満開のスズラン(入笠山)

2017年6月23日(金)

入笠山(1955m)

DATA:山麓駅13:20 山頂駅13:40 入笠湿原14:00 入笠山14:50 入笠湿原15:35 山頂駅16:00 山麓駅16:20


急遽、休みが取れたので入笠山に行ってきました。今回は、往復ゴンドラを利用した「楽ちんハイキング」です。

中央道の諏訪南ICから富士見パノラマリゾートスキー場に着いたのは、午後の1時過ぎ。金曜日ということもあり駐車場はガラ空きでした。切符売り場で乗車券と花の説明ガイドブックをもらいます。ゴンドラ乗り場にはマンテンバイクを持った人が2人並んでいるだけでした。

約20分の空中散歩で山頂駅に着きます。

出発です

山頂駅の案内図のところで、ガイドのおじさんが、今咲いている花や咲いている場所などを詳しく説明をしてくれました。駅下のドイツスズランは終わりに近いが、湿原の日本スズランは満開とのこと、期待が持てます。

広い林道を進み入笠湿原の標識を左に入り鹿除けの鉄柵を開けて入ると、写真でお馴染み光景が広がります。

木道を降りて行くと、すずらんの香りがします。今を盛りに100万本のスズランが咲き誇っています。ただし、下から見ないと良く見えません。

黄色い花がたくさん咲いています。ウマノアシガタと呼ばれている花です。遠足の子供達でしょうか、入笠山に登って山野草公園方面に向かっているようです。

ウマノアシガタ

木道(上)の斜面がスズラン群生地

山彦荘の前から山道をいきます。切符売り場でもらった花のガイドブックで花々を確認しながら歩きます。クリンソウやサンリンソウ、シロバナベニイチゴが咲いている道を花を見ながら進みます。

サンリンソウ
クリンソウ
シロバナベニイチゴ

ツマトリソウも咲いています。ガイドブックが役に立っています。

ツマトリソウ(右)とソロバナベニイチゴ(左)

この周辺はカゴメ(株)が山野草の生育に力を注いでいるらしく、係の人が手入れしていました。クリンソウの群落を見ると林道に出ます。

クリンソウの群落

ここから、御所平の斜面の道にはシバザクラやスズラン、レンゲツツジが咲いている中を登っていきます。花の咲いているこの場所も、鹿除けの柵で守られています。

御所平

シバザクラ
御所平のスズラン

御所平から山道に入ります。途中で岩場コースと迂回コースの分岐に出ます。

岩場コースを進むと、クサリ場が一か所ありましたが、問題にならない岩場です。ここを通過しツツジの中を抜けると広々とした山頂に到着です。

時間も遅いこともあり、山頂にはだれひとりいません。八ヶ岳が目の前に広い裾野を広げています。南アルプスは多少雲がかかっていましたが、大きく見えます。

八ヶ岳
南アルプス方面

下山は迂回コースから下ります。途中にサルオガセやズミがありました。

ズミ

入笠湿原からは、ガイドのおじさんが教えてくれた山野草公園の方に向かいます。湿原の斜面の木道の脇にオオアマドコロが一輪咲いていました。

オオアマドコロ(ピンボケです)

林道を渡り、山道に入ると今度はマイズルソウが咲いています。小さな花なので、見逃してしまいそうです。

マイズルソウ

山野草公園に向かう道すがら、ズダヤクシュと思われる花も見られました。

ズダヤクシュ

山を周っていくと山野草公園に入ります。ここには、アツモリソウが咲いているので是非見てくるように、とガイドさんからアドバイスをもらっていたので、行ってみると柵に保護されていましたが、アツモリソウとクマガイソウが咲いていました。

アツモリソウ

始めてみる花で、まるで食中植物のようです。

クマガイソウ

ゴンドラの最終時間まであまりないので、周りにはだれひとりいません。山麓駅で山野草をいただいて、入笠山を後にしました。

午後から3時間のお手軽ハイキングでしたが、満開のスズランや多くの花々を愛でることができ、静かな山を満喫し、楽しいひと時を過ごしてきました。

S46年卒 碓井

「満開のスズラン(入笠山)」への1件のフィードバック

  1. ゴンドラの往復切符には山野草の苗が付いてくるんですね。前に行った時にはソフトクリームの割引が付いていました。

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