夏季高校合宿 剱岳、立山 2013年8月4日~8日
行程
1日目 学校14時集合、食料買い出し、装備点検-山吹町-神楽坂-竹橋=(夜行高速バス)=車中泊=
2日目 =室堂-別山乗越-剱沢キャンプ場
3日目 剱沢キャンプ場-剣山荘-前剱-カニのタテバイ-剱岳山頂-カニのヨコバイ-剣山荘-剱沢キャンプ場-別山乗越-雷鳥坂-雷鳥沢キャンプ場
4日目 雷鳥沢キャンプ場-一の越-雄山-大汝山-一の越-東一の越-黒部平-ロッジくろよん(ロッジ泊)
5日目 ロッジくろよん-黒部ダム=(トロリー)=扇沢=信濃大町温泉=(高速バス)=新宿
メンバー
高1 黒川(L) 久保田(会計) 細田(食当長) 大澤 中3 内田 伊藤(食当) OB 塚田
顧問 新村先生 原田先生
1日目
学校出発に集合し、買い出し装備点検の後夜行バスで出発(車中泊)
2日目
室堂についた時、小雨だったのですでに道が濡れていた。天気はずっと曇り。景色はあまり見えない。・あまりよくない日でした。しかし、有名な所なので、人も多く道も整理されていました。ですが、前日がバスの中で、寝てしまったので、体を痛めていたので、足腰がガクガクでした。下り坂の所では砂が足につくので、気分的に最悪でした。キャンプ場は広くてよかったです。(久保田凌)
昼学校に集合して、食当は食料の買い出し。そのほかのメンバーはテントなどの準備に取り掛かる。みんな、適度な緊張と興奮でふわふわしていた。バタバタと準備をしていると、あっという間に夕方になっていて出発の時間が近づく。OBの塚田先輩が学校にいらして、ここで本隊と合流。全員のパッキングが済むと、ザックの重量を量り、学校を出発し、バスで山吹町へ。山吹町の松の湯で出発前のお風呂に入る。そのまま歩いて神楽坂に向かい、ジョナサンで最後の晩餐を済まし電車で竹橋へ。22:30発の夜行高速バスに乗車し、バス内で仮眠。寝心地が悪く、山の前でしっかりと休息が取れなかったのが心配だが、そのまま室堂へ。朝の室堂はガスがかかっていて、あまり見えなかったが、とても栄えていた。室堂から、歩いて別山乗越へ向かう。途中、後日泊る雷鳥沢のヒュッテを通る。たくさんのテントがあってとても整っていて快適そうな所だった。しかし、そこからの登りは地獄。なかなか、登っても先が見えず。全体のメンバーの疲労が見えてくる。皆の口数が減ってきた時やっと別山乗越に到着。ここでお昼ご飯のナンカレーを食べる。風が強く、気温も下がり、雨も降ってきて、みんな疲れているが、しっかりとお昼だけは食べる。ササっとお昼を済ませ出発。そこからは結構平坦で、下りがあり、剱沢キャンプ場に到着。先生が手続きを済ませ、テントを設営。教員用と生徒用のテントを張り、ザックをしまう。そうするとすぐに、テントサイト近くの雪渓に向かい、ピッケルを使った滑落防止訓練を行う。各部員、ピッケルを持って走り、わざと滑って、持っているピッケルを雪に突き刺して滑落を止める、訓練だ。そんな遊びの時間が終わると、食当はすぐに夕食の準備に。この日の夜はジンギスカンだったので、食当長の細田が指揮をとり、各部員に夕飯を渡していく。山で食べる夕飯は格別で、とても美味しかった。みんなが夕飯を食べ終わり、落ち着いた頃、英語科原田先生の基礎英語の時間が始まり、各学年英語のお勉強をして、就寝準備。19:00頃まだ外は明るいが、就寝。(黒川)
3日目
そうですね…あのときは~、朝4:00から小雨でした。まぁそれでですね、小雨の中で、歩き始めるんですよ。いや~でも暗いんでね、気分もそんなによくないんですよ。それでね、1時間くらい歩いたらですよ、我らの太陽が昇って来たではありませんか! いやぁ~、感動しましたね、いや、本当に。たぶんあの時オーケストラとか聴いていたら涙が出ていたかも知れませんよ。ねえ、はい。まぁそれでも登り続けるんですけど。しかも、ガスで前が見えにくいんですよね~。その後も登って行ってね、例の場所に着くんですよ。えっ、どこかって、それはもちろんねぇ…「カニのタテバイ」ですよ。いやぁ~、高いのなんの、やばいですよ、あそこ、だって崖があるんですもの、いや死にますもん。だって、自分達、「ヘルメット」が無いんですものそりゃ石が上から落ちたら死にますもん。
