「行ってきました」カテゴリーアーカイブ

雁ヶ腹摺山(1,874m) 黒岳(1,987m) 大菩薩連嶺

2019年9月26日(木)

雁鴨の飛翔ルートになっているということで雁が腹をするように飛んでいく様から名付けられたという大菩薩連嶺の雁ヶ腹摺山と黒岳を登ってきました。

大月から国道20号線、県道510号線を経て大峠まで行き、まずは富士山が眺められるうちに雁ヶ腹摺山に登り、大峠まで戻ってから黒岳へ登り返しました。雁ヶ腹摺山からの富士山は500円札の撮影場所として有名ということで、山梨の秀麗富嶽12景の1番山頂にも指定されています。


S49年卒の柳澤孝嘉君から「天気もいいので山でも行きませんか。」と誘いを受けて一緒に登ってきました。朝のうち雲が多かったものの徐々に青空が広がり気温も上昇してきて、運動不足が続いていたので黒岳直下で筋肉疲労がピークになって悲鳴を上げてきました。

大峠の標高はすでには1,560mあります。

水場手前の沢沿の低湿地にはイノシシらしき爪痕が続いていました。

御硯水

トリカブト

頂上は林の中ですが、頂上は富士山方向だけが開けていて均整のとれた富士山がよく見えました。

小休止して大峠に下山。黒岳に向かうことにしました。

目的地別にカウンターが設置されていました。

1,500mの大峠から200mくらいを一気に登り、残り200mを時間をかけて登っていく感じですが、結構急登でした。

1792mの赤岩ノ丸のピークの近くに赤谷本宮の表示があり、帰りに柳澤君が探すも見つけることは出来ませんでした。後で調べたところ少し下がった1710mの地点の見晴らしの良いと所に石の祠があるということでした。

伐採で使うのでしょうか楔(くさび)がかけてありました。

1,800m付近でしょうかシカによる被害なのでしょうか倒木や枯れた樹木を伐採したのでしょうか切り倒された樹木が積み重なっている所がありました。

雁ヶ腹摺山は石に苔が一面取り付いていましたが、黒岳はふわふわの絨毯のようにいろいろな種類の苔が広がっていました。光の具合も苔の生育に丁度適しているようです。

湯ノ沢と小金沢山を結ぶ主稜線に出てすぐが頂上です。

黒岳の頂上は林に囲まれた明るい裸地の中にあります。ここで昼食をとることにして、早速湯沸かし。

    トゲアリ

胸の部分だけが鳶色で頭と尻は光沢のある黒が特徴的なアリがぞろぞろと地を這っていて、空中には時折羽アリの群れが飛び回っていました。

帰って調べてみると、低山地の適度の木漏れ日が差すような雑木林の生息するトゲアリということでした。秋の降雨後のよく晴れたお昼に羽を付けた女王アリが一生に1度だけ飛び立ち、羽アリのオスと後尾をする「結婚飛行」だったようです。

下山開始

翌日は筋肉痛でした。

S47年卒 手島達雄


コースDATA

大峠7:37 御硯水7:42    雁ヶ腹摺山8:30     大峠9:10    9:15    黒岳10:50    昼食 11:35    大峠12:30

動画の視聴

日光 男体山(2,486m)

2019627


関西では台風が発生ということでしたが、日光は15時くらいまでは曇りの予報だったので、百名山でもある日光の男体山に登ってきました。今年はたいした所へは登っていなかったのですが、何とかなるだろうと思って行きましたが、2016年の会津駒ケ岳以来の頂上目前での敗退になってしまいました。ちょっとなめていました。

東武日光線リバティーけごん1号に乗って北千住を出発し、東武日光駅には8時22分着。おにぎりのお弁当を買い込んで、22分発の中禅寺温泉行きバスに乗り込みました。中禅寺湖ハスターミナルには9時20分着で、日光二荒山神社中宮祠まで35分に到着しました。

