、同年10月東京霞ヶ関ビルの東京会館”天星苑”でOB30名、先生方5名のご出席の下”獨協学園WV部OB会設立準備総会”が開催されました。まず、設立準備委員会のメンバーとして打矢之威(31年卒)、若井 永(32年卒)、井上正巳(32年卒)、滝 正彦(36年卒)、假屋園茂雄(38年卒)、中川眞之介(39年卒)、中尾一成(39年卒)の各年代のOB諸氏を選出し、打矢が初代会長役を担うことになりました。

その後紆余曲折を経て1986年6月に正式にOB会が発足したのは各位ご承知のとおりです。

爾来毎年、6月の総会開催と会員相互の親睦、現役の活動にも協力、或いは毎年9月小諸の学園寮泊まり込みバーべキュー大会など切れ目なくOB諸氏とその家族も含めた関係者の親睦を計ってきました。

獨協学園WV部が創設されたのが1955年、OB会が1986年、今年で夫々63年と32年の歳月が経過したが、今日まで切れ目なくその設立趣旨を踏襲して活動してきたのは誠に立派なもので会員諸氏のご努力とご協力には心から敬意を表したいと思います。

さてOB会の母体は言うまでもなくDWVそのものです。初期メンバーは森本悌次、加藤直之、丸山 進、赤瀬 堯、打矢之威ですが、残念ながら加藤氏は3年前、森本氏も2年前に亡くなりました。若いころ一緒に山登りを楽しみ、晩年になるまで親交を重ねてきた長年の友を失う寂しさは言葉に表せません。

思い出すに高校1年の時、森本、加藤と3人で御坂山塊の三つ峠と節刀ヶ岳に登った時の富士山の雄姿に感激し何とか我々の代にワンダーフォーゲル部を作ろうと話し合ったものでした。

高校卒業後は森本は北海道大学、加藤は千葉大学、私は早稲田とそれぞれ進む方向は異なりましたがDWV時代の初志は変わることなく夫々切磋琢磨してお互いに励まし合い、笑い合い生涯の友人として付き合ってきました。ここに幽明相隔っても培った絆は消えることはありません。

DWV.OB諸氏も、現役の若い皆さんもWV活動、山登りの経験をとおして生涯の友人を持たれていると思いますが、なんと幸せなことか人生の糧としてこれに勝るものはありません。

DWVとDWV.OB会活動への参加により私は人生を豊かに送ってきたことを誇りに思います

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