「OB会の活動記録」カテゴリーアーカイブ

2004(平成15)年1月25日(日) OB会新年会

新年初顔合わせ   目白駅前コマース4階  中華「ジャスミン」

佐藤会長および富樫氏からの今年度計画案およびスキー旅行についての説明の後は、「飲み放題」にまかせて談論風発。瞬く間と思えるほどの一夕となりました.(常盤 記)

参加者:井上正巳(’57年卒,御夫妻)、千野一郎(’58年卒)、植田一朗(’59年卒)、門倉捷郎,金 有一,佐藤八郎(御夫妻),常盤雪夫(以上’60年卒),坂井 格(’66年卒),富樫克己、長瀬 治,本多 純(以上’68年卒)、中野 茂,柳原健司(以上’74年卒),朱牟田恒雄(’60年卒 特別参加)

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2004shinnenkai.JPG

創部50周年記念現役OB合同登山  金 有一

年配の同窓生には「馬城」「目城」「めじろ」という名で親しまれた懐かしい年刊誌をご記憶の方も多いことと思います.ふとしたことから,図書館の学園資料室に大切に保存されている「めじろ72号」(1955年発行・発行人村松定孝)を手にする機会がありました.何気なく頁をめくっていると「ワンダーフォーゲル」と題された森本悌次,打矢之威 (昭31卒)両氏が寄稿された一文に目がとまりました.「今年から獨協にワンダーフォーゲル部が創立されましたが・・・」で始まる文章には,ドイツで誕生 したワンダーフォーゲルという国民的自然生活運動を天野貞祐先生のお話と重ね合わせ,「正直,勤勉,清潔,規則正しく」という四つのことを実行することに 他ならないと記されてあり,併せて創部時の諸先輩の方々の自然に対する熱意も語られていました.数えてみるとワンダーフォーゲル部が創られてかれこれ50 年になることも分かりました.偶然にも,私が現在クラブ顧問としてかかわっているワンダーフォーゲル部創部当時の状況を知り,先達の方々の苦労と熱き思い を垣間見て少なからず感動を覚えました。クラブ活動はその時代を反映し,栄枯盛衰を繰り返し受け継がれていますが,どのような経緯を経て今日に至っているか,現役部員には明らかでない場合が多いようです.そこで,創部50年を記念して,OBと現役の交流を 合同登山を通して実現させたいとの考えが抑えがたくなり,OB会に打診したところ,多くのOBの方々から賛同を得,実現の運びとなりました.登る山も記念 登山に相応しい北海道の大雪山・旭岳と決まりました.遠隔地でもあり合宿地の制限や現役部員の負担など解決しなければならない問題もありましたが,幸いに もOB会から団体装備と遠征費用にと,多額のご寄付をいただき難問も解決し,先輩方の激励もあり準備も整いました。

全コースをOBと現役が一緒に歩くことには制約もあり,第一日目の旭岳だけの合同登山となりました.参加メンバーは,創部当時を熟知し,還暦を過ぎた今でも元気に山登りを続けられている若井永(昭32卒),井上正巳(昭32卒)夫妻,千野一郎(昭33卒),常盤雪夫(昭35卒)と,若い世代のOBからは大橋友徳(平10卒),半田諭志(平12卒),石鍋健太(平13卒)が参加し,現役部員である中高生10人及び顧問2人の大所帯となりました.盛んに白い噴煙を上げる爆裂火口の地獄谷を左に見ながら、火山礫のガラガラしたきつい登りに果敢に挑み頂上をめざしました。北海道の最高峰からの眺めは正に雄大で、一同、征服感に浸りながらOBと現役の心が一つになったのを感じたひと時でした。

現役の諸君らは、これから50年、同行の先輩方と同じ年齢になる頃、ワンダーフォーゲル部は創部100年を迎えることも感じていたようでした。(獨協中・高ワンダーフォーゲル部顧問)