登拝受付があり500円出して名前や住所など記帳するとお札と案内の紙をいただき巫女さんから簡単な説明を受けました。

登拝門をくぐって出発です。

ブナ林の笹原が広がり、鹿よけのネットが巻かれている林には石段と木道が続きます。シカの足跡もしっかり付いていました。

途中、林道を歩いて行きます。この林道は工事用のものだということです。

四合目に登山道入口があります。ここからが本格的に山道になります。

外人さんのご夫婦が先を登っていて、記念写真を撮ってくれと頼まれしばらく前後しながら登って行きました。

途中、何箇所か簡単な避難小屋が設置されていました。小さいながら急な雨や雷雨避けなどなどにはありがたいと思いました。

登山道は結構ハードで段々大石が現れ、険しくなって行きました。この日は湿気が高く、はじめから大汗をかいていました。まずいと思って塩分を補給し、水も適当にとっていたつもりでしたが7合目あたりから標準タイムからしだいに遅れ出しました。

7合目が過ぎてもなかなか8合目にならず、足が悲鳴を上げてきました。ふとももが攣りはじめてしまいました。

あわてて、芍薬甘草湯を取り出して飲みましたが、限界を超えてしまったのか効いてくれません。

仕方なく、だましだまし、休み休み登りました。

八合目を過ぎて、斜度が緩やかになって頂上まで高度であと100mあたりの地点でつった足がついに戻らなくなってしまいました。

帰りのバスの時刻を調べていなかったので、下山の時間も考え頂上目前ではありましたが下山することにしました。

時々倒れるくらい攣ことがありましたが、それでもなんとか予定通りの時間に下山することができました。

途中、何人かの外人の登山者に会いしました。この登山中すれ違った登山客は7人で、そのうち日本人は1名だけでした。

午後2時を過ぎても下から上がってくる外人さんは頂上まで行くつもりなのだろうかと思いました。上に水場ありますかと聞く人もいて、どの程度理解して登っているのだろうかと心配になりました。

15時55分発のバスに乗ることができました。また、挑戦しなければならない山ができました。


コースDATA

中禅寺温泉BT8:35 日光二荒山中宮祠9:35 一合目9:55   四合目登山口10:45   六合目11:30   7.5合目12:21   八合目12:35  13:10最高地点2312m   五合目14:20   四合目14:35   二荒山中宮祠15:20   中禅寺温泉BT15:30

登拝期間 5月5日〜10月25日(閉山祭)

登拝大祭 7月31日〜8月7日まで

S47年 手島達雄

尾瀬ヶ原周遊 6月 / 2019

2019年6月13日


鳩待峠〜山の鼻〜竜宮小屋 ピストン

今年の尾瀬のミズバショウも最終を迎えていました。山の鼻の見本園にはまだミズバショウがたくさん残っていましたが尾瀬ヶ原のミズバショウはほぼ終わっていました。黄色いリュウキンカや白いミツガシワ、青いタテヤマリンドウが咲いていました。赤いヒメシャクナゲや白いワタスゲもちらほら咲いていました。

リュウキンカの花

タテヤマリンドウ

ミツガシワの花
竜宮の口

シカの調査用柵


GOPROで撮影した動画は下のURLからご覧いただけます。
gopro.com/v/DbJvLrro1D2op

47年卒 手島

岩殿山(634m)

岩殿山 2019年2月21日

東京スカイツリーと同じ標高634mの岩殿山は中央高速道の大月の手前にある岩殿トンネルの上にあり、兜状の岩壁(鏡岩)が特徴の山です。歴史的にも地質的にも話題性のある山でもあります。4時間弱のハイキングでしたが、鎖場や岸壁の縁歩きなどスリルも結構ありました。


中央線大月駅

中央線大月駅を出て、すぐ左の商店街を通り抜け、踏切を渡たり東電大月支社の脇を通って道なりに進んで行きます。

市民会館入口を左に橋を渡り、駐車場の脇を通ってそのまま139号線を上がっていくと左手に岩殿山登山口があります。

この階段の下あたりを中央高速のトンネルが通っているようです。

1917年9月の台風5号による大雨のためにいろいろな所で土砂崩れが発生し、現在なお災害復旧工事が進行していました。しばらくは入山すらできない状態だったようですが、現在は迂回ルートによる入山が可能になっているとのことでした。しかし、丸山公園のトイレはまだ使えない状態でした。

