メールマガジン2月号/2018

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獨協中学・高等学校ワ ンダー フォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2018 / 2 / 20

△▲△ も くじ △▲△

【1】馳 星周著「蒼き山嶺」

【2】登山届も進化しています

【3】富士山の入山制限

【4】那須茶臼岳雪崩遭難事故のHP開設

【5】行ってきました 山行Now

【6】編集後記

【7】記事の募集とメールマガジンについて

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今年は東京でも冬日が続くなど例年になく寒い日が続いています。北陸や新潟では大雪で除雪も大変なようですが、現在の積雪量は新潟県の守門で3m、福井県の九頭龍で2.4m、青森県の酸ヶ湯で4m弱あるようです。いずれも去年を上回っています。ちなみに積雪量の最大記録は1927年に伊吹山で11.82m、2位が2013年に青森県の酸ヶ湯で5.66m、1日の降雪量では1975年に伊吹山で2.4m、平地では1946年に妙高市で2.1mを記録しています。

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【1】本のご紹介 サスペンス小説 馳 星周著「蒼き山嶺」

自身登山も愛好するサスペンス作家の馳星周氏が著した残雪期の白馬岳を舞台に鑓温泉から上がって白馬岳を経由して日本海に至る栂海新道を舞台にしたサスペンス小説です。大学山岳部の同期生だった元長野県警山岳救助隊員と公安刑事、そしてヒマラヤで遭難死した同期生の妹が繰り広げるサスペンス。「え、そうだったの。それはありえないだろう。」と話の展開にびっくりさせられましたが、楽しめました。今年の1月に発刊された新刊本です。著者の馳氏は北アルプスや積雪期の八ヶ岳などにも登るなど、趣味としても登山を楽しまれているようです。「神奈備」という山の神に救いを求めて姿をくらました薄幸の少年と行方を追う強力の男が御嶽山を舞台に生と死、神、人間の絆を問う著作もあります。

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【2】登山届も進化しています

遭難事故が増加している中、登山届が義務化されてきています。それぞれの主要な登山口では登山届用のポストが設置されています。しかし、登山届を出しても下山報告している訳でも確認している訳でもないので、捜索開始には家族や所属する山岳会や関係者からの要請が必要となるのは自明のことです。

基本的には登山届は捜索が開始された場合の手がかりとなる資料になります。登山届は下山を確認できる家族や関係者に託すことが最も重要なのでしょう。また、登山届を作成したのに登山届用のポストが見当たらなかったりして出さないままのことも多くあるように思います。またポストの登山届から個人情報が盗み取られるというケースも出て来ているようです。

そんなこともあって、近頃はインターネット経由で対象の各都道府県警等に届け出る人も多くなっているよです。そんな中、WEBやスマホにも対応している「コンパス」というシステムがあり、使っている人や対応している機関が増えてきているようです。あらかじめWEBで登山届をアップロードしておき、登山後に報下山完了告を入れます。予定通り下山報告がない場合はあらかじめ登録しておいた複数の緊急連絡先に下山未確認のメールが入るシステムになります。情報は関係機関にも共有化されているので、スムーズに捜索にも利用できるようです。https://www.mt-compass.com

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【3】富士山の入山制限

世界文化遺産に認定したユネスコが国に富士山登山者の適正数と改善を求めていた件で、山梨県と静岡県両県で組織された「富士山世界文化遺産協議会」の学術委員会は山梨県と静岡県からの登山者をピーク時の1日当たりの登山者数を12〜25%減らし、4つある登山口のうち山梨県側の吉田口は4,000人、静岡県側の富士宮口は2,000人までとする案が示されました。静岡県側の須走口と御殿場口については、著しい混雑が認められないとして適正数を示していません。この案をもとに協議会で正式決定した後、11月末までに国はユネスコに報告する見込みのようです。

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【4】那須茶臼岳雪崩遭難事故のHP開設

那須茶臼岳雪崩遭難事故の遺族・被害者らが中心となり、事故を繰り返さないためにということで、この度HPが開設されました。遺族や被害者の思いや県教育委員会や高体連など関係団体との関係などについても掲載されています。http://nasu0327.com

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【5】行ってきました 山行Now

奥久慈男体山(653.7m) 201828

奥久慈の袋田の滝近くの大子(だいご)にある700mに満たない低山ですが、ピラミッド様の岩山です。高度感はありませんが、これでもかと鎖場が連続します。水戸から水郡線なのでアプローチに時間がかかりますが、結構楽しめます。

雲竜渓谷201824

かつては2本のアイスアックスと出歯アイゼンを使った氷瀑クライミングのメッカでしたが、近頃は氷瀑見学の観光地になってしまっているようです。観光と言っも流石にチェーンスパイクかアイゼン、ストックかピッケル、そしてヘルメット装備でという所ですが。近頃は何処でもそうでしょうが中国からの団体も大勢さん来ていました。

高鈴山(623.3m) 多賀山地2018128

季節になるとイワウチワなどの草花が咲く常陸の低山です。田中澄江が花の百名山にも選んでいる山で、山頂からは那須や日光の山々や静かな常陸の海が見渡せます。下山は日立駅まで直行です。

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【6】編集後記

平昌オリンピックが連日盛り上がっています。DWV.OB会にもスキーの名手が沢山いて、かつては月例会でもシーズンに何回もスキーをやっていたようです。近年のゲレンデは若いボーダーばかりなのかと思いきや時間とお金を持っているシルバーのスキーヤーが多いんだとか。まずはエンジョイできる体力、気力、財力の維持増進に努めなければならないですね。

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【7】記事の募集とマガジンについて

このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせメールは dokkyo.wvob@gmail.com担当手島までお願いし ます。

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