乗鞍岳噴火警戒レベルの運用開始

長野県「乗鞍岳」の火山噴火警戒レベルの運用が3月18日から開始されることになりました。

乗鞍岳は「火山防災のために監視・観測体制の充実が必要な火山」として気象庁による24時間常時監視体制にあったものの自治体の安全避難体制の整備が遅れていたために導入できないでいた噴火警戒レベルの運用が開始されることになりました。

<本州で噴火の危険がある火山>

岩手山、吾妻山、磐梯山、日光白根山、草津白根山、御嶽山、富士山、箱根山

<本州で上記以外24時間常時監視体制にある火山>

秋田焼山、秋田駒ヶ岳、那須岳、浅間山、新潟焼山、焼岳、蔵王山、安達太良山、白山、箱根山、伊豆東部火山群、岩木山、鳥海山、栗駒山 乗鞍岳、八甲田山 弥陀ヶ原

上記の火山のうち火山噴火警戒レベル体制がまだ運用されていない火山は下記の3つになりました。

栗駒山 八甲田山 弥陀ヶ原

メールマガジン2月号/2019

DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン2月号/2019の配信です。


△▲△▲△        も くじ  △▲△▲△
【1】乗鞍岳噴火警戒レベル運用開始

【2】懐かしい登山用具

【3】映画「八甲田山」と雪中行軍の真実

【4】Face Bookでも情報を提供

【5】行ってきました 山行Now

【6】編集後記

【7】記事の募集とメールマガジンについて

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【1】乗鞍岳噴火警戒レベル運用開始


乗鞍岳は「火山防災のために監視・観測体制の充実が必要な火山」として気象庁による24時間常時監視体制にありました。しかし、自治体の安全避難体制の整備が遅れていたために導入できないでいた噴火警戒レベルの運用がいよいよ3月18日から開始されることになりました。


<本州で噴火の危険がある火山> 
岩手山、吾妻山、磐梯山、日光白根山、草津白根山、御嶽山、富士山、箱根山
<本州で上記以外24時間常時監視体制にある火山>
秋田焼山、秋田駒ヶ岳、那須岳、浅間山、新潟焼山、焼岳、蔵王山、安達太良山、白山、箱根山、伊豆東部火山群、岩木山、鳥海山、栗駒山、乗鞍岳、八甲田山、弥陀ヶ原


今回乗鞍岳の運用が開始されることになったので、上記の火山のうち火山噴火警戒レベルの運用がまだない火山は下記の3つになりました。
 八甲田山 栗駒山    弥陀ヶ原
ちなみに噴火警戒レベルが2以上の火山(海洋火山島を除く)は吾妻山2、新燃岳2、えびの高原2、 口永良部島3 、 桜島3になります。
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【2】懐かしい登山用具や登山用具店


先日、高校生の時には買いたくても買えなかったシャルレ・モンブラン(ガイド)の木製シャフトのピッケルをヤフーのオークションで買ってしまいました。10,820円でした。サンドペーパーでサビと汚れを落とし、シャフトに今やΩ-3脂肪酸として人気になっている亜麻仁油を塗って蘇らせました。今度どこかの山に持って行こうと思っています。


さて、当時(1960年代)のピッケルの値段は門田が4,000~5,000円、シモンが5,000~6,000円、シャルレが8,000~9,000円だったようです。とりわけモンブランガイドはヘッド部分に他のピッケルのブレードを差し込んでハシゴとして機能できる湾曲した穴が空いてるガイド用と謳っていた人気のモデルでした。同じくシャルレのスーパーコンタ、シモンのスーパーDやスーパーE、他にカシンなども人気でした。国内メーカーでは門田、二村、エバニュー、東京トップなどでした。


