1969年以来中央アルプスでのライチョウは絶滅したとされていましたが、昨年木曽駒ケ岳でメスが1羽発見されました。その後も何度か目撃されており、12月にも冬毛になったライチョウが1羽確認されていることから環境省では中央アルプスでのライチョウの生息を定着させようという試みが計画されています。
環境省は発見されたメスのライチョウに自らの無精卵と乗鞍岳で採取したライチョウの有精卵(複数の巣から6個の採取を計画)を入れ替えて抱かせて孵化させようとするものです。ライチョウの産卵期は6月頃ですので、その頃また話題に上ってくると思われます。木曽駒ケ岳で発見された1羽がパイオニアとなって中央アルプスでの個体群として定着していったらいいですね。