奥武蔵  伊豆ヶ岳・子の権現

2020年1月5日(日)


伊豆ヶ岳から子の権現はかなり前に行ったことがありますが,思っていた以上に時間がかかった記憶があり、最近、伊豆ヶ岳を登頂しても違うルートで降りることがほとんどでした。今回、本年の干支の山と思われる子の権現を含めて松の内に行って来ました。

正丸駅を下車後、荷を整え直ぐ歩き出す。ゆっくり歩いていると次々に抜かれるが、しばらく登っていないのでペースを崩さず登る。正丸峠分岐より沢から尾根に取り付く最短コースを行く。沢の中は台風19号の影響で荒れており、沢の最深部の尾根の取り付き付近は沢内を倒木が埋め尽くような状態となっており、倒木を縫うようにルートが作られていた。

尾根へと取り付く上部の急な部分はいつものように地面に霜が降りており、慎重に登る。尾根に取り付いた後、尾根に沿って頂上を目指すが、例年のような雪は伊豆ヶ岳頂上を含め今年は見当たらなかった。休憩を取らず約1時間半で到着。天候が良く武甲山をはじめ、周囲の山々が綺麗に見渡せる。

伊豆ヶ岳の男坂を登る登山者

山頂へは女坂が閉鎖されているため中間道を登る。

伊豆ヶ岳山頂
山頂より武甲山方面を望む

伊豆ヶ岳を早々に出発し、やや崩れた急な登山道を下る。途中、山伏峠への道を分ける。正面に蕨山の稜線と石灰石の切り出し場が間近に見える。大きく下った後、下ったと同じ位、登り返し古御岳に着く。疲れたため初めての休憩を入れ、ベンチに座り軽食を取った。伊豆ヶ岳の頂上が同じ位の高さで間近に見える。

古御岳より伊豆ヶ岳

古御岳より岩場混じりの急坂を下った後、樹林帯の中を登り下りし高畑山に着く。時折、強い冷たい風が林間を吹き抜け非常に寒い。

高畑山山頂

高畑山を過ぎても尾根は登り下りを繰り返し、左右に尾根に沿った林道が見られた。新設された鉄塔を過ぎてよりどんどん下ると舗装された道路が横切る天目指峠に着いた。

道路を渡り、急坂を登る。子の権現は山を登って下った処にあると勘違いしながら登っていたので、登っても、登っても、なかなか山頂に着かないため精神的にまいる。

途中、地図を確認し子の権現が山頂近くにあることに気づいた。登っていると鐘をつく音が盛んに聞こえるがなかなか愛宕山山頂に着かなかった。

愛宕山山頂

愛宕山山頂から直ぐに下ったところが竹寺へ向かう道で子の権現の境内であった。社務所を回るように本堂に至り、参拝すると共に名物の大草鞋を見る。

子の権現本堂
名物の大草鞋

脚、腰の神様なので絵馬の代わりに草鞋が掲げられている。

参拝後、二体の仁王像のある門を抜け駐車場に至り、舗装された道路を歩く。

彩色の施された仁王像

しばらく下った処で吾野駅への登山道が、さらに行った処で西吾野駅への登山道が分岐していた。西吾野駅への道に入り暗い杉林の中を下る。

最後は沢沿いに下るがここも台風の影響か倒木が多い。沢の狭い処を抜けると集落があり、舗装された道路を下る。国道299号線と合流し、対側に渡り正丸方面に国道沿いに10分程進み、右側へ上がる道路を登れば西吾野駅であった。

まだ、時間が早いので同期の中野君に連絡を入れ池袋駅で落ち合い早い新年会を行った後、帰宅した。

S49年卒 柳澤孝嘉


コースDATA

池袋駅7:05―正丸駅8:35―伊豆ヶ岳10:05―子の権現13:00―西吾野駅14:10―池袋駅15:44

2016年2月28日手島の伊豆ヶ岳・子の権現の山行記録はこちらから

「奥武蔵  伊豆ヶ岳・子の権現」への1件のフィードバック

  1. 伊豆ヶ岳頂上近くの鎖まだある..?以前、杉島民宿宴会の翌日に有志登山。常盤さんと長瀬がやけに張り切って興奮してた。佐藤さんは当然、女坂経由。年に何人か滑落するらしい..

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