天気も良かったので、いろいろな所から富士山がとても綺麗に眺められました。

ふれあいの館

後で分かりましたが、このふれあい館には山岳写真家の白旗史朗さんの作品を展示している写真館(大人300円)が併設されていたようでした。

カウンターが設置されていて、「通過する人は1回だけ押してください」と書いてありました。

礫岩(河原や海岸の砂利や石、粘土が圧縮凝固した岩石)

岩殿山の地質

地質的にはこのあたりはかつて関東山地の端で海に面していて、太平洋プレートに乗った古代丹沢山地(火山島)が衝突、続いて同じく古代伊豆半島(火山島)が衝突したたことにより堆積された丸く削られた砂利や石と粘土が圧縮されて礫岩となり(桂川礫岩層)、更にどんどん隆起していき小高い山となったということです。今でもなお10年で1センチくらい高くなっているようです。

結構階段のぼりが続きましたが、ふれあいの館から10分くらいで岩殿城址への分岐になります。

揚城戸跡(第二の関門)

揚城戸(あげきど)跡ということなので、この大石の間に上に揚げて開く扉があったのでしょうか。

番所跡

かつて礫岩の大路頭があったそうですが、崩落の危険があったので頂部を破砕撤去したと表示された看板が立てられていました。

この先が破砕された路頭の端になります。

馬屋があった跡のようですが、左部分がここも崩落していて通行止になっていました。いろいろな所がだいぶ崩落しているようでした。

秀麗富嶽十二景 八番山頂 岩殿山634mの山頂部 (石碑は乃木希典の詩碑)

岩殿山城は甲斐国都留郡の国衆である小山田氏の居城になります。

中央高速道路

分岐まで戻って「稚児落とし」方面に向かいます。

分岐からは築坂峠までどんどん下って、峠からは鎧岩に向かって登り返します。

築坂峠

鎧岩の鎖場は2箇所連続してありますが、難しくはないもののそれでも息が上がりました。兜岩の鎖場は崩落のため通行禁止になっていたので、迂回路を行くことになりました。

トラバースの部分の一部が危険な状態にあるようでした。
鉄塔のある天神山
天神山の祠

いよいよ「稚児落とし」の岩壁が見えてきました。稚児落としは小山田信茂の側室の千鳥姫が2児を連れて落ちのびる際に泣き出した赤子を追手から気づかれぬように家来が姫から奪って崖から投げ落としたという謂れがあります。

このコースのハイライトでしょうか。端は丸くカーブしているのでチョットひびります。結構迫力がありました。

分岐点

歩いてきた稚児落としの岩壁を望まれるポイントですがなかなか下を覗き見するには勇気がいります。

痩せ尾根になった崖の上の薄っぺらな根が木ごとひっくり返っていました。

ここで登山道は終わり、林道を経て自動車道になります。

舗装道路を左に大月駅に向かいます。

フクジュソウやレンギョウが咲いていました
中央高速の下を行きます

高速下を過ぎたら、二股を左に行きます。

橋を渡って道なりにカーブしていくと駅はもう少し。T字路の右にある歩道橋を上がって左に行くと線路に沿って大月の駅に至ります。

歩道橋から岩殿山周辺の山を展望

富士急の大月駅が手前にあり、少し進んでJR大月駅到着です。3月16日から中央線の特急は全て座席指定になるということでした。

S47年卒 手島達雄


コースDATA

7:58 大月駅  8:15岩殿山登山口  8:30カウンター  8:55岩殿山山頂  9:06分岐  9:23築坂峠    9:40兜岩鎖場  10:08天神山  10:25稚児落とし  10:56林道  11:17高速下  11:30歩道橋  11:30大月駅

