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2016(平成28)年9月18日(日)~19日(祝) 秋の親睦会

2016 年秋の親睦会

台風16号の日本列島接近も近く、断続的な激しい雨の中の親睦会になりました。外でのバーベキューは出来なかったので、食堂での会食になりました。参加者は打矢之威(31年卒)、井上正巳(32年卒)夫妻、若井 永(32年卒)、金有一先生(1999〜2006年顧問、佐藤八郎(35年卒)、高梨冨士三郎先生(1960〜1988年顧問)ご子息哲ご一家、千野一郎(33年卒)夫人、富樫克巳(43年卒)、手島達雄(47年卒)、二村謙次(47年卒)夫妻、中野 茂(49年卒)、柳澤孝嘉(49年卒)、お客様として橋本正樹夫妻、有我昭蔵夫妻の計20名とワンちゃん2頭になりました。翌日も雨。残念ながら山登りは中止し、10時くらいに解散となりました。

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7月〜8月の山岳遭難は660件

警視庁の発表によると今年(2016年)の7月〜8月の山岳遭難は660件で753人だったそうです。遭難者の数は昨年よりも減ったようですが、件数は1968年以降最多となったそうです。年代でいうと60代が197人、70代が130人、50代が111人、40代が99人ということです。そしてその原因は道迷いと転倒が半数近くを占めているようです。捜索、救助に動員された警察官は3508人、ヘリの出動回数は229回だったということです。中高年の遭難事故がやはり多いようです。

 

会津駒ケ岳(2,133m)

2016年8月19日〜20日

お盆が過ぎて、人出も少なくなっただろうということで、かねてから狙っていた会津駒ケ岳に行くことにしました。ランプの山小屋の「駒の小屋」に宿泊して、駒ケ岳と中門岳を登り、キリンテに降りる予定で天候の様子を窺っていました。しかしなかなか天候の具合が安定せず、小屋への連絡が前日になってしまいました。お盆過ぎなのでいつでも大丈夫だろうと高をくくっていたのですが、予約が一杯で受けられないということでした。登っている途中で15人くらいの高齢登山の団体を追い抜かしたので、その団体の予約のためだったようです。

東武日光線と野岩鉄道、会津バス利用だと登山口には早くても11時着になってしまいます。同じ登山口(滝沢)に降りるコースだとしても標準タイムだと7時間はかかります。しかし、今までコースタイムよりかなり早く登れていた自負があったので、5時くらいには下山できるだろうと桧枝岐の旅館を予約して出かけることにしました。ちょっとなめていました。

会津高原尾瀬口駅で降りた登山客は1人だけでした。鳩待峠の方はそれでもお客は多いのでしょうが、沼山峠口からのお客はすごく少なくなってしまっているそうです。特に水芭蕉明けとお盆明けは少ないということでした。したがって沼山峠行のバスの乗客も一人だけ。完全貸し切りの状態で滝沢登山口に着きました。途中ソバの花がきれいでした。

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バス停から舗装道路を30分くらい登ったところの片側にたくさん車が駐車していました。バスでの客はいないものの、車利用の登山客はそこそこいるようでした。登山口で登山届を書いて階段を上って登山開始です。はじめから急階段でちょっといやな感じ。案の定、それから先はかなりの急登。緩い山道でも始めの30分は体が慣れるまで苦しい思いをしますが、体が慣れないまま急登が続き、調子が出ずおかしいなおかしいなという気持ちのまま登っていきました。後で旅館の人から聞いた話によれば、この日の桧枝岐はこの夏一番の暑さだったさうです。タオルの汗ふきバンダナの汗を何度絞ったことか。

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急登は2時間近く続いたでしょうか。水場を過ぎ、やっと遥かかなたの山並みが見えはじめ、樹林の間から向こうの空が少し見え隠れするようになってはじめて比較的緩い登りになりました。