登山靴で当時人気だったのはノルディカ、ドロミテ、ガリビエール、ガルモント、ライケル、ザンバラン、アゾロなどでしょうか。国内メーカーでは四谷の「たかはし」や飯田橋の「二葉」、カモシカスポーツなどだったでしょうか。
登山道具屋では大倉大八氏の「欧州山荘」、星川氏の「チョゴリザ」、南博人氏の「渋谷みなみ」などクライマーが開いていた店も人気でしたが、残念ながら今はみんななくなってしまいました。


当時からあるお店で現在もなお営業しているお店のうちキスリングの「さかいや」は小さいながらも周辺に店舗数を増やしていますし、ICI石井もグループで店舗数を増やしています。キスリングの「片桐」、登山靴の「ゴロー」も登山靴やテントの「カモシカスポーツ」、「秀山荘」、「好日山荘」、「ニッピン」なども現在でも営業が続いています。


現在、登山用品のメーカー(および小売店)として急成長しているのがモンベルでしょう。モンベルは高田光政に次いでアイガー北壁を21歳にして日本人第二登を果たした辰野勇氏が1975年に創業しました。良い製品が比較的安いという事もあって人気になっています。国内アウトドアメーカーとしてアイテム取り扱い数でも店舗数でも国内トップでしょうか。
ちなみに日本での登山用品の人気メーカーは1位がモンベル、2位がノースフェース、3位がパタゴニアだそうです。
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【3】映画「八甲田山」と真実


先日BSフジで1977年公開の高倉健主役の映画「八甲田山」が放送された。それだからでしようか本ホームページの伊藤薫氏の「八甲田山消されたの真実」をもとに書いた「八甲田山雪中行軍遭難事故」の記事へのアクセスが今月40回を超えて続いています。インターネットのキーワード検索でヒットしてのアクセスと思われます。ちょっとした記事でもインターネットで誰でもが閲覧できる環境にあれば当然会員外の目にも晒されている訳で、そのことを念頭に置いて発信しなければならない事を実感しています。 映画の放送を録画しておいたので、もう一度八甲田山の雪中行軍をどのように描いていたか確認しながら見てみたいと思っています。


八甲田山雪中行軍の遭難事故はもう117年前のことになります。単なる遭難事故ではなく軍隊の無責任な作戦上の失策で、起こるべくして引き起こされたものであり、不条理にもたくさんの兵を死なせた事件とその隠蔽によって作られたた事故だったのではないかでと思います。
2018年3月18日の八甲田山雪中行軍遭難事故の記事はこちらからご覧ください。
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【4】Face Bookでも情報を提供


Face BookではDWVの山行写真のアーカイブスや山のトピックスなどを掲載しています。OB会員外の方のフォローもあります。Face Bookに登録のある方は一度フォローして覗いてみてください。@dwvob.jp
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【5】行ってきました 山行Now


妙義山(中間道) 2019年2月7日 手島達雄( S47年卒)


赤城山、榛名山と並ぶ上毛三山の一つに数えられるアーチ状の奇岩が特徴的な険しい岩山です。縦走路では滑落事故が多発しており死傷者も出しています。今回は地元の小学生や年配の女性でも登っているという中間道を歩いてきましたが、それでも結構スリリングな鎖場もありました。現在崩落のため中間道は途中で寸断されており、中間道は石門巡りの回遊ルートが中心かと思われます。

雲竜渓谷2019  2019年2月12日 田中廣明(S43年卒)

田中廣明氏の360度カメラの画像になります。360度を引き延ばし回転図のような変わったアングルの写真です。2019年2月中旬実施の山行ですが、まだ氷柱は崩れていなかったそうです。


岩殿山(634m)  2019年2月21日 手島達雄(S47年卒)


東京スカイツリーと同じ634mの標高の山梨県大月駅近くにあるカブト状の岩が特徴で、かつて都留郡の国衆である小山田氏の山城があった低山です。落ちのびる際に赤子を突き落としたという「稚児落とし」という岩山などもあり、歴史や地質的にも面白味のあるハイキングが楽しめました。
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【6】編集後記