妙義山 中間道

妙義山 2019年2月7日


妙義山は赤城山、榛名山と並ぶ上毛三山のひとつで白雲山、金洞山(中之岳)、金鶏山などのピークからなる総称で、上信越道を走っていると碓井峠の前に現れるゴツゴツした険しい山容が特徴的な山です。稜線の縦走は上級者コースで滑落により多くの死亡・重傷事故者も出している山でもあります。すごく怖いと聞いていたので、今回は初心者でも大丈夫という中間道を歩いてきました。

松井田妙義IC出入口

松井田妙義ICから213号線を5分くらいで道の駅「みょうぎ」に着きます。ガイドブックにはここに車を止めてということでしたが、登山者専用駐車場が下にあるということだったのでトイレを済ませてから車でそちらに向かいました。当日は他に1台しか止まっていませんでした。専用駐車場は道の駅「みょうぎ」の真下辺りにあり車道とは別の階段で上がることが出来ました。

道の駅「みょうぎ」駐車場から見た白雲山
この上に道の駅があります

まずは妙義神社に向かいました。大きな鳥居があり、参道を行くと長い階段が続き、格調高い妙義神社の社が続きます。

本殿左脇から中間道登山道に向かいます。

下調べをしていなかつたので知りませんでしたが、中間道は第二見晴から先が崩落しており、現在通行禁止となっていました。折角ここまで来たので行ける所まで行ってみることにしました。

注 2019年3月8日から中間道は整備が完了し通行可能になっています。

道の駅から見えた「大の字」への分岐ですが、どんな感じなの分からなかったのでスルーしました。

第一見晴に到着。金鶏山が眺められます。

大黒の滝

現在、登山道の付け替え工事が進められていました。この時も新しく木階段と金属製の階段の設置工事が行われていました。

第二見晴からの眺望です。

金鶏山はトサカっぽい

ここから先はやはり通行できなかったので、登山口まで引き返しました。

登山口の登山届のポストの中に下記のマップが入っていました。中間道は第二見晴で寸断されており、中間道は中之岳神社から見晴台、第四石門ね四阿、大人場、金鶏橋、妙義神社、道の駅みょうぎの迂回ルートを推奨していました。ただし、駐車地点まで車道を戻るのが大変です。

妙義神社参道に咲いていたフクジュソウ

車に戻って、今度は中之岳駐車場にへ向かいました。金洞山中腹の石門をめぐって戻ることにしました。

中之嶽神社

石門群コース登山口まで妙義神社方面に400m戻ります。

石門群登山口
第一石門
石門のこてしらべ

一般道とカニの横バイとの分岐です。

第一石門
「カニの横バイ」のトラバース
「たてばり」の登り

第二石門を通過です。

「たてばり」の下り
「片手さがり」

途中、第三石門の往復があり、第四石門到着です。

石門の向こうに大砲岩が見えます。大砲岩方向へ登っている人の姿が思いの外大きく見えました。遠くに見えましたが、意外と近いようでした。

先を行くと戻ってくるのが面倒なので、ここまでにして戻ることにしました。

第四石門ひろばの四阿

中之岳駐車場に戻ってきました。現在の中間道は寸断されているので通行不可ですが、あと1ヶ月もすれば通行可能になりそうです。それまでは中之岳駐車場を起点として石門群登山口から半分を一回りするのが良さそうです。

帰ってからはじめてWebでコースを調べてみましたが、上級コースへはやはり足を踏み込まなくでよかったとつくづく思いました。本当にとても怖そうでした。

中之岳駐車場から見た金洞山

S47年卒 手島

コースDATA

松井田妙義IC8:20  道の駅みょうぎ8:25 登山者専用駐車場8:35 道の駅みょうぎ8:40 神社大鳥居8:45 妙義神社本社8:55 妙義山中間道入口9:00 大の字分岐9:15 第一見晴9:16 第ニ見晴9:40 妙義山中間道入口10:12 登山者専用駐車場10:30 道の駅みょうぎ10:40 中之岳駐車場11:10 石門登山口11:15 第一石門11:20 カニの横バイ11:30 第二石門 たてばり 片手さがり11:37 第三石門 石門広場11:50 第四石門 石門登山口12:15 中之岳駐車場11:20 松井田妙義IC11:50

