2018年9月19日〜20日 雨飾山
雨飾山は新潟県と長野県の県境にある百名山に数えられる火打山や妙高山、焼山が属する頸城山塊の山である。
9月に入って天候不順が続く中、唯一2日だけ天候が安定していたので、予て行きたかった雨飾山に行ってきた。
北陸新幹線で糸魚川駅まで行って、上りの糸魚川線で南小谷駅まで戻ってからバスで雨飾高原まで行った。
雨飾山の登山口は新潟県側の雨飾温泉と長野県側の雨飾高原からのルートがあるが、長野県側からのルートからは迫力あるドーム型岩峰の雨飾山が望め比較的登りやすくもあるということで雨飾高原の雨飾荘に前泊した。
車でなら駐車場のある登山口のキャンプ場まで行けるが、宿のある雨飾高原から登山口までは歩いて1時間ほどになる。村営の雨飾荘では登山口まで車で送ってくれ、朝食の替わりにパンと幕内弁当が付き、登山用イラスト地図が付くという13,000円の登山プランがあったのでそちらにした。(1人の場合は15,000円)
宿には露天風呂が併設された内風呂があるが、宿のすぐ近くに誰でも利用できる露天風呂があったのでそちらにも入ることができる。
料理は食堂になるが、懐石風に料理の説明とともに運ばれてきた。
翌朝、宿前に6時に集合して車で登山口のキャンプ場まで送っていただいた。10分ほどで到着。
登山届けを出して出発。
頂上までは400mおきに11分割されたプレートが設置されていている。はじめは平らな山道を行くが徐々に急登に変わって行く。
荒菅沢近くになると谷川の一ノ倉沢にも似た雨飾山の岩峰が見えてくる。荒菅沢まで一旦下りる。
荒菅沢を渡渉する。布団菱(荒菅沢奥壁)と呼ばれる雨飾山の岩峰が望める。
荒菅沢からは頂上に向けてどんどん急登になっていく。
いよいよ、このコースの核心になる急登が始まる。
急登が一旦終わり、なだらかな笹原が続く笹平に到着。この先が新潟県雨飾温泉からの登山道との分岐になる。
いよいよ山頂へ向けての最後の登りとなる。
頂上は30mほどの間に南峰と北峰とに分かれていて、南峰には標柱と三角点が、北峰には石仏が並んでいた。
北峰到着である。天気は予報通りの快晴で、360度の展望。
向かいには白馬岳をはじめ北アルプスの後立山連峰、眼下には糸魚川の町や続く日本海、はるか遠くには能登半島を見渡すことができた。
帰路は新潟県側の雨飾温泉を経由して大糸線の根知駅や糸魚川に出ることもできたが、あまり調べていなかったので同じコースで雨飾高原まで降りることにした。行きと違って車の送迎はないので登山口からバス停まで40分歩くことになる。
途中、露天風呂で汗を流してからバスで南小谷駅へ向かう。
南小谷駅からの電車の接続が悪く、大糸線で信濃大町で乗り換えながら松本まで出て、スーパーあずさで帰ることになった。
白馬駅や信濃大町駅あたりからバスで長野駅まで行って北陸新幹線で帰った方が早かったかもしれない。
ちなみに南小谷駅からだとJR東日本の「大人の休日倶楽部」会員になっていると乗車券や特急券が3割引になるので時間がかかるが割安なのである。
S47年卒 手島
コースDATA
上野駅10:38 北陸新幹線(はくたか559号) 糸魚川駅12:48 13:13 南小谷駅14:15 14:20 雨飾高原バス停15:00 雨飾荘(泊)15:05
雨飾荘6:00 雨飾登山口(雨飾高原キャンプ場) 6:10 1/11ポイント 6:18 3/11ポイント6:37 4 /11 ポイント6:55 荒菅沢出会い7:30 7/11ポイント7:58 8/11ポイント8:24 9/11ポイント8:52 笹平9:05 分岐9:11 10/11ポイント9:15 雨飾山頂上9:35 10:10 荒菅沢11:50 雨飾登山口13:00 雨飾荘13:40 雨飾高原バス停14:25 南小谷駅15:10 信濃大町駅 松本駅18:35 新宿駅21:09