今年は例年より降雪が少なかったのか、山での積雪量もだいぶ少ないようです。いつもならこの時期積雪がある山でも積もっていない所も多いようです。
先日行った妙義山や岩殿山の麓ではフクジュソウが花盛りでした。ウメやサクラなどを眺めながらの低山歩きも楽しい季節になってきました。
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【7】記事の募集とマガジンについて


このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。
本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせメールは dokkyo.wvob@gmail.com 担当手島までお願いし ます。

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獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会 メールマガジン

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岩殿山(634m)

岩殿山 2019年2月21日

東京スカイツリーと同じ標高634mの岩殿山は中央高速道の大月の手前にある岩殿トンネルの上にあり、兜状の岩壁(鏡岩)が特徴の山です。歴史的にも地質的にも話題性のある山でもあります。4時間弱のハイキングでしたが、鎖場や岸壁の縁歩きなどスリルも結構ありました。


中央線大月駅

中央線大月駅を出て、すぐ左の商店街を通り抜け、踏切を渡たり東電大月支社の脇を通って道なりに進んで行きます。

市民会館入口を左に橋を渡り、駐車場の脇を通ってそのまま139号線を上がっていくと左手に岩殿山登山口があります。

この階段の下あたりを中央高速のトンネルが通っているようです。

1917年9月の台風5号による大雨のためにいろいろな所で土砂崩れが発生し、現在なお災害復旧工事が進行していました。しばらくは入山すらできない状態だったようですが、現在は迂回ルートによる入山が可能になっているとのことでした。しかし、丸山公園のトイレはまだ使えない状態でした。

天気も良かったので、いろいろな所から富士山がとても綺麗に眺められました。

ふれあいの館

後で分かりましたが、このふれあい館には山岳写真家の白旗史朗さんの作品を展示している写真館(大人300円)が併設されていたようでした。

カウンターが設置されていて、「通過する人は1回だけ押してください」と書いてありました。

礫岩(河原や海岸の砂利や石、粘土が圧縮凝固した岩石)

岩殿山の地質

地質的にはこのあたりはかつて関東山地の端で海に面していて、太平洋プレートに乗った古代丹沢山地(火山島)が衝突、続いて同じく古代伊豆半島(火山島)が衝突したたことにより堆積された丸く削られた砂利や石と粘土が圧縮されて礫岩となり(桂川礫岩層)、更にどんどん隆起していき小高い山となったということです。今でもなお10年で1センチくらい高くなっているようです。

結構階段のぼりが続きましたが、ふれあいの館から10分くらいで岩殿城址への分岐になります。

揚城戸跡(第二の関門)

揚城戸(あげきど)跡ということなので、この大石の間に上に揚げて開く扉があったのでしょうか。

番所跡

かつて礫岩の大路頭があったそうですが、崩落の危険があったので頂部を破砕撤去したと表示された看板が立てられていました。

この先が破砕された路頭の端になります。

馬屋があった跡のようですが、左部分がここも崩落していて通行止になっていました。いろいろな所がだいぶ崩落しているようでした。

秀麗富嶽十二景 八番山頂 岩殿山634mの山頂部 (石碑は乃木希典の詩碑)

岩殿山城は甲斐国都留郡の国衆である小山田氏の居城になります。

中央高速道路

分岐まで戻って「稚児落とし」方面に向かいます。

分岐からは築坂峠までどんどん下って、峠からは鎧岩に向かって登り返します。

築坂峠

鎧岩の鎖場は2箇所連続してありますが、難しくはないもののそれでも息が上がりました。兜岩の鎖場は崩落のため通行禁止になっていたので、迂回路を行くことになりました。

トラバースの部分の一部が危険な状態にあるようでした。
鉄塔のある天神山
天神山の祠

いよいよ「稚児落とし」の岩壁が見えてきました。稚児落としは小山田信茂の側室の千鳥姫が2児を連れて落ちのびる際に泣き出した赤子を追手から気づかれぬように家来が姫から奪って崖から投げ落としたという謂れがあります。