雲竜渓谷(雲竜氷瀑)

2019年1月27日 日光・稲荷川 雲竜渓谷

昨年は靴のトラブルで雲竜渓谷入り口の「友知らず」周辺で引き返し大瀑までは行けなかったのでリベンジの山行となりました。メンバーはS49年卒の柳澤孝嘉、同年卒の柳原健司とお嬢さん、47年卒の手島達雄の4人です。

北千住駅の東武線の1・2番線の端の特急専用ホームで待ち合わせ、6時42分発のリバティー1号に乗車。時間が早いためか車内はガラガラ。

日光駅前ロータリーの滝も半分凍っていました。日光地域は昨夜から雪が降ったようで一面白銀に覆われていました。林道ゲートまでタクシーが入ってくれるか心配でしたが、滝尾神社を越えてゲートまで運んでくれました。

日光駅からは4社のタクシー会社がありますが、ゲートまで行ってくれるのは三栄交通(1288-54-1130)だけとネットでは出ていました。かなり年配のドライバーさんでチョット心配でしたが、さすが慣れたものでした。

全員チェーンスパイクで行けるところまで行こうということでゲーター、ストック(ピッケル)、サングラス、手袋と身支度を整え出発しました。

青空が広がっていましたが、山の上の方には雲が出ていて時折雪交じりの強風が吹いていました。

展望台到着
洞門岩

昨年来た時には洞門岩から河原に降りましたが、今年は高巻きが崩壊してルートが難しいという情報もありトレースもあまりはっきりしていなかつたので、そのまま林道を行くことにしました。林道の終点?から恐る恐る手すりのある階段を降りて稲荷川に降りました。

河原への階段
ともしらず

「友知らず」の氷柱はは昨年より規模が小さいように感じました。人も去年より少なかったようでした。タクシーのドライバーさんも昨日の方が人が出ていたと行っていました。氷瀑の人出は2月初旬から中旬までが最盛期なのかも知れませんが、この時期でもしっかり全面凍結凍していました。

回廊を抜け、いよいよ大瀑へ向かいます。落ち口に向かう高巻きはとても神経を使う急登で、いちばんの難所でした。アイゼンに履き替える機会を失ったままの歩行になってしまったので、チェーンスパイクの頼りなさに危うい感じでトラバースしながらも無事大滝にたどり着きました。

雲竜大瀑

大瀑本流に取り付いているクライマーはありませんでしたが、脇に数人のクライマーがアイスアックスとアイゼンを叩き込みながら登っていました。

 ヘルメットとアイゼンを装着して、ストーブで湯を沸かしながら昼食タイムです。

昨年のリベンジを無事果たすことが出来、人もたくさん上がってきたので帰路につきした。

階段から洞門岩まではトレースがしっかりしていたので、林道ではなく河原コースに向かいました。こちらは何回か渡渉をするものの難しい所もなく時間も短くて済みました。

洞門岩到着です

洞門岩からは行きと同じ林道コースで展望台へ。左岸の遊歩道(ハイキングコース)を歩いている人も多く見られました。こちらから見ると夏道のように見えました。

展望台でタクシー会社に連絡。三栄交通のタクシーが4台すでに待機しているのでそれに乗ってくれということでした。

林道ゲート到着です。暖かいタクシーに乗り込みました。外付けしていたペットボトルの水がガシャガシャ凍っていてびっくりしました。やはり寒かったんだと実感させられました。

東武日光駅、到着です。

天気も良く、のんびりと氷瀑ツアーを楽しむことができました。ビールとおつまみを買って電車に乗り込みました。

文責 S47年卒手島


コースDATA

北千住駅 6:24発リバティー1号 東武日光駅8:22 林道ゲート8:50 展望台9:41 洞門岩10:12 階段11:00 ともしらず回廊11:10 雲竜大瀑11:45 昼食 ともしらず回廊12:50 洞門岩13:10 林道ゲート14:30 東武日光駅15:00 15:23発けごん36号 17:41 (北千住-東武日光特急券1,440円  東武日光駅-林道ゲートまでのタクシー3,000円くらい)

