2018年7月18日(水)
チャツボミゴケ公園1,200m 大平湿原1,600m 芳ヶ平湿原1,800m
ラムサール条約登録湿地になっているチャツボミゴケ公園から水池、大池、大平湿原、芳ヶ湿原に至る芳ヶ湿地群を歩いてきた。
チャツボミゴケ公園は草津から天狗山スキー場経由して国道55号線をさらに上がって別道から北に15分ぐらい行った所にある。
草津白根山は現在も入山が規制されていて、299号線の万座や渋峠から先と草津殺生河原から先が交通止めになっている。渋峠や白根山から草津方面の群馬県側に広がっているのが芳ヶ平湿地群である。渋峠から草津方面にルートを取ればほぼ下りのルートになるわけだが、今回はチャツボミゴケ公園まで車で行って芳ヶ平湿原までピストンで歩いてきた。およそ5時間のコースである。
公園の入り口で受付をする。開園時間は夏季は9時から時半までで入園料は500円。5分間隔くらいでスポットまでの5分間をシャトルバスで運んでくれる。
かつては露天掘りの鉄鉱山だったそうで、現在は中之条町でチャツボミゴケ公園として所有管理している。強酸性の水の中で生育できるめずらしいコケが流れの中にあった。季節的なものか、思っていたより鮮やかな緑ではなかったのは残念である。
遊歩道の途中に水池、大池方面への分岐があるので、そちらに進んでいく。
水池は底は見えない小さな池だった。
大池は池と言っても水も澄んでいて、湖といった風情の池だった。
大平湿原は周りを山で囲まれた開けた所で、乾燥が進んでいる湿原であった。奥に白根山も見える。
芳ヶ平湿原へは1箇所渡渉しなければならない地点があり、真っ直ぐ対岸を渡る。
裸地が現れてくるとヒュッテは近い。
ヒュッテは土日だけ営業しているのか、平日だったので営業はしていなかった。ただし、トイレは使えるようだった。ヒュッテの先を行った所に周遊コースへの分岐がある。
ワタスゲがまだ結構咲き残っていた。誰もいない湿原で、のんびり景色を楽しむことが出来た。
ベンチで昼食をとり、下山にかかる。途中、平兵衛の池によって別ルートでチャツボミゴケ公園に戻った。
あまり知られていないせいか公園には観光客は来ていたものの、山では誰にも会うことはなかった。
車で帰らなくてはならないのでビールという訳にはいかないので、ジェラートとアイスコーヒーで火照った体を冷やしてから車に乗り込んだ。
コースDATA
関越自動車道 渋川伊香保IC 草津 チャツボミゴケ公園9:10 穴地獄9:30 水池10:00 大池10:20 大平湿原11:10 渡渉11:15 横笹分岐11:20 芳ヶ平ヒュッテ12:10 芳ヶ平湿原12:15 芳ヶ平ヒュッテ12:40 横笹分岐13:10 大平湿原13:20 平兵衛池13:40 ゲート14:10 チャツボミゴケ公園14:30 草津 関越自動車道 渋川伊香保IC
歩行距離15Km 最低高度1,143m 最高高度1,856m 移動高度830m