このコースのハイライトでしょうか。端は丸くカーブしているのでチョットひびります。結構迫力がありました。

分岐点

歩いてきた稚児落としの岩壁を望まれるポイントですがなかなか下を覗き見するには勇気がいります。

痩せ尾根になった崖の上の薄っぺらな根が木ごとひっくり返っていました。

ここで登山道は終わり、林道を経て自動車道になります。

舗装道路を左に大月駅に向かいます。

フクジュソウやレンギョウが咲いていました
中央高速の下を行きます

高速下を過ぎたら、二股を左に行きます。

橋を渡って道なりにカーブしていくと駅はもう少し。T字路の右にある歩道橋を上がって左に行くと線路に沿って大月の駅に至ります。

歩道橋から岩殿山周辺の山を展望

富士急の大月駅が手前にあり、少し進んでJR大月駅到着です。3月16日から中央線の特急は全て座席指定になるということでした。

S47年卒 手島達雄


コースDATA

7:58 大月駅  8:15岩殿山登山口  8:30カウンター  8:55岩殿山山頂  9:06分岐  9:23築坂峠    9:40兜岩鎖場  10:08天神山  10:25稚児落とし  10:56林道  11:17高速下  11:30歩道橋  11:30大月駅

高梨ノート 1978年 丹沢

53年6月10日 丹沢山行

C.L.井門隆夫   S.L.松山 明 今西一彦   板橋利昌(H1-1) 守屋敦(H1-5) 相川倫男(H1-5)

佐藤公武 白川元章  高梨 飯島

6月10日

12:45 新宿(小田急)  渋沢(320円)  15:00テント設営 17:30 井門、松山来る。 19:15ミーティング 20:20消灯

6月11日

4:00起床 5:20朝食 5:50テント撤収 6:00出 6:30休 6:35出 7:05休7:17出 7:50駒止通過 8:10休 山頂まで2,500m地点 8:15出 8:40小葦平 9:10休 9:15出 9:45 山頂風強し 10:20休昼食 11:20出 11:40休 11:45出 12:12休 駒止茶屋 12:22出 13:15バス停 14:05乗車 14:20渋沢 バス代140円

DWV顧問 高梨富士三郎 記録

高梨ノート 1978年 棒ノ折山

昭和53年4月22日〜23日 春の山行

百軒小屋 奥茶屋 獅子口小屋 川苔山 山ノ神 鳩ノ巣

C.L. 井門 松山 OB広田 中山   佐藤(H3-4)   古茂田(H3) 藤川(H1) 板橋(H1)

4月22日 

学校出発12:15 立川–早稲田290円 14:45川井 14:50出 15:17休 食料を店で購入 15:25出 16:05奥茶屋 奥茶屋経営者の言 4月現在一般使用は許可しない。学校関係であること。責任者を明確にした上で使用を許可してもらう。(テント場の使用) 1人200円 18:30夕食 19:30—21:10ミーティング 21:20消灯

4月23日

5:00起床 7:00朝食 8:00出 8:35休 8:40出 9:05休 9:10出 9:45山頂 11:30飯島君来る 11:30出 12:15林道休 12:30出 白谷沢、落合方面は通行不能 ダム工事  13:10飯能(260円バス) 14:30 本川越(220円)

DWV顧問 高梨富士三郎 記

高梨ノート 1977年 川苔山

昭和52年9月24日〜25日

百軒小屋 奥茶屋 獅子口小屋 川苔山 山ノ神 鳩ノ巣

C.L.佐藤公武(H2-4) S.L. 鈴木正嗣(H2-5)  古茂田正光(H2-3) 白川元章(H2-5) 平野康一(H2-5) 井門隆夫(H1-2) 松山 明(H1-6)