石割山(道志山塊)1,413m

2019年1月25日 山中湖 石割山

山中湖畔の平野から巨岩を祀る石割神社のある石割山から平尾山、大窪山、大平山、飯盛山、長池山を縦走して山中湖西端に至る道志山塊を歩いてきました。

道志山塊は御正体山(1,681m)を最高峰とする富士山の展望も素晴らしい山です。

新宿バスタから富士急ハイランド、富士山駅、河口湖駅を経由して2時間畔程度で乗り換えなしで山中湖に行けということで、今回は高速バスを使って行ってきた。

新宿バスタ

ネットで会員登録し予約を入れておいたのでチケットレスで乗車。改札は出発時間の10分前からアナウンスがありました。

バスに乗っている間は富士山がよく見えていましたが、残念ながら登山中富士山を見えることは出来ませんでした。

不動明王史社

分岐点にある不動明王社。道路の左端には石割神社の標柱が立っていました。


石割神社の鳥居までは舗装道路を歩いてきます。

石割神社の狛犬

真っ直ぐ続く石段が403段も続きます。

石段を登りきった所が富士見平と呼ばれる所で、東屋があります。

カツラの巨木

石割神社に到着。右手にしめ縄がかかった大きな岩があり、その名の通り50センチくらいの割れ目があり通り抜けることが出来ます。ザックを背負ったままギリギリで抜けられました。

神社を通り過ぎてしばらく行けば石割山山頂到着です。眼下に山中湖がよく見渡せました。

石割山山頂
平尾山

平尾山に続く大窪山の南斜面は別荘地帯になっています。大窪山山頂から舗装道路が整備されており、登山道に接しています。

大平山

太平山山頂も未舗装の林道が通っており、軽トラが止まっていたのにはびっくりさせられました。東海道自然歩道にもなっているようです。尾根は飯森山、長池山とピークが続いていきます。

大平山
飯盛山

長池山を過ぎてしばらく山道を行くと舗装道路にぶつかり、そのまま別荘地帯を湖畔に向けて下りていきます。

ホテルマウント富士の入口
大出山入口

雪がチラチラ降る中を寒々しい山中湖湖畔に出ました。ハクチョウも寒そうです。

山中湖畔

大出山入口バス停からホテルマウント富士のバス停までは15分程度。下山途中高速バスの予約を入れておいたバスの時刻までは30分。空いている店があまりなく、セブンイレブンのコーヒーとバナナを買ってバス停のベンチでバス待ちの一休み。

今回は富士山を見ながら登ることが出来ず残念でした。

S47年卒 手島達雄


コースDATA

新宿バスタ7:45 山中湖平野バス停10:09 トイレ準備 10:25 石割山入口(分岐) 不動明王社10:30 石割神社鳥居10:45 富士見平(東屋)11:02 カツラ11:22 石割神社奥社11:24 石割山11:45 平尾山12:14 大平山12:45 飯盛山13:12 長尾山13:18 長池山 大出山入口13:52 ホテルマウント富士入口バス停14:04 14:40 新宿バスタ17:05

岩櫃山(802.6m) 群馬県

2018年11月15日 岩櫃山

岩櫃山はNHKの大河ドラマの「真田丸」のオープニングのタイトルバックの映像にも登場した群馬県東東町にある岩峰が印象的な山である。真田氏ゆかりの岩櫃城跡や潜龍院跡(古谷御殿跡)などの史跡も残る。


駐車場は東側の古谷登山口と西側の平沢登山口にある。今回は古谷集会所にある登山者用駐車場に車を駐めて、蜜岩通りから岩櫃山に登り、岩櫃城本丸跡まで行き登り返して赤岩通りを経由して潜龍院跡、赤岩登山口に下山して古谷駐車場に戻る計画だ。