 「獨協通信」第61号(平成15年12月10日発行)ひろばより転
  

2003(平成14)年10月12日(日)~13日(祝) 秋の親睦会

秋の大親睦会    長野県小諸  獨協学園日新寮

散会時、佐藤会長挨拶
・・・本日は、こんなあいにくの天気のため「籠の登山」に登ることが出来なくて残念でした。でも、紅葉の素晴らしさを垣間見ることは出来ましたし、何より もまして昨日、生まれて初めて見るような美しい夕焼けの中でバーベキューと美味しい料理を楽しむことが出来ましたことは、参加された皆様のお蔭だと思いま す.帰りには渋滞が予想されています。十分気をつけてお帰り下さい。・・・

参加者:飯島義信(歴代顧問),金 有一(現顧問,’60年卒),井上正巳,若井 永(以上’57年卒),千野一郎(’58年卒,御夫妻),門倉捷郎,佐藤八郎(御夫妻),常盤雪夫(以上’60年卒)富樫克己、長瀬 治(以上’68年卒),中野 茂,柳原健司(以上’74年卒),木村隆平,関 宏朗(以上’00年卒),園田尚正,鈴木義三郎(’60年卒),猿田浩美,風巻茂男(’70年卒),伊藤泰作,鈴木信高(お子様,以上特別参加)

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003shinboku.JPG

2003(平成14)年9月13日(土)~14日(日) OB会月例山行 荒海岳

月例山行   福島県 荒海山1581m  会津高原「夢の湯」

戦後の一時期、そこでの生活者のために小学校まで持つに到った程に栄えたという今は無き鉱山跡に車を止め,登り始めたのは午 前8時半近く。台風一過のせいか空はどこまでも青い。尾根に出るまでの谷筋は風が通らないせいか蒸し風呂状態。尾根に出てあまりの風の強さに驚く。枯葉 の積もる尾根道は、適度なクッションがあつて歩き易い。まるで絨毯を敷いて客人を迎えて呉れているよう。そのもてなしも一山越えると一変する。倒木、岩.。おまけに見上げるような高さ10m程の急登(ロープ付き)が繰り返される。樹林帯の中なので展望はほとんど利かない。いやはや、何と手荒な歓迎なのか。すっかり体力を消耗する。少しでも平らな場所を求めて進むうち、いつの間にか石楠花それに続く笹藪の中にいて山頂が近いことを知る。狭い頂上だが、苦労を強いたのを詫びるように、山は360度の大展望というご馳走を用意していた。日光連山、那須の山々、昨年登った七ヶ岳・・・.筑波山まで遠望出来た。苦労のし甲斐のある山です。(常盤 記)

参加者:千野一郎(’58年卒)、井上正巳(’57年卒,御夫妻)、金 有一(’60年卒),佐藤八郎(’60年卒,御夫妻),常盤雪夫(’60年卒),富樫克己、長瀬 治(以上’68年卒)、中野 茂(’74年卒)園田尚正,猿田浩美(以上特別参加)

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003arakaisan.JPG

2003.9.13 案内文書

2003(平成14)年7月30日(水)~8月3日(日) 現役OB会合同登山

獨協ワンダーフォーゲル部創部50年記念現役OB合同登山 北海道大雪山系 旭岳

獨協学園ワンダーフォーゲル部創部50周年記念合同山行は、8月3日新千歳空港内「青木」にて納会を行い無事終了しました。現役・OBともども参加者全員体調良好であることを報告するとともに、関係者各位の多方面にわたるご協力に御礼申し上げる次第です。(常盤 記)


OB側参加者:
金 有一(現顧問,’60年卒),井上正巳(御夫妻),若井 永(以上’57年卒),千野一郎(’58年卒),常盤雪夫(’60年卒),大橋友徳(’98年卒),半田諭志(’00年卒),石鍋健太(’01年卒) *下線部付きの参加者は今回のワンダーフォーゲル部全山行に引率およびコーチとして参加.

