2015年 早池峰山(岩手県)

2015年8月20日(木)〜22日(土)    中学合宿 早池峰山

◆メンバー

(中Ⅰ)   佐野 斎藤 高柴 (中Ⅱ)  三田村 渡辺

(中Ⅲ)  長島 山中 (高1)  遠藤 (高2)  内田 薮

(引率)  新村 桑原 大平 (OB)

◆行程

【8月20日 : 第1日目】

上野==盛岡==石鳥谷==河原の坊(テント泊)

【8月21日 : 第2日目】

河原の坊・・早池峰山・・徳兵衛山・・高桧山・・トンネル==横沢鉱泉(ロッジ泊)

【8月22日 : 第3日目】

横沢鉱泉==陸中川井==盛岡==上野==学校着

◆記録

【8月20日 : 第1日目】

東北での合宿は2007年に月山に登って以来久しぶりである。上野駅に集合し8時の「はやぶさ」で盛岡に行き、東北本線に乗り換えて石鳥谷駅で下車。マイクロバスに乗って途中で食料を調達し、登山口である河原の坊に3時過ぎに着いた。

河原の坊キャンプ場はトイレ・水道・駐車場完備で無料と言う東京では考えられない好条件だが、東北ではこれが当たり前だったりする。ブナの林の中のサイトにテントを張り食事の準備。時間が余ったので環境省のビジターセンターを見学した。夕食は一点豪華主義の焼肉。地元産の肉米野菜で作る焼肉丼は最高にうまかった。明日は早いので早めに就寝。

河原の坊キャンプ場。頭上に早池峰山が。
林の中の快適なテントサイト。しかも無料。

【8月21日 : 第2日目】

4時起床、テントを撤収してパッキングを終えて6時に出発。コメガモリ沢を渡渉しながら詰め、900mを一気に登るコース。急登で鎖場もあるが足場悪い道ではない。3時間弱で1,910mの早池峰山頂に着く。大休憩。頂上には信仰の山らしい神社と祠ときれいな避難小屋があった。泊まるのに良さそうだがトイレは自然保護のために設置されていない。携帯トイレを持参してトイレブースで用をたし、出したものは持ち帰る仕組みになっている。

山頂を後にして、いよいよ東尾根の縦走にはいる。剣ヶ峰まではしっかりした登山道だが、そこから先は踏みあと程度に細くなり背丈ほどのハイマツをかき分けながら痩せ尾根を進む。木の根に足を取られで歩きにくく、通過に時間がかかった。標高は2,000m未満なのにハイマツ帯なので高度感は抜群である。徳兵衛山でオープンサンドの昼食をとり、それに道を下ってブナと針葉樹の原生林の中を進む。道は細いが色テープが設置してあり迷うことはない。高桧山を過ぎると時おり巨木が姿を現す幻想的な風景となる。下山地点の広域農道のトンネルには予定より1時間以上遅れて到着した。

今日の宿の送迎マイクロバスに乗り横沢鉱泉に16時に到着した。

テントを背負った縦走スタイルで頂上を目指す。
クマに合いませんように、、、、、
頂上手前の鎖場。難しくはない。
山頂。「最近合宿で雨降らないよね」「そうだね」
合宿が晴れて舞い上がる内田次期部長
早池峰東尾根にはいる。剣ヶ峰までは良い道。
薮せんぱいと一緒に薮こぎ。
標高のわりにすごい高度感。東北の山はお得。
ハイマツをかき分け進む。
下山口は「悠久の道」トンネル出口。
短いコースながら中身の濃い山でした。
しあわせな夕食のひととき。

【8月22日:第3日目】

宿泊した「横沢鉱泉・静峰苑」は地域のNPO運営でこんな山中なのに宿は工事関係者で満員だった。途中の国道で震災復興工事が進められているらしく、岩手はまだ震災復興の途上であることを改めて認識した。今日は終日移動日。宿のマイクロバスで「陸中川井駅」まで送ってもらう。JR山田線の陸中川井から「快速リアス」に乗車し、2時間ほどで盛岡に着く。ここでOBの大平先輩と別れ、東北新幹線の「はやぶさ」で上野に着き、目白からバスで学校に戻って装備を返却して解散した。

東北の百名山をマイナールートで縦走しと今回の合宿では、東北の自然の奥深さを実感することができた。

宿の皆さんがとても親切でした。
山田線の陸中川井。旧川井村の中心だが無人駅。
快速リアス。しかし部員は鉄道に興味がない。
岩手医科大学に戻る大平先輩と盛岡で別れる。

(記録:新村)

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