高尾山での自然観察会

2018年4月22日

山の自然学クラブ主催でユニークな植物学の本をたくさん書いているICUほかで講師をしている植物学の多田多恵子先生が案内する高尾山での自然観察会に参加してきました。スタッフを加えると総勢25人を超えていたのではないかと思います。

参加者は講師の多田先生の話をトランシーバーのイヤホーンで受けながら六号路を頂上目指しました。多田先生は動植物が本当に好きで、好奇心の塊のような先生でした。今日の参加者の中で一番キラキラした目と双眼鏡で動植物を探し、耳で鳥の声を聞き分け、みんなに説明し続けながら一眼レフのカメラで写しまくっていました。

日曜日ということで駅前広場はビックリするほどの人出でした。

講師の多田多恵子先生
ウワミズザクラの花にはマルハナバチがせっせと蜜集めをしていました。
ユリワサビ
葉が広くて大きいのでマムシグサ
ヨゴレネコノメの”ヨゴレ”は葉が汚れているように見えるから。
ムラサキケマン
キュウリグサはルーペで見るとワスレナグサのような花でした。

葉がの刻み太いのでニリンソウ
水孔から水が排出されている出水現象

ウワバミソウ
岩屋大師
ホウチャクソウ

びわ滝
びわ滝目隠し用ガード
イワタバコ

ツルネコノメ
キヨスミイトゴケ

子供達は沢に降りて水中昆虫を探していました。
参加者の中には関西からこの講習のために来ている人もいました。

現在き廃道になっていますが、かつて「大山」まで続く「大山みち」があったようです。

ここから沢の真ん中に設置された飛び石を歩いて行きます。

コミヤマスミレ

クワガタソウ
キランソウ
クサイチゴの花
ヤマユリソウ
シュンラン
ジュウニヒトエ
キヅタ
チゴユリ
ツクバキンランソウ

谷尾抜けて尾根に出れば5号路との分岐を経て頂上に出て行きます。

ツルウルシ
マルバアオダモの花を観察している所
女子トイレは渋滞中
頂上展望台

寄生植物のヤマウツボ
ベニシダ
4号路の吊り橋

タチツボスミレ
ナガバノスミレサイシン?
キッコウハグマ

イヌブナについた虫こぶ
カンアオイ
アオキミミバエに帰省されたアオキミフクレフシ

浄心門から霞台園地を経て下山。

シャガ

ただ歩くだけなら3時間程度のコースですが、高尾山口駅に9時集合で16時30分解散だったので7時間半の長丁場の現地講習でした。草花や鳥、虫との関係などいろいろな話を聞くことができました。6号路ははじめて登りましたが沢沿いの自然豊かなコースで夏でも比較的涼しく登れるのではないかと思いました。

S47年卒 手島


コースDATA

ケーブルカー駅脇から お地蔵様 6号路分岐 左手に登山道 右手に岩屋大師 びわ滝 目隠し 前の沢 大山橋 飛び石 石垣 木階段 5号路分岐 頂上下で昼食

頂上から5号路 4号路分岐 吊り橋 浄心門 霞台園地 地蔵通り 東京高尾病院脇 ケーブルカー駅

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