集会所のトイレは外部に独立していて自由に使うことができる。この駐車場は岩櫃山の2合目にあたるということのようだ。コースは短いものの山中での表示は丁寧すぎるほど設置されていた。

左手に蜜岩神社の表示があるが登山道は岩櫃山の表示通りに道を進んで行く。

ポイントごとに真田氏の六文銭ののぼりが立っていた。

古谷T字路

左手は蜜岩登山口方面、右手は赤岩登山口方面になる。今日は蜜岩登山口から登り、時計回りぐるっと回って赤岩登山口に下りてくる予定である。

町指定の大隅桜

鞍部まで登って岩壁の裏に回って頂上を目指すことになる。

蜜岩登山口からのルートは「天狗のかけ橋」をはじめ鎖場や梯子がある比較的険しいルートなので登山口にはレーティングの表示や危険な場所がある旨の注意書きの札がたくさん立てられていた。

鎖場は使わなくても済む程度から始まる。新しく設置された鎖は頑丈で、よく整備されていた。

岩櫃山は中世期の火山活動によって形成された山で、上部は安山岩質凝灰角礫岩と安山岩溶岩などの肌理細かいベースにゴツゴツした石が混ざって飛び出している火成岩のようです。

いくつか鎖場や梯子を越えて行くと、いよいよ「天狗のかけ橋」の表示が出てきました。大岩を回り込んで行くと石のブリッジの「天狗のかけ橋」が現れました。

両端が切れ込んでいてゴツゴツした岩が盛り上がっており、部分的にはまさに石のブリッジになっていました。この1m弱が怖くて立ちつくしてしまいました。壁ならば多少高度感があっても登り下りできますが、こういうのが極めて苦手としているので、足がすくんで進めません。引き返して迂回路に逃げてしまいました。

上から見た「天狗のかけ橋」です。

鷹ノ巣遺跡はよく分からず通り過ぎてしまいました。

真下に集落が見える壁をトラバースして行きます。

写真を写すの忘れてしまいましたが、頂上直下には丸く膨らんだような大岩があり、それを越えて行きます。鎖が2本かけられていて結構高度感があります。鎖で囲まれた岩櫃山、頂上到着です。

先には尖塔のようなビークが聳えていて、その頂上には何人かの人が座り込んでおしゃべりをしているのが見えました。

ビークを越えるとあとは険しいところはありません。沢通り、尾根通りを通って本丸跡に向かいました。

まっすぐな大木がどかっと橋のように倒れていました。

一本槍

天狗の蹴り上げ石

天狗岩

岩櫃城本丸址に到着です。

赤岩十二様通りを下りて行きます。

途中、シチューとカップヌードルで昼食をとりました。

 

途中に郷原城址を通ります。

平らな広場に出ました。ここが真田昌幸が武田勝頼を迎えるために3日間で建てたといわれる古谷御殿跡になります。後に潜龍院というお寺があったことから、潜龍院跡と呼ばれています。

十二通り登山口

赤岩登山口

起点となる古谷T字路まで戻ってきました。

駐車場到着です。雲ひとつない青空に紅葉と岩山が綺麗でした。

S47年卒 手島


コースDATA

古谷登山者用駐車場9:55 (密岩通り)    古谷T字路10:05 密岩通り登山口11:15 尾根鞍部10:40 天狗の架け橋10:45 鷹ノ巣遺跡分岐10:55    御厩11:00 岩櫃山頂上11:05 (沢通り)    天狗の蹴り上げ岩11:30     沢通り6合目 櫃ノ口11:35 天狗岩11:47    尾根通り5合目 赤岩通り分岐 岩櫃城本丸分岐   岩櫃城本丸跡11:55      (尾根通り) 赤岩通り分岐12:35      旧道分岐12:38 (十二様通り) 郷原城跡13:10 潜龍院跡13:15      赤岩登山口13:17      古谷T字路13:23      古谷登山者用駐車場13:25