雁ヶ腹摺山(1,874m) 黒岳(1,987m) 大菩薩連嶺

2019年9月26日(木)

雁鴨の飛翔ルートになっているということで雁が腹をするように飛んでいく様から名付けられたという大菩薩連嶺の雁ヶ腹摺山と黒岳を登ってきました。

大月から国道20号線、県道510号線を経て大峠まで行き、まずは富士山が眺められるうちに雁ヶ腹摺山に登り、大峠まで戻ってから黒岳へ登り返しました。雁ヶ腹摺山からの富士山は500円札の撮影場所として有名ということで、山梨の秀麗富嶽12景の1番山頂にも指定されています。


S49年卒の柳澤孝嘉君から「天気もいいので山でも行きませんか。」と誘いを受けて一緒に登ってきました。朝のうち雲が多かったものの徐々に青空が広がり気温も上昇してきて、運動不足が続いていたので黒岳直下で筋肉疲労がピークになって悲鳴を上げてきました。

大峠の標高はすでには1,560mあります。

水場手前の沢沿の低湿地にはイノシシらしき爪痕が続いていました。

御硯水

トリカブト

頂上は林の中ですが、頂上は富士山方向だけが開けていて均整のとれた富士山がよく見えました。

小休止して大峠に下山。黒岳に向かうことにしました。

目的地別にカウンターが設置されていました。

1,500mの大峠から200mくらいを一気に登り、残り200mを時間をかけて登っていく感じですが、結構急登でした。

1792mの赤岩ノ丸のピークの近くに赤谷本宮の表示があり、帰りに柳澤君が探すも見つけることは出来ませんでした。後で調べたところ少し下がった1710mの地点の見晴らしの良いと所に石の祠があるということでした。

伐採で使うのでしょうか楔(くさび)がかけてありました。

1,800m付近でしょうかシカによる被害なのでしょうか倒木や枯れた樹木を伐採したのでしょうか切り倒された樹木が積み重なっている所がありました。

雁ヶ腹摺山は石に苔が一面取り付いていましたが、黒岳はふわふわの絨毯のようにいろいろな種類の苔が広がっていました。光の具合も苔の生育に丁度適しているようです。

湯ノ沢と小金沢山を結ぶ主稜線に出てすぐが頂上です。

黒岳の頂上は林に囲まれた明るい裸地の中にあります。ここで昼食をとることにして、早速湯沸かし。

    トゲアリ

胸の部分だけが鳶色で頭と尻は光沢のある黒が特徴的なアリがぞろぞろと地を這っていて、空中には時折羽アリの群れが飛び回っていました。

帰って調べてみると、低山地の適度の木漏れ日が差すような雑木林の生息するトゲアリということでした。秋の降雨後のよく晴れたお昼に羽を付けた女王アリが一生に1度だけ飛び立ち、羽アリのオスと後尾をする「結婚飛行」だったようです。

下山開始

翌日は筋肉痛でした。

S47年卒 手島達雄


コースDATA

大峠7:37 御硯水7:42    雁ヶ腹摺山8:30     大峠9:10    9:15    黒岳10:50    昼食 11:35    大峠12:30

動画の視聴

「雁ヶ腹摺山(1,874m) 黒岳(1,987m) 大菩薩連嶺」への1件のフィードバック

  1. しっとり..良さそうな山ですね。久し振りの山行は脚に来た.>?お疲れ様でした..

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