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しかし、その時はすでにくらくらの状態。大汗をかいたためでしょうか、太もももふくらはぎもつり出し、座るのにも大変な状態になってしまいました。出発が11時だったので、昼食の時間が中途半端でサポート用のジェリー2本と水だけで登ってきてしまったのも原因だったのではないかと思います。バテバテで駒の小屋と山頂が見える展望台まで来た時、既に時間は2時半を回っていました。少なくとも駒ケ岳まではと思ってなんとか登っていきましたが、あと少しで小屋という所まで来て、残りの体力と時間を考え登頂を断念することにしました。頂上には3時から3時半としても登山口には6時、宿まではそれから30分はかかってしまうと思われた判断でした。まあ、いい景色の所までは来られたので、今回は諦めることにしました。

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下りはそれでも少し元気になり、4時半くらいには登り口に着くことができました。宿は桧枝岐でも尾瀬に近い方で、ビールとソバが早く食べたい思いで、まだかまだかと思いながら国道を歩いていきました。桧枝岐村は国道沿いに墓が点在しており少し違和感を感じます。「星」姓と「平野」姓ばかりです。昨日は村祭りの桧枝岐歌舞伎があったということでしたが、その舞台に至る石の階段を仰ぎ見ながら宿への道を。宿について早速お風呂に入り、汗を流しました。ふろ上がりに夕食を待てずに早缶ビール。やっと疲れを癒すことができました。女将さんが「ずいぶんと日焼けしましたね。」と、言われてしまいましたが、それは酒やけですって。 (手島達雄 S47年卒)

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桧枝岐歌舞伎ののぼり

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メールマガジン9月号 / 2016

獨協中・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2016/09/20
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▲△  もくじ △▲
【0】 特集「HPがリ ニューアル」
【1】 第31回0B会総会の報告
【2】 秋の親睦会の報告
【3】HPから「行ってきました 山行Now」
【4】HPから「若き高梨先生の勇姿」
【5】メールマガジンについて━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0】特集リニューアルされ たHP常盤氏の労苦の元に立ち上げた本会ホームページですが、しばらく休止状態が続いていました。都合によりこの度、常盤氏から手島(S47年卒)に引き継ぐことになりました。これを契機に前ホームページ記事を元に、リニューアルすることになりました。設立以来長い年月引き継いできた獨協中・高等学校ワンゲル部やOB会の活動を是非後につなげていけるようお手伝いできたらと思っています。ご支援ご協力のほどよろ しくお願いします。
つきましては下記アドレスが本会の新しいホームページアドレスになります。記事を投稿したり、コメントを付けたりも出来ますので、是非いろいろ試していただきたいと思います。PCはもちろん、スマホからでも見やすい設計になっています。また、このメールマガジンとも連携していきたいと考えていますので、一度見ていただければと思います。dwvob.sakura.ne.jp/wp会員名簿には個人情報保護の観点からパスワードがかけています。パスワード******になります。自分だけの情報ではないのでお互いにパスワードの管理に気をつけてお願いいします。また、新しい世代に過去の歴史を残していくことも必要と考えています。当時の山行記録やデータなどお持ちの資料をお寄せいただき、資料の保管庫としても充実していきたいと思いますので、ご協力のほどよろしくお願いします。

【1】第31回総会が開催されました

7月17日の12時半から今年も小石川後楽園「涵徳亭」で第31回0B会総会が開催されました。今総会では長年会長として奮闘さ れた 中野氏が退任され、新会長に富樫氏が選出されました。中野氏については諸先輩が多い中よく皆をリードして会をまとめていただきました。 引き続き事務局としてその任に当たっていただけるということですので、よろしくお願いします。参加者は16名でした。

次に秋の親睦会の日程を協議し決定しました。懇談では会員各位の近況をはじめ、ワンゲル草創期のエピソードなども披露さ れ、貴重なお話を聞くことが出来ました。

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【2】秋の親睦会の報告

昨年度は開催が見送られた親睦会ですが、今年は9月18日(日)、19日(祝)に実施されました。あいにく台風16号が列島に近づいて来ているということで、雨の中の親睦会になりました。参加者はお客様を含めて20名でした。

