高梨ノート 1965年 朝日連峰縦走

1965年 昭和40年7月21日〜26日 朝日連峰縦走

 

7月21日

津軽号(急行) 21時30分 青森行き

見送り 岸田 加藤 藤田 若井 井上OB  佐野

高1  11人 高校2  5人 高3  1人 教師2  合計19人

天候 曇時々小雨 気温 低し

 

7月22日

山形3時56分 駅員の話では前日まで雨であったとのこと。

左沢5時19分発 着6時14分

バス代100円 荷物代50円 柳川着(7:30) 小雨  森林軌道は完全に廃止されていた。

体操 7:45 出 8:20 休 9:00 休 9:10 出 9:35休 長谷川(H1-3) 水筒を忘れ取りに行く 昼食一回分 10:5 出 10:35 休 6.5Km地点 10:40 出 軌道の破損甚だしく数年を経れば通行不能になるのではないか・・・。石菅沢通過 10:48  11:20(7.2Km地点)  11:55 出 12:00 出 12:05 古寺分校

持参のノート、エンピツ、消しゴムを分校の子供に渡す。渡辺先生の話では550万円の予算で分校を建直すとのこと。分校は現在の地点より後方、古寺川を渡ったところにきまったとのこと。また、新道が建設され数年後には古寺までバスが入るそうである。新道は軌道より5Km程距離が長いが小型自動車ならば通れるとの話である。 (昼食2回分)  晴間あり

1:00 出 1:25 休 1:30 出 1:55 休 2:5 休 2:20 古寺鉱泉キャンプ地着

朝日旅館のおやじに会いテント設営の許可をうける。 5:30 夕食(野菜いため スープ)  5:40 終了 7:45 就寝

 

7月23日(金)

4:45 朝食 みそ汁 たくあん かんずめ 天候 小雨 テント代200円支払う

7:05 出 7:20 休 7:25 出 7:50 休 7:55 出 8:20 休 8:30 出 ●ノ木休場 8:50 通過 9:00 休 9:10 出 9:20 一杯清水(昼食一回分)  9:50 出 10:20 休 10:25 出 10:50 出 11:20 休 11:30 出 急な登り全体のピッチあがらず 11:40 三沢頭(古寺山) 1,507m 11:50 出 12:15 休(昼食二回分) 12:40 出 12:45 分岐点 1:10 小朝日 銀玉水分岐点 1:15 休 1:20 出 1:50 休 2:00 出 彦坂転倒し手を切る 2:25 銀玉水(天候曇時々晴間) 朝日小屋の主人が来てテント撤去の申入れあり 当方の実情を説明し他のパーティーが入ったときはテントの一部を撤去することで決着をつける。(風強し) 5:05 夕食 カレーライス 7:30 就寝 9:30 風があまりに強いので高1、高2にテントの補強を命じる。

 

7月24日(土)     快晴

2:50 起床 5:35 朝食 みそ汁 タクアン ※全体に装備が軽い 平均30〜35キロ前後 そのため食料計画にズサンさがめだつ。(栄養を考えていない)

7:05 出発 パッキングに時間をとる。 7:35 大朝日小屋 カラミで大朝日に登らせる 小屋番の話では昨年(39年)11月、3名が銀玉水大朝日小屋付近で遭難し死亡 現在でも1名の死体が発見されていない。 8:05 出 8:19 休 銀玉水 8:25 出 8:53 休 9:10 出 9:20 休 9:40  出 10:00 西朝日岳 10:20 御●山通過 10:33 休 10:40 出 10:55 休 11:00 出 11:20 百畝畑 12:00 出 12:30 休 12:35 出 12:52 南寒江山 12:57 出 1:05 寒江山(1694.9m) 1:30 三方境 1:50 キツネ穴 テント設営 4:05 夕食 ハヤシライス ラッキョウ 福神漬 5:30 就寝

 

7月25日(日)

4:40 朝食 みそ汁 つけもの ●●天候 曇  6:25 出 6:55 休 7:00 出 7:20 休 7:30 出 8:20 以東岳 8:25 以東小屋 雨となり全員元気なし 気温低下 距離からいって以東小屋までは充分いけると考える。元気づけてあるかせる。以東小屋に到着して全員の笑い顔をみせる。若干の恐怖あったかもしれない。(特に高1年生の場合)  8:45 出 9:10 休 9:15 出 9:50 休 9:55 出 大鳥池 昼食2回分 11:5 出 11:45 大鳥小屋 12:00–1:20 大鳥小屋があまりにきたないので全員で清掃。4:00 夕食 まぜめし スープ タクアン 7:00—8:20 反省会 8:34 就寝

 

7月26日 快晴

起床 3:00  5:40 朝食 7:35 出(以東岳がよくみえる) 8:05 休 水を入れさせる 6:30 沢わたる 丸木橋 全員渡河終了8:40  沢一本わたる 8:55 休 9:00 出 全員一回分ニギリメシ 9:20〜30 沢わたる 橋流出 ワイヤー二本で渡河 茶畑山のぼりにかかる 9:45—50 休 10:15 休 10:22 出 11:00 休 11:10 河原大休止12:35 途中トラックに乗車 1:10 下車 依頼した車をまつ 河原であそばせる 2:50—-3:15 トラック朝日屋 バス 鶴岡(190円)  4:25 鶴岡行きバス乗車 6:00 鶴岡着 解散

 

6:30 鶴岡駅付近旅館新松に宿泊(宿泊料800円)  翌日林間学校のため小諸へ向かう

「高梨ノート 1965年 朝日連峰縦走」への1件のフィードバック

  1. 懐かしく刺激的な山行だったが高梨さんにはいつもの朝日だった様だ。何せ11人も一年生がいたのだから..井上さんや若井さんか見送りに来たのも覚えてないね。しっかりと縦走してやり遂げた達成感に充ちていた。この頃が戦後世代の本格的な始まりか?以後、高梨さんの想像力も及ばない生徒が出現し始める。(藤沢周平の)鶴岡のM.モンローの死亡ニュースも何だかよく判らなかった..とにかく、素晴らしかった.. 

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