高梨 飯島

9月25日4:00起床 5:30朝食(晴雲なし) 5:30朝食 7:05出 7:25休 7:30出 途中林道(自動車通行可)から登山道へ入るかむ表示が明らかでないから要注意 8:10出 8:40休 8:45出 9:15休 9:20出 平野バテル 9:50獅子口小屋休 10:10出 ●谷出合10:55 川苔頂上11:30 昼食 12:30出 12:55休 13:00鳩ノ巣駅 15:15乗車 (310円 国分寺まで)

9月24日立川 13:48 奥多摩行(早稲田—中野) 180円 14:45川井 15:20休 15:25出 16:05奥茶屋 テント設営(曇) 18:20夕食 20:24 消灯

DWV顧問 高梨富士三郎 記録

高校生の冬山登山について

栃木県高体連の那須岳で行われた冬山安全合宿での雪崩遭難事故を起因としてスポーツ庁と栃木県教育委員会は高校生の冬山登山について関係先に通知し適正な対応を求めています。


 スポーツ庁では「冬山登山」を主に積雪期における登山とし、時期に関わらず、気温の変化や降雪、積雪などの気象条件による凍結、吹雪、雪崩等伴う転滑落、埋没、凍傷、低体温症などにより遭難事故が発生する可能性のある環境下に行う活動と定義し、原則禁止としています。ただし、スキー場でのスノースポーツや条件付きで登頂を目的としない歩行やテントを張るといった雪上訓練を認めています。


 それに対して栃木県教委は高度な技術を持つ指導者の確保が困難と判断し、雪上訓練を含めて冬山登山を全面禁止としました。一方「冬山登山」を積雪期にある山への登山とし、冬季であっても低山等の積雪期にない山への登山は時期に関わらず冬山登山ではないとしています。冬季でも標高約1,000メートル未満で積雪のない山については、専門家との協議の上、県内や近隣県の14ルートを指定し、登山を認めるとしています。積雪期以外の登山は、登山指導歴5年以上で指導員資格を持つ者、または県指定の研修などに参加した者の引率を必須とし、生徒10人当たり1人以上置き、難易度の高い山に登る場合は、アドバイザーの同行を推奨するとしています。

妙義山 中間道

妙義山 2019年2月7日


妙義山は赤城山、榛名山と並ぶ上毛三山のひとつで白雲山、金洞山(中之岳)、金鶏山などのピークからなる総称で、上信越道を走っていると碓井峠の前に現れるゴツゴツした険しい山容が特徴的な山です。稜線の縦走は上級者コースで滑落により多くの死亡・重傷事故者も出している山でもあります。すごく怖いと聞いていたので、今回は初心者でも大丈夫という中間道を歩いてきました。

松井田妙義IC出入口

松井田妙義ICから213号線を5分くらいで道の駅「みょうぎ」に着きます。ガイドブックにはここに車を止めてということでしたが、登山者専用駐車場が下にあるということだったのでトイレを済ませてから車でそちらに向かいました。当日は他に1台しか止まっていませんでした。専用駐車場は道の駅「みょうぎ」の真下辺りにあり車道とは別の階段で上がることが出来ました。

道の駅「みょうぎ」駐車場から見た白雲山
この上に道の駅があります

まずは妙義神社に向かいました。大きな鳥居があり、参道を行くと長い階段が続き、格調高い妙義神社の社が続きます。

本殿左脇から中間道登山道に向かいます。

下調べをしていなかつたので知りませんでしたが、中間道は第二見晴から先が崩落しており、現在通行禁止となっていました。折角ここまで来たので行ける所まで行ってみることにしました。