【3】HPから「行ってきました 山行Nowから」をご紹介

今回はロープウェイなどを利用し、4時~5間程度で気軽に楽しめる3つの山をご紹介

◆筑波山

東関東の独立峰でガマの油でも有名な筑波山です。この山、意外と楽しめます。ケーブルカーやロープウェイなどを使えば頂上直下まで 行け ますが、歩いてみると高尾山よりも面白いかも。いろいろな奇岩を潜り抜けたりしながらの稜線ハイキングはあきさせません。頂上下 の茶店でビールも楽しめます。孫を連れてのハイキ ングにももってこいの山です。
https://dwvob.sakura.ne.jp/wp/2016/01/05/tsukubasan/

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◆日光白根山

往復ロープウェイを使って天気がよければ山頂から中禅寺湖も眺められ、トンビの鳴き声が響きわたる静かな阿弥陀ヶ池での昼 食も 楽しめます。ロープウェイ頂上駅には足湯もあります。

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◆安達太良山

「東京には空がない。」とうフレーズの「智恵子抄」でも有名な山で、会津磐梯山と並んで福島を代表する名峰です。ロープウエ イ下の岳温泉までの バスの便はあまり良くないので、クルマ利用が向いているようです。

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【4】HPから 「若き日の高梨冨士三郎先生勇姿」

ワンゲル顧問を務められた高梨先生の若き日の勇姿をHPのmemorys 年次山行記録からご紹介

高梨先生は昭和元年生まれなので、生きていたら今年で90歳になります。1997年8月14日(享年71歳)が命日なので、もう亡くなられて19年にもなります。ホームページに収められている、若く力強い姿をご覧ください。(1960年 戸隠 高妻山の記録から)

https://dwvob.sakura.ne.jp/wp/1960年%E3%80%80冬合宿%E3%80%80戸隠%E3%80%80高妻山/
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【5】メールマガジンについて

このメールマガジンは毎月1回発行を予定しています。(発行日は不定)あくまでも予定です。OB会会員登録メンバーで「メールマガジン配信希望」されている方にお送りします。ただし、今回は初回ということで事務局の方でメールアドレスが分かっている方に一律配信させていただきました。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームペー ジともリンクしていますので今後別のアドレスへの配信を希望される方もその旨連絡いただければと思います。

※このメールについてのお問いあわせははdokkyo.wvob@gmail.comホームページ担当手島までお願いします。

ホームページやメールマガジンでは記事を募集しています。コラム、山行記録、旅行記、エッ セ イ、近況報告など是非投稿下さい。下記アドレス宛てにメールでお寄せいただくか、直接ホームページにアクセ スして直接投稿することもできます。投稿の仕方はホームページにも載せていますのでご確認ください。熱烈にお待ちしていま す。 dokkyo.wvob@gmail.com

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獨協中・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会 オンラインマガジンhttp://www.dwvob.sakura.ne.jp/wp 掲載記事を許可なく転載することを禁じます。 ⌘

2016(平成28)年9月18日〜19日  秋の親睦会

 

下記日程で秋の親睦会が開催されます。ぜひ、他の会員もお誘いいただいて当日たくさんの会員で盛り上がれるよう声かけのほどよろしくお願いします。ご家族をはじめ、獨協関係以外のご友人などの参加もOKです。19日は午前9時ごろ朝食。その後閉会し、高峰高原など希望者に分かれての行動になります。

日程  9月18日(日)〜19日(祝) 午後3時ごろ〜

場所  獨協学園 「日新寮」 長野県小諸市菱平大字下小姓595

TEL/0267-22-1256

○会費  男性8,000円 女性6,000円 子供3,500円

出欠席の返信はがきは9月10日までに発送のほどよろしくお願いします。また、往復はがきでのお知らせが届いていない方は事務局中野 茂まで問い合わせください。間際でも参加OKです。090-3573-4429

入笠山(1,955m)

2016年7月28日

コース概要 (往復ゴンドラ利用)

