2015年以降DWV山行記録を掲載しました

平成28年卒の新しいOBである内田君から山行記録を報告いただきました。早速、2015年以降のDWV年次山行記録一覧に追加して記載しました。詳細は追って掲載していきたいと思っています。まだ、途中の山行記録が抜けていますが、近頃のDWVの活動を知ることができ、またネットを通して繋がれたことはとても喜ばしいことと思っています。

本仁田山(1,224.5m) 奥多摩

2017年10月12日

秋雨前線の影響でこれからしばらく各地とも天気が悪い予想で、仕事が休みのこの日、雨マークがないのは南関東だけだった。半日程度で登ってこられる山ということで、まだ行ったことがない奥多摩の本仁田山に登ってきた。

青梅線 奥多摩駅
駅を出て右に道を進んで橋を渡る

橋を渡って右手に行き、川に近い方の道を進むとまた橋が現れる。
橋の下には国際ます釣り場
しばらく林道を登って行く。

舗装された林道を20分ほど登った安寺沢集落が登山道入り口である。

本仁田山周辺のスギの森はとても美しく、手が行き届いていた。

登山道を少し進んで行くと乳根観音との分岐に至る。本仁田山の登山道は右手だが、乳根観音は左に1〜200mくらい行った所にあるようなので行ってみ.ることにした。

乳房観音は鎌倉時代にこの地に来た落人が持参していたイチョウの実を蒔いたということで、巨木に育ったイチョウ(樹齢6百年)が2mにもなる乳根が無数に垂れてきたことを祝って観音さまを祀ったものだそうだ。(イチョウは巨木になると枝から老婆の乳のような枝が垂れ下がってくる)

そのイチョウはその後伐採されてしまったそうだが、現在そのイチョウの株元から育った2本の新しい芽はすでに巨木になっている。高さはあるものの、枝はまだ細いので乳根が垂れ下がってくるのはまだ先のようだ。

登山道入り口近くにはキンミズヒキが多数自生していたが、登山道の其処彼処にいろいろな秋の花が咲いていた。残念ながら、名前はよく分からなかつた。

綺麗に植栽されたスギが切れて、左手には明るい広葉樹の樹林帯が広がってくる。登山道にはいろいろなドングリがどっさり落ちていた。

落ちていたドングリは形や大きさもいろいろ違っていて、ミズナラ、クヌギ、コナラなどと思われた。ドングリは樹種によって形や大きさの違うので、見上げた樹木と照らし合わせてみるのも面白い。

クリスマスリースに付けるために少し拾っておいた。ドングリはそのままだと虫が入っていることが多いので、電子レンジで加熱して保存しておこうと思っている。

登り進んで行き、根が露出した急登を登って行くことになる。

11時20分。本仁田山、山頂到着である。

登山道には蜘蛛の巣がたくさん張っていたので、今日初めての登頂者だと思う。途中1名を追い抜かし、下山時に川苔山からと思われる登山者2名に会ったので、この日山中であったのは3名だけだった。

頂上の丸太のベンチでアルコールバーナーでお湯を沸かして、早めの昼食をとる。アルコールバーナーは軽るいので試してみようと用意していたもの使ってみようとバーナーとシェラカップの組み合わせで持って来ておいたものだ。軽かったのは良かったが、沸騰するまで思いの外時間がかかり、ちょっとイラつく。使用後、バーナーが冷えるまで時間がかかるのもマイナスポイントか。魔法瓶でもインスタントラーメンやスープ、コーヒーなどだったら十分の暖かさが確保できるので、魔法瓶の方かポイントが高そうだ。

赤松の巨木

林道との出合は少し広く開けていて、少し下がった杉林の中に祠が安置されていた。大根ノ山の神の祠である。

林道と別れ、再度登山道を下山して行く。鳩ノ巣駅まではあと30、40分ほどである。

ちょっと前に電車が通り過ぎていく音が聞こえていたが、上り電車だったことは後で分かった。もう少し早く歩いていれば50分近くも待たされなかったのに・・・。

蕎麦でも食べたいと思っていたが、駅前の2軒の茶屋は平日だったためか開いていなかった。とりあえず、駅前のベンチで汗びっしょりになった上着を着替えて、電車の時間まで時間で待つことにした。

まだ2時過ぎなのに空は暗くなってきて、今にも雨が降り出しそうだった。

暗く展望もあまりない奥多摩の低山ではあるが、じっくり歩いてみると季節のいろいろな花を見つけられたり、整えられたスギの植林と広葉樹の自然樹林が混在した里山の風情を楽しむことができてよかった。

これから、花の名前も調べなくては・・・。

S47年卒 手島


コースDATA

青梅線奥多摩駅8:40 安寺沢集落9:15 乳房観音9:20    本仁田山11:20 瘤高山11:50 大根ノ山の神12:50 青梅線鳩ノ巣駅13:25

三本槍岳(1,917m) 那須連山

2017年10月1日

秋晴れを狙って那須の三本槍岳を登ってきた。”槍”と名がついているのでとんがった山なのかと思ったが、山の形からついた名ではなく、山頂が会津藩、黒羽藩、芦野藩の三藩の境であったことから各藩で頂上に槍をたてことが由来のようだ。

東北自動車道の那須高原SAのスマートICで降りて登山口の「マウントジーンズ那須」スキー場へ向かう。茶臼岳や朝日岳などの那須連山が青空にくっきりとした姿を見せていた。

今回は「マウントジーンズ」スキー場からロープウェイを使って往復する標準4時間の紅葉お手軽登山である。

駐車場は無料で、駐車場からは道の下のガードをくぐって行くとスキー場の入り口があ。通路にテーブルが置かれ登山者に対しては登山届けを書くスペースが設けられており、書いた登山届けはロープウエィ切符売り場に提出することになっていた。登山届けは受付で管理されており、往復の場合は帰着を申し出て登山届けを外すシステムになっている。

