鍋割山(1,273m)  丹沢山塊

2018年4月29日

49年卒の柳原君と柳澤君と3人でGW前半中日に鍋割山を登って来ました。鍋割山を寄(やどりぎ)から沢沿いに雨山峠まで詰め、鍋割山稜を鍋割峠を経て鍋割山頂。下山は後沢乗越から二俣を経由して大倉に下りるルートです。この山行は柳澤君の計画です。ネットで調べてみると遭難者も出している危険なコースとありました。雨の日だったらそのようだと思われましたが、天気も良く沢の水量も少なかったので、沢の渡渉も容易で高巻きやトラバースもさほど苦労はなかったので、痩せ尾根や鎖場などもあり変化に富んだ楽しいコースでした。

鍋割山の鍋割とは、そもそも岩の多い所をナベといい、歩きにくい悪い沢という意味ということで、正に鍋割を体現出来るコースでした。

小田急線は秦野、渋沢で大量の登山客を下ろしていましたが、新松田でも駅前は沢山の人で溢れていました。大勢の登山客の喧騒を逃れるように3人でタクシーに乗り込みました。バスは寄(やどりぎ)部落までですが、タクシーはその先の寄大橋まで行けたので大分助かりました。駅前の喧騒が嘘だったかのようにやどりぎ水源林(成長の森)に登山者の姿は一人も見られませんでした。

寄大橋

管理事務所  登山口まででトイレも数箇所ありました。
登山口

新緑の山肌がとても綺麗でした。

釜場平

ゆらゆらと頼りない橋

雨山峠手前
峠からはしばらく下りになります。

雨山峠から鍋割峠までは長い鎖場が何カ所かあります。

丹沢山と蛭ヶ岳
鍋割峠

上の方ではまだタチツボスミレも咲いていました。
富士山もバッチリ見えていました。
頂上は溢れんばかりの登山客がお昼をとっていました。
鍋割山山頂、到着です。

鍋割山荘の前には鍋割うどんを待つ行列もありました。
と、突然バリバリとヘリコプターの音が。

と、その時、バリバリとけたたましい音が空を割って近づいてきました。日の丸をつけた神奈川県警?のヘリがすぐ近くまで近づいてきました。ヘリからは土煙を巻き上げながすごい風の中、隊員が懸垂下降して来ました。心停止の登山客がいて、心肺蘇生を40分近く施しながらヘリによる搬送を要請したようでした。我々は邪魔にならないように昼食もとらず頂上を去りました。

頂上での昼食を遠慮していたので、乗越手前のちょっとした広場で昼食をとりました。

後沢乗越

砂利道の林道にかわりました。
二俣到着
ヒル対策の塩が用意されていましたが、中は空っぽでした。

長い長い林道を踏破し、大倉到着です。

長い長い林道を踏破して大倉到着です。

タクシーで渋沢駅まで向かい、急行で帰路につきました。

バスはちょうど出てしまったところで、タクシーで渋沢駅へ。

本日の全コースになります。

S47年卒手島


コースDATA

新松田駅7:48    寄大橋8:15    やどりぎ水源林8:16    登山口8:44    釜場平9:44    雨峠10:45    茅の木(棚沢ノ頭)11:25    長い鎖場11:30    鍋割峠11:45    頂上12:25    林道13:55    二俣14:15    大倉15:40    渋沢駅15:55

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