2018年8月29日〜30日 北アルプス 立山連峰
この夏はお盆前後の天候が不順で、なかなか出かけられずに夏の終わりになってしまいました。8月30日はなんとか天気が良さそうなので、アクセスが良く1泊で行かれる涼しそうな山ということで立山を登ろうと決めましたた。
新幹線で長野駅、バスで扇沢まで行き、立山黒部アルペンルートで黒部ダムを経由して室堂へ行き、雷鳥沢露営場に1泊して別山、真砂山、立山三山(雄山、大汝山、富士の折立)を一回りすることにしました。
扇沢 (関電トンネルトロリーバス) 黒部ダム 黒部湖 (黒部ケーブル) 黒部平 (立山ロープェイ) 大観峰 (立山トンネルトロリーバス) 室堂
トロリースバスは今年限りで来年以降は電気バスに変わることになります。
黒部ダムは既に小雨。でも、天気は回復に向かう予報でした。
何も見えない雨の大観峰からは再度トンネル内をトロリーバスで室堂へ。ルートで聞こえて来た声は中国語が圧倒的でした。
霧と小雨で周りの景色もほとんど見えず、火山ガスが濃いためか目がピリピリしました。
すでに秋の気配の立山です。
今日のテン場、雷鳥沢野営場に到着です。
管理棟で1張り500円を払い、受付を済ませました。雷鳥沢野営場は水洗トイレや水場もよく整備されています。。
夏も終わりなのでテントの数は少なく、逆にどこに張ろうか迷ってしまいました。でも、一番良さそうな所を確保できました。
お隣さんに挨拶したら、「ちょっと前までザーザーぶりの雨で、しっかり濡れてしまいました。」とのことでした。こちらは小雨程度でラッキーでした。
しばらくしたら霧もどんどん上がって、稜線の雲はとれなかったものの時々晴れ間も見えていました。時間はたっぷりあってどこか登ってこようかとも思ったものの、明日はいい天気の予報だったので半日のんびりと過ごすことにしました。
この夏50日もこの地にテントを張って、いろいろと歩き回っている雷鳥沢野営場の主のような方やお隣さんたちとおしゃべりをしながら過ごしました。
夜中、風向きが変わったのか火山ガスの匂いで目が覚めました。ガスの噴出するジェット音も聞こえ、ちょっと嫌な感じでした。星が出ているかと期待してテントの入口を開けて外を見ると、あたりは霧が立ち込めていて真っ白でした。
朝になっても状況は変わらず。天気予報は午前中のみ晴れに変わり、午後からは雨マークになっていました。早出すれば雨になる前にぐるっと一回りして室堂に戻れるのですが、天気はまだ回復の兆しがみられませんでした。このまま雨になってしまう可能性もあり、判断が延び延びになってしまいました。
7時近くになってやっと霧が上がってきたので、別山に向かって出発しました。
木橋を渡って雷鳥坂を登ります。
天気はよくなるかと思ったら、だんだん悪くなってきました。
劔御前小舎のある別山乗越まで来たところで、ますます霧が濃くなってホワイトアウト状態。劔岳はもちろん、別山方向もまるで見えない状態になってしまいました。
無理して景色もない中を歩いて行ってもつまらないので、今回はこれまでと判断。小舎でコーヒーいただき、冷えた体を温めました。
そうそうに下山開始。雷鳥沢野営場を経由して室堂まで戻ります。行きには周りの景色は全然見えませんでしたが、今日はみくりが池も地獄谷もよく見えました。
室堂の手前から急に雨が降り出し、雨脚は次第に強くザーザー降りなったころで室堂ターミナルに駆け込むことができました。
帰路は雨の中、室堂から立山高原バスで美女平へ。
電鉄富山駅からJR富山駅へ移動して新幹線に乗り込み平成最後の夏の山旅は終了。また今度来たいと思っています。
昭和47年卒 手島達雄
コースDATA
1日目
上野駅6:34 (北陸新幹線) 長野駅8:06 (アルピコ特急) 8:15 扇沢10:00 10:30 黒部ダム10:46 黒部湖 11:05 11:10 黒部平 11:15 11:30 大観峰11:37 11:45 室堂11:55 雷鳥沢野営場12:58
2日目
雷鳥沢野営場6:50 別山乗越(劔御前小舎)8:25 8:45 雷鳥沢野営場9:45 室堂10:57 12:00 (天狗平 弥陀ヶ原 弘法) 美女平12:50 13:00 立山駅13:07 13:38 富山駅14:49
お疲れ様でした。室堂までの直通バスがあるはず。最近、ケーブルカーポスターから富士の折立が長野側から見える事を発見。荒々しくてイイ所。有峰湖~薬師岳辺りに同名の場所があるらしい。三浦雄一郎のオヤジさんが生前、雄山の肩の小屋..何だったけ?からダム側へスキーしてた。007映画さながら春スキーで富山側へ降りてた時代もあったらしいがアルペンルート開通で道路に落ちる危険から少数?富山電鉄の佐伯社長がわざわざダムまでのルートを作ったんだよね..