OB隊 現役隊
7月30日(水) 羽田 旭川空港 富良野 旭岳温泉 出発準備 装備点検
7月31日(木) 旭岳温泉 姿見駅 旭岳山頂 間宮岳 旭岳温泉 層雲峡温泉(泊) 羽田 旭川空港 姿見駅 旭岳山頂 旭裏キャンプ指定地
8月1日(金) 層雲峡温泉 北見 網走 知床斜里 知床自然センター 羅臼 標津(泊) 旭裏キャンプ指定地 間宮岳 北海岳 白雲岳 白雲岳キャンプ指定地
8月2日(土) 標津 根室 納沙布岬 根室 弟子屈 摩周湖 阿寒湖 川湯温泉(泊) 白雲岳キャンプ指定地 緑岳 第一お花畑 大雪高原温泉(泊)
8月3日(日) 川湯温泉 足寄 十勝清水 日高町 夕張 千歳東 新千歳空港 羽田 大雪高原温泉 層雲峡 川上 札幌 新千歳空港

顧問の新村三千夫のあいさつ文

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003soubukinen-5.JPG

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003soubukinen-4.JPG

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003soubukinen-1.JPG

2003(平成15)年6月1日(日) 第18回総会

第18回 OB会総会  台東区池之端中山旅館内中国料理 古月

会長の再任(佐藤八郎氏 ’60年卒) および会計報告を満場一致で了承。その後学園から新村先生(現ワンダーフォーゲル部顧問)をお迎えし、創立50周年記念山行(OB隊と現役隊による集中登山)についての説明があり討議をしました。この山行については、学園側の許可も得てあり、またOB会としても異論はなくその場で参加予定者(5名)を決定しました。
総勢32名の出席者で会場は熱気に溢れ、特に、渡辺知也先輩、山田幸弘、永田敏雄の両氏とは一緒に登った思い出の山々を語り合い、若き後輩の草深徹平、山口昇一、石鍋健太、倉見朋和氏は久しぶりの恩師との語らいというように、会場狭しというほどに多くの車座が出現し、あっという間の3時間でした。(常盤 記)


出席者:飯島義信,金 有一,新村三千夫(以上獨協学園),金子雄一郎(名誉会員),若井 永,井上正巳(以上’57年卒,御夫妻),千野一郎(’58年卒,御夫妻),植田一朗(御夫妻),渡辺知也(以上’59年卒),門倉捷郎(御夫妻),佐藤八郎
(御夫妻),常盤雪夫(以上’60年卒),山田幸弘,永田敏雄(以上’63年卒),坂井 格,菅野則一(以上’66年卒),田中廣明,富樫克己,長瀬 治(以上’68年卒),中野 茂,柳澤孝嘉,柳原健司(以上’74年卒),草深徹平,山口昇一(以上’91年卒),関 宏朗(’00年卒),石鍋健太,倉見朋和(以上’01年卒)

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003soukai.JPG

2003(平成15)年5月3日(祝)~5日(祝) OB会月例山行 二岐山

月例山行  福島県二岐山 1544m  二岐温泉  桂祇荘泊

白石市郊外では田に水が張られ、田植えの準備が始まっています。その水面には周囲の丘陵の新緑が影を落とし、たなびく多数の鯉のぼりとともに「日本の5月」の風情がたっぷり感じられます。満開の桜の花色に合 わせるかのように、緑も淡い色合いを中心にグラデーションの妙を見せてくれます。
御鍋神社先の登山道入り口からはちょっとした急登が続きます。ブナ平に達すると視界も開け、振り返れば雪を残す那須・甲子の山々が我々をを後押しするように聳えています。溜まった雪解け水をよけて蛇行したり、時には雪のブリッジを踏み抜いて足をとられたりしながらも、ブナ平を抜け最後の登りを終えると『男 岳』の狭い山頂です。霞のために北の方角の展望は良くなく、思いでの多い飯豊山を眺めることは叶いませんでしたが、それでも近くの『小野岳』
は しっかり確認しました。『女岳』からは急な長い下りです。安全ロープが張ってあるものの、その高さ故、たびたび首をひっかけそうになり神経をすり減らしま す。登山道終点近くではブナの原生林(若木が多い)の中で,新緑の美しさと森林浴を思いっきり楽しめます。「久しぶりに本格的な山登りをした!」露天風呂 につかりながら、皆でかわした感想です。(常盤 記)

参加者:千野一郎(’58年卒)、井上正巳(’57年卒,御夫妻)、金 有一(’60年卒),佐藤八郎(’60年卒,御夫妻),常盤雪夫(’60年卒),富樫克己、長瀬 治(以上’68年卒)、中野 茂(’74年卒),猿田浩美(特別参加)

