アカバナ科ヤナギラン属( Chamerion angustifolium)
ヨーロッパ・アジア・北アメリカなどの北半球の温帯地域や寒地に広く分布。日本では北海道・本州以北の亜高山帯から山地帯の草地や礫地に分布する。林道沿いの湿った草地やスキー場など開けた斜面などに自生する。
アカバナ科ヤナギラン属( Chamerion angustifolium)
ヨーロッパ・アジア・北アメリカなどの北半球の温帯地域や寒地に広く分布。日本では北海道・本州以北の亜高山帯から山地帯の草地や礫地に分布する。林道沿いの湿った草地やスキー場など開けた斜面などに自生する。
ウマノスズクサ科カンアオイ属(Asarum nipponicum)
日本固有種で関東地方南部から紀伊半島東部の地域に分布し、山地の林下に生育する。
葉は互生でハート型で厚く、模様がある。花は3枚の萼片をともない地面近くに咲く。ギフチョウの幼虫の食草にもなっている。
花色 暗緑色 草丈 5センチ〜10センチ 花期10月〜11月
キク科ウサギギク属(Arnica unalascensis var. tschonoskyi)
本州中部以北・北海道・千島列島・アリューシャン列島の亜高山帯から高山帯に分布。草原地帯に自生する。花茎は1本立ち。葉は厚みがありウサギの耳の形に似るところから名付けられている。
花色 黄色 草丈 20センチ〜 30センチ花期 7月〜8月
ユリ科エンレイソウ属(Trillium smallii)
東アジアのサハリン、南千島や日本の北海道から九州に分布する。低地や山林のやや湿った場所に自生する。
3枚の輪生の大きな葉を広げ、葉の中心から短い花柄が伸び、小さな花をつける。根茎は古くから胃腸薬や催吐剤などに用いられる。
花色 草丈20センチ〜50センチ 花期4月〜6月
バラ科ワレモコウ属(Sanguisorba hakusanensis x S. officinalis)
ワレモコウ と カライトソウ の混雑種で、八方尾根に多いことから名前が付く。ワレモコウより花穂が長く、花が上から咲き、雄しべが萼より長く突き出る。
ワレモコウは北海道から九州までの日本列島、朝鮮半島、中国大陸、シベリアなどに分布しており、アラスカでは帰化植物として自生している。
花色 茶色 ピンク 草丈 60センチ〜100センチ 花期8月〜9月
カヤツリグサ科ワタスゲ属(Eriophorum vaginatum)
北半球の高山や寒地に分布する。日本では北海道から中部地方以北の高山帯から亜高山帯の高層湿原のやや高い所に群生して自生する。
イヌサフラン科チゴユリ属(Disporum smilacinum)
東アジアの日本・中国・朝鮮にかけて分布し、日本国内では全国に見られ、落葉樹林の木陰に自生する。
花色 白 液果は黒色 草丈15センチ〜30センチ 花期4月〜6月
サトイモ科ナンテンショウ属( Arisaema limbatum Nakai var. ionostemma ( Ohashi et J. Murata)
本州や四国の葉や山地の林に分布し、照葉樹林などの腐植質に富んだ肥沃なやや湿った林下に自生する。
マムシグサに似るが、仏炎苞の口辺部が耳たぶのように張り出している。
花色(仏炎苞) 茶色 草丈 30センチ〜80センチ 花期 4月〜5月
ブナハベリタマフシ(葉上にできた緑色の丸い玉)
ブナやイヌブナの葉にできる虫コブ(虫えい)。虫コブの中にはタマバエの1種の幼虫が1匹入っており、7月ごろに最大になり、9月頃に中の幼虫とともに落下する。幼虫は虫コブの中で蛹化して越冬し、翌春に羽化する。