ロープウェイ山頂駅にはカフェレストランがあり、上は広場になっており、ドックランや周回散策路などもあり、左に行くと展望台がある。展望台からは三本槍岳は見えないものの、茶臼岳や朝日岳などがよく見渡せた。

展望台からリフト方向に戻り、そのまま右手に進んで行くと新展望台があり、左に曲がりながら先に行くと北湯に向かう周回コースと分れ、清水平、三本槍への登山が始まる。

ゆるやかな登りのブナやミズナラなどの樹林帯を10分ぐらい行くと左に鬼面山、茶臼岳、朝日岳などの那須連山を見ながらの真っ直ぐに続く明る大倉尾根の気持ちの良い登りになる。

左手には紅葉した朝日岳の山容を眺めながら右手に前岳を経由して赤面山方面への分岐を過ぎるとスダレ山への登りになる。

スダレ山を越えて下って行くと、清水平への分岐になる。

分岐を左に清水平方面に行くと、木道がある清水平の湿地を経由して朝日岳、茶臼岳への縦走路と熊見曽根を経由して三斗小屋温泉に至る登山道になる。

どんな感じなのか、ちょっと清水平が見渡せる地点まで行ってみた。鞍部に木道が続いていた。

ルートに戻ると、いよいよ三本槍の頂上への登りとなる。

三角点のある那須連山の最高峰、三本槍岳頂上の到着である。

30人くらいの女性のグループが上がってきて、頂上は溢れんばかりの賑わいになってしまった。ゆっくりコーヒーを飲んでいる雰囲気ではないので、眺めを楽しんでからそそくさと退散する。

秋晴れの中、そこそこ紅葉も楽しめた山旅だった。1,500mから上はすでに紅葉が楽しめるようた。

時間が早かったので那須高原のステンドグラス美術館を見学して帰路に着いた。                                 (S47年卒)  手島達雄


DATA

マウントジーンズ駐車場9:20 マウントジーンズ山麓駅9:25 マウントジーンズ頂上駅9:40 展望台9:45 登山口9:50 中の大倉尾根  赤面山分岐10:50   大岩11:10    清水平分岐11:15  三本槍岳頂上11:35    ロープウェイ山頂駅13:05


付録 那須ステンドグラス美術館(セント・ラファエル礼拝堂)

那須町高久丙1790   Tel0287-7111

 

 


三本槍岳(1,917m) 中の大倉尾根からの眺め     2017年10月1日

メールマガジン9月号 / 2017

獨協中学・高等学校ワ ンダー フォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2017/ 9 / 26

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【1】秋の親睦会
【2】DWV山行記録とOB会活動記録
【3】行ってきました 山行Now
【4】編集後記
【5】記事の募集とメールマガジンについて
 
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【1】秋の親睦会
 
9月17日、18日に計画していた「秋の親睦会」は大型台風18号が17日に本州を縦断するということで、残念ながら中止となりました。またの機会にお会いしましょう。
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【2】DWV山行記録とOB会活動記録
 
「秋の親睦会」の折に配布して参加者の皆さんに確認いただこうと”記念誌編集委員会”で作成した「0B会活動年史」と「独協学園ワンダーフォーゲル部年次山行記録一覧」をPDFに落としてホームページに公開しました。これらの資料は訂正や加筆の必要のある検証中の資料になります。多くの方に目を通していただき、お気付きの点を連絡いただければと思っていますので、よろしくお願いします。
なお、ホームページの「OB会の活動記録」と「DWVの年次山行記録」の各活動には新しい画像や計画書などをリンクさせて組み込み直しましたので、是非ご覧下さい。DWV年次山行記録 OB会活動記録
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【3】行ってきました 山行Now
今月は山行記録の投稿がなかったので、8月に手島が行った3つの山をご紹介します。
「お岩木山」と親しまれ、津軽平野にあって地域文化のシンボル的な存在にもなっている独立峰で百名山にもなっている山です。
・八甲田山 大岳 (1,585m) 2017年8月21日    https://dwvob.sakura.ne.jp/wp/2017/08/26/八甲田山%E3%80%80大岳1585m/
岩木山と同じ青森の百名山で、日露戦争前の明治35年に陸軍の冬期訓練で200名近くの死者を出した雪中行軍の舞台になった山としても有名です。
・白馬岳 (2,932m) 2017年8月27日〜29日  https://dwvob.sakura.ne.jp/wp/2017/09/02/白馬岳2932m/
後立山連峰の最高峰で、最盛期には登山者がアリの行列のように一列になって大雪渓を登る人気の山でもあります。
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【4】編集後記
「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、さすがに日も短くなり、関東地方でも朝夕はぐっと涼しくなって秋の気配が感じられるようになりました。
2,500mあたりの山ともなると既に薄凍りが張り、高原は”草紅葉”に変わってきています。装備を整え、紅葉の山旅も楽しみたいところです。
連休に妙高・火打にテン泊で行こうかと思っていましたが、上越地方は雨マークが消えなかったのでとりやめました。
“秋の夜長”、懐かしいDWVの山行記録やOB会活動記録をホームページで見てはいかがでしょうか。
また、Facebookにアカウントがある方は昔のDWV山行の画像を週に何回かずつ順次アップしていますのでご覧いただければと思います。@dwvob.jpで検索していたたき、フォローしてください。
 
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【5】記事の募集とマガジンについて
 
 
このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせは dokkyo.wvob@gmail.com 担当手島までお願いし ます。

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