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003futamata-6.JPG

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003futamata-2.JPG

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003futamata-1.JPG

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003futamata-3.JPG

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003futamata-4.JPG

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003futamata-5.JPG

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003futamata-7.JPG

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003futamata-8.JPG

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003futamata-9.JPG

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003futamata-10.JPG

2003.5.3 案内文書

2003年(平成15)年4月12日(土) OB会月例山行 丹勢山

月例山行  丹勢山1398m       栃木県日光市郊外

地元の人「おい、どっちから来たんだ」・我々『下から』。「何処へ行くんだ」・『上へ』。「何があるんだ」・『何も無い』。この禅問答のような話は、笹薮を掻き分けて林道駐車場に突如姿を現した我々とその 駐車場の車内で待機していた山菜取りの地元の人たちとの会話です。一般車両の乗り入れが禁止されている国有林内林道で、しかも登山口を示すまともな道標も無く、したがって僅かに残る目印を頼みの綱として急登を藪こぎせざるを得ない、この人気のない山でこそ起こる場面でした。積雪期だったり、逆に笹の生い茂 る時期だったら我々が辿ったコースはかなりの困難をともなっていたことでしょう。この山と同じように、男体山を囲むように位置する「高山」の整備され過ぎるほどの登山道と比較するのは酷なことかもしれません。登る人がいないから登山道を整備しないのか。登山道が整備されていないから登る人がいないのか。因 果関係はよくわかりません。事前調査による全歩行距離約13.5Km(ほとんどが林道部分)をうんざりするほど堪能させてくれた山でした。行程の半分は雨でした。
(常盤 記)

参加者:千野一郎(’58年卒)、井上正巳(’57年卒)、佐藤八郎、常盤雪夫(以上’60年卒)、長瀬 治(’68年卒)、中野 茂(’74年卒)

http://www.dokkyowv-ob.com/images/2003tanzeiyama-3.JPG

2003.4.12 案内文書

2003年(平成15)年3月21日(祭) OB会月例山行 堂平山

月例山行     秩父 堂平山876m   

東武東上線小川町駅

雲ひとつ無い快晴のもと、清流のかたわらのバス停に降り立ち先ずは準備体操。見上げる上方谷筋には何やら白きものが・・・。登山開始後10分で早くも雪道に突入。日陰では完全に凍結していて緊張感を強いられる。でも、これがなかったら、車でも山頂まで行けてしまう堂平山登山の意義はなくなる。白石峠からの山道では、無人地震観測所、マイクロ波中継所、雨量観測所などがあって多少無粋。12時40分山頂着。ここには天文台が。見渡す関東平野の彼方には、北には日光・男体山から西北の浅間山まで雪 化粧した連山が一望出来る。素晴らしい! 山頂近くの斜面では風を待ちテイクオフに備えるパラグライダーを楽しむ人たちがいる。そんな光景をおかずにおもいおもいの昼食。皆、鳥(超?)人になりた かったのか、我々もじっと待つ。意外と長居。そんなこともあってか、打ち上げ会の時間を確保するべく、スケジュールを変更して笠山峠からは白石バス停へ下 山。そして、小川町駅前の割烹「いわた家」での会を予定どうりにたっぷりこなした1日でした。(常盤 記)

参加者:千野一郎(’58年卒)、井上正巳(’57年卒,御夫妻),佐藤八郎(’60年卒,御夫妻),常盤雪夫(’60年卒),富樫克己、長瀬 治(以上’68年卒)、猿田浩美(特別参加)

2003.3.21 案内文書

2003(平成15)年2月9日(日) OB会新年会

新年初顔合わせ会    小石川後楽園 涵徳亭

「黄門様梅まつり」が開かれている小石川・後楽園に参集したのは、特別参加および3組の夫婦連れを含めて合計22名。三分咲きの梅花からは春の陽気とともに芳しい香りがただよう中、日本庭園を見渡す広間で和気藹々の内、会は進行しました。途中、昭和31年の夏合宿(八甲田)では青森から奥入瀬渓谷までリヤカー を引いての移動であったという秘話(?)も紹介され、さすがワンダーフォーゲルの名に恥じない合宿であったと感嘆する声も挙がる一方、事実を追求する質問 もあって、白熱した中にも世代を越えて大いに盛り上がった愉快な新年会でした。(常盤 記)