武甲山(1,304m) 秩父山地

2019年11月21日(木)

武甲山は秩父神社の神奈備山で秩父のランドマークである。同時にセメントの原料である石灰石を産出するために削られた山肌は近代日本工業のシンボルマークでもある。

まだ登ったことがなかったので、今回は表参道コースから登ってみた。


表参道コースは短時間で登れるコースだが、横瀬駅からはバスの路線がないのでタクシーで行って表参道登山口から登って長者屋敷登口へ下りて浦山口駅か影森駅に出るコースが一般的のようである。今回は乗用車で行って、一の鳥居からのピストンで登って来た。

先の台風によって関東近郊の奥多摩や高尾山などの山も被害が出ていたが、武甲山も土砂崩れや道路の崩壊があったようで道路脇に交通止めの表示が出ていた。(宇遠橋より先は交通止め)

採掘関係の方に聞いたら、「登山の人は車で入って行ってますよ。」ということだったので、「気をつけてね!」ということだろうと自己責任のもとに侵入。

道路は途中路肩が崩落している箇所や舗装が剥がれ凸凹になっている所があったものの「一ノ鳥居」まで行くことが出来た。すでに4,5台の車が駐車していた。

神社の狛犬はやはり犬ではなく、狼が門番の如く鎮座していた。痩せたオオカミとマッチョなオオカミ2対が鳥居の前に据えられていた。

登山届をポストに入れて登山開始。今年は熊が何度か目撃されているということで注意の看板も出ていた。

ログモグCaff&shopは7月から休業していということのようだ。

一ノ鳥居に一丁目の丁目石があり、頂上直下の御嶽神社が五十二丁目石まで丁目石が道脇に置かれていた。

ここも台風による被害なのだろうか養魚場がめちゃくちゃになっていた。脇の道を通って行くとコンクリートで舗装された道になり、右に私有地、左にコンクリートの橋を見ながら進んでいく。

滑り止めが施されたコンクリート舗装の道は途中土砂で寸断されていた。

登山口の十五丁目に到着。ここから山道になる。

途中、小さな沢を渡渉し、2本の木製の橋で沢を渡 っていくと十八丁目の不動滝に到着。水場となっている。

ここも足場が崩れていた。

大杉の広場に到着。

白い石灰石がゴロゴロしだす。

雨水を利用しているというトイレは冬季は使用禁止ということだ。

御嶽神社の立派な建物があり、右がら回り込むと第二展望所があるが、展望は聞かない。左に回り込んでいくと頂上の標柱のある第一展望所になる。秩父の街が一望される。

天気がよかったので眼下に町並みを一望することが出来た。

 

右が広がるのが横瀬町、左に広がるのが秩父市。中央の緑の線が羊山公園と思われる。

昼食はカップラーメンとコーヒー。

食後、早速下山開始。

養魚場脇の道ではなく生川を跨いだ反対側のガードレールのある広い道でも駐車場まで行けるのかと思ってそちら行ってみたが、どんどん離れるばかりなので途中で引き返した。

予定よりだいぶ早く下山することが出来た。

路肩から崩落している箇所

S47年卒 手島達雄


コースDATA

表参道登山口(一ノ鳥居駐車場)8:55    登山口9:18     不動滝9:26     大杉の広場9:57     御嶽神社10:40  頂上10:45     広場10:55     昼食 不動滝11:55  一ノ鳥居駐車場12:25

「行ってきました」過去山行記録一覧

 

「武甲山(1,304m) 秩父山地」への2件のフィードバック

  1. 昔、長瀬クンと登った。頂上で昼寝、気持ち良かった..秩父三山ってあったけ.?

  2. 秩父三山(社)は一般的には”山”と言っても秩父神社と三峯神社と宝登神社を指すようです。本当の山の三山は両神山、武甲山、三峰山のようです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です