2017年12月30日
暮れも押し迫った12月30日。2016年の登り納めは、富士山が良く見える御坂山塊のパノラマ台(標高1325m)に行ってきました。登山口から1時間少しで登ることができ、寒い冬でもお手軽ハイキングを楽しめる場所でした。
県営精進湖駐車場に車を停め、10時に歩き始めます。
登山口はパノラマ台入口のバス亭から階段を上がっていきます。山腹に付けられた道を登っていきます。左側の木々の間から富士山を望み、精進湖が徐々に全体の姿を現し、高度が上がって行くのが分かります。
何回かジグザクを繰返し、左に登って行くと少し開けた場所から、大室山を抱いた子持ち富士が正面に鎮座しています。ここで小休止をとります。
山道を登って行くと右手に三方分山からの稜線が見え始め、根子峠からパノラマ台へと続く稜線が見え始めます。
二か所の橋(桟道)を過ぎると、根子峠に到着です。この橋の下にもう一つ橋があります。
三方分山からの稜線に出ました。根子峠に到着です。尾根の反対側から木々の間越しに南アルプス北部の白峰三山や甲斐駒ケ岳の山々の白い峰々が見えます。
標識に従って左に10分程度進むと旧下部町方面への道が分岐している場所です。道標には「千円札の逆さ富士」の撮影所の標識がありました。ここからパノラマ台までは目前です。
広い台地の左手に東屋が見えるとパノラマ台に到着です。正面に富士山がドーンと大きなすそ野を広げています。
パノラマ台から右側の山々です。南アルプスの赤石岳や悪沢岳、聖岳が白く輝いています。
本栖湖の上にダイヤモンド富士で有名な竜ヶ岳と雨ヶ岳が見えます。元旦の朝は、竜ヶ岳が混みそうです。
今度は、パノラマ台から左側の山々です。
富士山の左下には青木ヶ原の樹海、左手に精進湖と西湖、遠くには河口湖まで望めます。
御坂山塊の山々では、三つ峠山から十二が岳、鬼が岳、王岳、三方分山などが一望です。
三方分山の左奥には瑞牆山と金峰山をはじめとする奥秩父連山から大菩薩連嶺も見えます。正にパノラマ台の名にふさわしい絶景が広がっています。
ゆっくりと景色を満喫し、13時に駐車場に戻って来ました。帰路、富士吉田の名物「吉田うどん」を食べてから帰ってきました。
今回は、お天気にも恵まれ、期待していた雪山ではありませんでしたが、短時間で登れパノラマ台の名にふさわしい景色を眺めることができました。
(昭和46年卒 碓井)