しかもですよ、命綱が無いんですよ、あれですよ、壁に刺した、もうしわけ程度の鉄の小さい足場と、チェーンしかないんですよ。まぁ、どっちも腐ってないんで、良かったと思うのですが、先ほど記述したとおり、小雨が降っていたんですよ。と、するとですね、チェーンも濡れるわけですよ。はい、ツルツル滑るんですよ。もう、死にますね普通「もうダメだ」って何十回も考えましたもん。それでも何とか頑張って頂上に着いたんですよ。まぁ、せまい、本当に狭い。休めないくらい狭いんですよ。だから、あまり休めずに下山ですよマジなんですか?疲れているんですよ、しかもその後に、「カニのヨコバイ」ですよ。バカなんですか、足が痛いのにまた死にかけるんですか、滑るんですよ。そんなこんなんで、もとの剱沢キャンプ場に戻るんですけど、その前の道で事件が起きたんですよ。それは…雷鳥がいたんですよ、雷鳥。いや、マジでかわいいんですよヤツら、あんなカワイイ鳥がいるんですね。マジ天使。もう他の鳥とは違うんですよ、あのヨチヨチ歩き、鳥なのに飛んでない所、そして、あの丸さ、マジ最高!!生きててよかった。剱岳なんて、どうでもいい。鳥がいればマジでOK、最高! 抱きしめたい。そして、モフモフしたい。いや、マジ最高。そのハイテンションでお昼を食べてテントをたたんで、次の前日通った、雷鳥沢キャンプ場に出発です(晴れた曇りです。)その時です!!自分は思ったんです。「自分だけ重くね?」「だから、こんなにつらいし、死にそうなんだ!!」と思ったので、我が部の部長である、黒川さんに荷物の交換をしてもらいました。……かわんねぇ。本当に何も変わらないので、途中でもとに戻してもらいました。そんなこんなでキャンプ場です。少し雨が降っています。やばい。そんなことを思いながら、すぐにテントを設置します。テントの中に入って、荷物を片づけて、「さぁ、近くにある温泉に行こう!」そう思って出発!~山の中の温泉は極楽~そう思って、温泉から出て、「よし、戻ろう」と思って外に出ると…ドシャ降りでした。マジ降ってる…やべーよ。そう思いながらテントまで走る自分…みじめです。ちなみに、部長と食当の細田たちは上半身裸で雨の中、テントの周りに穴を掘ってテントの下に水がたまらないようにしてました(笑)。働け~自分のために働け~(自分はニート状態)その後、食当の細田君を味の事でディスりながら夕食のうどんを食べて就寝です。PS、雷鳥はカワイイ。カワイイは正義。つまり雷鳥は正義。(久保田凌)
4日目
この日は前日とは違い1日中晴れていました。やっぱり、晴れた山は良い。最高です。1日中寝ていたいくらいです。ですが、山は下山するもの。下山しないと家で寝れません。それで、下山するのですが、キャンプ場から、一の越山荘までは、なぜか登ります。本当に登りは嫌いです。それでも、なんとか登って「さぁ下りだー!!」となって下ると…長い、本当に長い下りです。前日の雨のせいで、地面がぐちゃぐちゃで、もう心がボロボロになって、みんな些細なことにキレます。あと、勘違いが多くなります。細田君は、黒部ダムの水を小屋の屋根と勘違いして、大声で報告したら、怒られました。本当に長かったです。足、痛いです。(涙)それでも何とか頑張って「ロッジくろよん」につきました(ヤッター!)はじめて、宿っぽい所に泊りましたが……。最高です!!本当に最高でした!! 人の料理があそこまで美味しいとは思いませんでした。山に登ってよかったー!! (久保田凌)
5日目
きつい下山も終わり、余裕をもってパッキングを済ませ、午前中にロッジくろよんを出発した。歩いて10分程でかの有名な黒部ダムに着いた。独協に入ってから初めての家族旅行がここだったので今回の合宿で一番印象に残っている。迫力ある放水は圧巻だった。その後、全国で唯一のロータリーバスに乗るためにバス乗り場に向かうトンネルに入る。しばらく肌寒いトンネルの中を歩き、ゲートのあるバス乗り場に着き、バスに乗った。バスの中からの景色はしばらく掘削工事に幾つもの困難を極めたトンネルが通き、やがて外に出た。バス停から街に出るためにマイクロバスへの乗り換えがあり、そこまで時間があったのでみんなお土産等を買ったりした。マイクロバスで街に出る途中に温泉に入り、岳で有名になった松本市の町並みを観ながら高速バスのバス停に着く。そこから前もって予約していたレストランで反省会をし、昼食としてかの有名なダムカレーを食べた。結構量も多かった。そこから高速バスに乗り、新宿に着く。そこから都営バスで学校へ向かった。(内田)
ロッジが最高だった。本当に最高だった。感動した。飯も旨い。人に作ってもらったのがこんなにおいしいとは思わなかった。あと、トローリー、トローリーはよかった。あれは本当にいい。山がどうでもよなるくらいよかった。そして、信濃大町温泉の「ダムカレー」。本当においしかった。旨い。
カレーは甘口で刺激が足りないですが、そのカレーについている、サラダ。サラダが本当によかった。野菜の新鮮さもありますが、そのサラダに使用してるドレッシング。最高です。まろやかさがあるのに、少し感じる酸味、そして、その2つを合わせるドレッシングの濃厚さが本ッッ当に最高でした。
また、そのお店が、かわいらしいので最高でした。今回の合宿は今まで登った中で、良い合宿でした。(久保田凌)