富士見パノラマリゾート ゴンドラ山麓駅 ゴンドラ山頂駅 入笠湿原 入笠山登山口 入笠山山頂 首切清水 大阿原湿原 テイ沢  入笠牧場 ゴンドラ山頂駅 ゴンドラ麓駅 富士見パノラマリゾート


高速で諏訪南IC を降りて30分弱で富士パノラマリゾートに到着。富士パノラマリゾートは冬季はスキー、3シーズンはトレッキングと合わせて近頃はマウンテンバイク(MTB)が盛んです。

麓駅からゴンドラにMTBを積んで山頂駅まで行って、初級から上級までダウンヒルルートが設定されていて一気に下っていきます。トレッキングも同じゴンドラ山頂駅まで行って湿原や入笠山山頂を目指します。

近頃はいろいろな山に鹿による樹木への被害を防止するためにネットや柵が設置されていますが、ここにもかなり頑丈なゲートがで出来ています。

入笠湿原には木道を下ってきます。下りきったところに入笠山湿原が広がっており、何本かのルートが設定されています。丁度ヤナギラン、ワレモコウ、コオニユリなどの花が咲いていました。少し上がったところにまたゲートがあり入笠山への登山口があります。

登り始めの御所平のお花畑にはヤナギランがたくさん咲いていましたが、小指くらいのススメガの幼虫とアブラムシがたかっており、ボランティアの方がせっせと防除に汗をかいていました。

入笠山山頂へは途中岩場のあるルートとそうでないコースに分れているようでした。岩場コースを選んだものの、どれが岩場なのかわからないままに頂上に到着。この日はゴンドラに乗った時からホワイトアウト状態だったので展望は望めないだろうとは思っていましたが、頂上に立っても富士山どころか八ヶ岳も何も見えませんでした。

下山して林道を進み、首切清水を経て大阿原湿原へ。湿原は日光の小田代ヶ原のような感じの湿原で周囲に木道が設置されています。右回りで周回コースを進むと一番奥まったところに「これよりテイ沢入り口」の表示があります。「もう少し歩こう ここで引き返してはもったいない」との手書きの大きな看板がありますした。「もったいない」という言葉に促されて予定変更。

小さな沢に沿って大木にはサルオガセが垂れ、苔むした山道が続くとても落ち着いたいいところでした。予定変更して正解でした。倒木なども使って作ったと思われる小橋を何回も渡りながら、小さな滝も越えながの下り道です。このテイ沢では、9月になって8年に1度発生すると言われているめずらしい白いヤスデの「キシャヤスデ」の大発生が目撃されています。広い林道まで降りてきてしばらく歩いて行くとゲートがあり、入笠牧場のエリアに入っていきます。

結構長い林道をてくてくと歩いていきます。やがてマナスル山荘に到着。再度入笠湿原を通ってゴンドラ麓駅に。行きのゴンドラの切符についてるソフトクリームの割引券を使ってルバーブのフフトクリームをいただきました。とてもおいしかったです。

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ヤナギラン

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手島達雄(s47年卒)

2016(平成28)年7月17日(日) 第31回総会

第31回 OB会総会    小石川後楽園 「涵徳亭」

7月17日の12時半から小石川後楽園「涵徳亭」で0B会の総会が開催されました。出席者は会長中野 茂以下、飯島義信、打矢之威、井上正己夫妻、若井 永、千野一郎夫人、佐藤八郎夫妻、富樫克己、長瀬 治、木村泰樹、二村謙次、手島達雄、生田 哲、坂井 司の16名(敬称略)でした。今総会では長年会長として奮闘された中野氏が退き、新会長に富樫氏が選出されました。中野氏について諸先輩が多い中よくリー ドして会をまとめていただきました。引き続き事務局としてよろしくお願いします。次に秋の親睦会の日程を協議し決定しました。懇談では会員各位の近況をはじめ、ワンゲル部草創期のエピソードなども披露され、貴重な話を聞くことか出来ました。二次会にも12名が参加し楽しい時を過ごしました。

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谷川岳(1,977m)

