メールマガジン1月号/ 2018

獨協中学・高等学校ワ ンダー フォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2018 / 1 / 31


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【1】「八甲田山 消された真実」

【2】故高梨富士三郎先生のDWVの山行手帳記とエッセイ「らくがき中間報告」

【3】行ってきました 山行Now

【4】編集後記

【5】記事の募集とメールマガジンについて

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遅ればせながら、明けましておめでとうございます。皆さにとって良い年にになるようお祈り申し上げます。

さて、先日東京でも10センチを超える雪が降って、零下の寒さが続いているので未だ溶けずに残っています。これまで近郊の山にはあまり雪が積もっていませんでしたが、ここに来て結構積雪があるようです。

巷ではインフルエンザが猛威を振るっているようですが、かく申す私も鼻水や頭痛、くしゃみが続いてなかなか風邪が治らないと思っていたら花粉症だようです。この寒さの中でもスギ花粉がすでに飛んでいるのですね。明日はもう2月。立春もそこまで来ています。

【1】「八甲田山 消された真実」 伊藤 薫著 2018年 山と渓谷社刊

東京でも13センチの積雪を記録しましたが、八甲田山の麓にある酸ヶ湯では積雪が3mに達したことがTVニュースで報じられていました。八甲田山と云えば今から100年以上も前になりますが、対ロシア戦線を想定しての研究・訓練として企画されたものの死者119人を出した陸軍の「八甲田山の雪中行軍」が想起されます。山岳小説で有名な新田次郎の小説「八甲田山の彷徨」や高倉健主演の映画「八甲田山」でも話題になり「天は我を見放した。」というセリフが記憶している方も多いのではないでしょうか。このこの度、「八甲田山消された真実」(山と渓谷社刊 1,700円)という元自衛隊員だった伊藤 薫氏が著した本が出版されました。新聞広告で目に止まり、アマゾンで検索したらベストセラーになっていました。さっそく注文して読んでみたのでご紹介したいと思います。

映画のイメージの北小路欣也が演じた199名の隊員を死なせた第5連隊の神成大尉と1名の死者も出さずに雪中行軍を踏破した高倉健の演じた31連隊の福島大尉ですが、実際の両者の対応や両隊の雪中行軍に対する在りようは大分違っていたと指摘しています。199名の下士官と兵卒を死なせた責任者たる神成大尉は上官である帯同した山口少佐の指示に従うだけの存在であり「天は我を見放した」的なことを言い放ったことで士気が低下して急激に死者を増大させたこと、第31連隊の福島大尉は功名心の強い冷淡な指導者だったことを指摘しています。また、事故の原因は同じ青森にあり、ライバル関係にあった第5連隊と第31連隊の関係性の中にあって、福島大尉の第31連隊に先にを越されることを避けるため泥縄的に雪中行軍を企画させたと思われる第5連隊の津川連隊長の隊と個人のメンツによって引き起こされたとしています。詳しいことは後日ホームページに記事としてアップしたいと思っていますので、ご覧いただければと思います。

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【2】故高梨富士三郎先生のDWVの山行手帳記とエッセイ「らくがき中間報告」

獨協中・高校の図書館にDWVの資料を調べに行ったところ、高梨先生や飯島先生のエッセイや創作を獨協学園の文芸誌の中に見つけました。生徒の「らくがき」を教員としての目でみた面白いエッセイなのでホームページに掲載しました。

「生徒は教室と生活し机と一緒にいる。机の上で苦しみ、なげき、怒り、わらい等々を通じ社会へ出ていく。その一端が楽書になってあらわれる。あとからあとから楽書がつみ重ねられ、けずられ、かかれることによってあやまちを意識し、反省し社会へ出て行く。彼等の残して行った小さな歴史が、きっと社会に出て大きな歴史の上に楽書でない跡を残すだろうことを私は希望している。」獨協学園文芸誌「吠える」の “ 続らくがき中間報告 “ から抜粋しました。本編はこちらからどうぞ。「落書中間報告」 「続らくがき中間報告」

故高梨先生がDWVの山行時に携帯し記録しておられた山行手帳が残されていました。ご婦人からお借りしてホームページに記録として残すべく記事として起こしています。この度、ホームページの「埋蔵品」のコーナーに「高梨ノート」として一部を掲載しましたので、ご覧ください。「1966年 夏合宿 飯豊」1966年 冬合宿 八ヶ岳(硫黄岳)」「1967年 夏合宿 飯豊連峰縦走」「1967年 冬合宿 八ヶ岳

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【3】行ってきました 山行Now

S49年卒の柳澤孝嘉氏の12月から続く「御坂山塊(御坂山地)踏破」の続編で氏の2018年登り初めの山旅になります。節刀ヶ岳は富士五湖の北側に連なる御坂山塊(山地)の中心部に位置する山で、三つ峠山は御坂山塊の東端に位置する山です。ともに富士山の眺めが印象的な山です。

節刀ヶ岳(1,785m) 2018/1/11

三つ峠山(1,736m) 20018/1/7

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【4】編集後記

30周年記念誌の編集作業が進んで来ています。1月中を目途として依頼したり寄稿いただいた原稿が集まって来ています。OB会設立から30年余、DWV創立からは60年余経つ今、当時の記憶や記録はどんどん薄れてていく中にあって当時の記憶を思い返して原稿を作っていくことも大変な作業だったと思われます。しかし、また今でなければ出来ない作業であると思っています。これからのDWVに繋げていく作業であることを期待して原稿もいただき、編集もしているところであります。

今月のメールマガジンはなんかとか月末に間に合わせてのメールマガジンになってしまったことをお詫び申し上げます。昨年9月以降、毎月のホームページ閲覧者数は延べ100回以上を記録しており、150回超えるまでになってきました。これからも獨協学園ワンゲル部OB会各位を繋ぐことを目指して紙面を作っていきたいと思っていますので、ご支援のほどよろしくお願いします。

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【5】記事の募集とマガジンについて

このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせメールは dokkyo.wvob@gmail.com 担当手島までお願いし ます。

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