注 2019年3月8日から中間道は整備が完了し通行可能になっています。

道の駅から見えた「大の字」への分岐ですが、どんな感じなの分からなかったのでスルーしました。

第一見晴に到着。金鶏山が眺められます。

大黒の滝

現在、登山道の付け替え工事が進められていました。この時も新しく木階段と金属製の階段の設置工事が行われていました。

第二見晴からの眺望です。

金鶏山はトサカっぽい

ここから先はやはり通行できなかったので、登山口まで引き返しました。

登山口の登山届のポストの中に下記のマップが入っていました。中間道は第二見晴で寸断されており、中間道は中之岳神社から見晴台、第四石門ね四阿、大人場、金鶏橋、妙義神社、道の駅みょうぎの迂回ルートを推奨していました。ただし、駐車地点まで車道を戻るのが大変です。

妙義神社参道に咲いていたフクジュソウ

車に戻って、今度は中之岳駐車場にへ向かいました。金洞山中腹の石門をめぐって戻ることにしました。

中之嶽神社

石門群コース登山口まで妙義神社方面に400m戻ります。

石門群登山口
第一石門
石門のこてしらべ

一般道とカニの横バイとの分岐です。

第一石門
「カニの横バイ」のトラバース
「たてばり」の登り

第二石門を通過です。

「たてばり」の下り
「片手さがり」

途中、第三石門の往復があり、第四石門到着です。

石門の向こうに大砲岩が見えます。大砲岩方向へ登っている人の姿が思いの外大きく見えました。遠くに見えましたが、意外と近いようでした。

先を行くと戻ってくるのが面倒なので、ここまでにして戻ることにしました。

第四石門ひろばの四阿

中之岳駐車場に戻ってきました。現在の中間道は寸断されているので通行不可ですが、あと1ヶ月もすれば通行可能になりそうです。それまでは中之岳駐車場を起点として石門群登山口から半分を一回りするのが良さそうです。

帰ってからはじめてWebでコースを調べてみましたが、上級コースへはやはり足を踏み込まなくでよかったとつくづく思いました。本当にとても怖そうでした。

中之岳駐車場から見た金洞山

S47年卒 手島

コースDATA

松井田妙義IC8:20  道の駅みょうぎ8:25 登山者専用駐車場8:35 道の駅みょうぎ8:40 神社大鳥居8:45 妙義神社本社8:55 妙義山中間道入口9:00 大の字分岐9:15 第一見晴9:16 第ニ見晴9:40 妙義山中間道入口10:12 登山者専用駐車場10:30 道の駅みょうぎ10:40 中之岳駐車場11:10 石門登山口11:15 第一石門11:20 カニの横バイ11:30 第二石門 たてばり 片手さがり11:37 第三石門 石門広場11:50 第四石門 石門登山口12:15 中之岳駐車場11:20 松井田妙義IC11:50

年末年始の山岳遭難事故

昨年12月29日から今年の正月3日までの山岳遭難事故は全国で30件、遭難者は40人だったそうです。そのうち1名が死亡、負傷者は12人でした。捜索救助に投入された人員は162名に及んだとのことです。


年齢別では40歳代が11人で、50歳代以上を合わせた中高年が半数以上を占めていたようです。そのうちゲレンデ外の斜面を滑るバックカントリースキー中の遭難が6件13人で、11人が外国人であったということです。日本はパウダースノーの新雪スキーが楽しめるので海外から滑りに来る人も多いようで事故も多くなっています。長野県の白馬乗鞍スキー場ではフランス国籍の男性5人が道迷いで遭難救助されています。


年末年始は比較的好天に恵まれたので登山事故は少なかったようですが、登山中の遭難事故では、12月29日に甲斐駒ケ岳で50歳代男性が下山中道迷いで遭難救助されています。12月31日には剱岳で男性2名が凍傷による行動不能で救助要請があり、6日振りに救助されています。1月2日には槍ヶ岳で登山中の40歳代の男性が滑落して救助要請があり、無事救出されています。唐松岳の八方尾根付近で登山中の40歳代の男女2人が荒天のため行動不能で救助要請があり無事救助されるなどの遭難がありました。

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