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上毛高原駅からバスで土合のロープウェイ駅まで1時間弱。最寄り駅は土合ですがトンネルの中の階段をひたすら歩きその後も20分近く歩く事になるので新幹線駅から乗り換え無しで行けるバスを利用しました。新幹線を利用すればロープウェイ駅まで都心から2時間程度で着いてしまいます。健脚なら西黒尾根です が、天神尾根コースならトマの耳まで3時間半。帰りもロープウェイを利用すれば2時半くらい。頑張れは計5時間チョイで名峰谷川岳のピストンでした。当日、午前中はガスっていて天神尾根から100m程度しか見渡すことができませんでした。頂上近くになってガスが切れてきて、下りの天神尾根からは切れ目から尾根先が開けてきました。(昭和47年卒 手島達雄)

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至仏山(2,228m)

2016(平成28)年6月26日(日) 鳩待峠から至仏山ピストン

関越自動車道を沼田ICで降り、120号線(ロマンチック街道)を走り、鎌田交差点を尾瀬大橋方面に左折し、401号線を尾瀬戸倉まで行く。鳩待峠はシーズン中マイカー規制があって、尾瀬戸倉でバスかタクシーに乗り換えて行くことになる。右側の尾瀬第一駐車場に7時過ぎに到着。駐車料金は1日1.000円 。

尾瀬戸倉の駐車場の待機所には自動発券機があり、鳩待峠までの切符を買うことになる。料金は930円で乗り合いタクシーと共通となる。バスの時間外の場合は人数がまとまった時点でタクシーに誘導してくれるので、時間を気にせず(しかも座って)登山口まで行けるのでありがたい。このシステムは帰りも同じで、切符は売店の一角の販売所で買うことになる。乗り合いタクシーで30分弱で鳩待峠に到着。

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さて、支度を整えて至仏山方面に出発する。鳩待峠からはアヤメ平方面と山の鼻方面、至仏山方面と3ルートに分かれているので注意が必要。至仏山へ行くには鳩待峠から直接登るコースと山の鼻まで行って登るコースがある。山の鼻からのコースは滑落防止のため登り専用で、下りには利用できないので注意が必要だ。山の鼻からのコースが一般的で、標準タイムは6.5時間で眺望もいいコースである。鳩待峠から至仏山往復ピストンは標準タイムは5時間。今回は山の鼻からのコースが解禁されていなかったので至仏山ピストンとなつた。

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尾瀬周辺の山は何となく同じような雰囲気と匂いがする。木道や木の階段が整備されており、なだらかな木道の山道を行く。

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振り返ると、鳩待峠辺りや尾瀬沼方面が見通せる。進んで行くとしだいに樹林が透けてくる。森林限界が近い。

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森林帯を抜け稜線上を行く。ガスが出てきて視界がさえぎられる。木道脇にはいろいろな高山植物が花を付けている。至仏山の固有種のオゼソウも盛りのようだ。蛇紋岩の茶色い岩の隙間にはウスユキソウも健気な感じで咲いていた。

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ホソバヒナウスユキソウ

高度感も出てきた稜線をどんどん進んで行くと、墓石風の石碑の立つ小至仏山山頂に到着する。小至仏から一旦下り、稜線を巻くようにして30分くらい岩場を行く。ガスがまとまって小雨っぽくなる中、10時に目的地の至仏山に到着する。残念ながら燧ヶ岳も尾瀬沼の眺望も望めず、すべて霧の中。約2時間の行程だった。

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帰りは同じ道を戻るが、小至仏山を過ぎたくらいからガスが晴れて、尾瀬ヶ原や山の鼻方面がよく見えるようになった。ただ、やはり燧ヶ岳の美しい姿は見えなかった。

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行きには見えなかった所にも尾瀬草がたくさん咲いていた。

また、雨が降ってきそうだったので、駆け足のように急いで下山する。12時、ぱらばと雨が降り出した鳩待峠に到着。往復約4時間の行程だった。手島達雄(s47年卒)

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