2019年年末から2020年年始の山岳遭難事故を報道されている記事から拾ってみました。
西穂高岳
・12月30日 西穂高岳山頂付近で道迷いで山小屋に連絡があり、31日朝から岐阜県警の山岳警備隊が捜索を開始、1日午前9時前に県警のヘリコプターが西穂高岳の山頂から南西に約300mの地点で遺体で発見された。
槍ケ岳
・12月31日 岐阜県側の飛騨沢で男女6人のパーティのうち3人が滑落する。岐阜県警のヘリが滑落した3人のうち負傷した2人を救助、いずれも軽傷の模様。残る1人は他のメンバーと自力下山。
八方尾根
・1月2日 八方尾根北側の斜面で雪崩が発生。山スキーをしていた3人のうち20代の男性が巻き込まれ、意識不明の重体。
伊那前岳
・12月30日 伊那前岳で2人パーティーで登山中の20代男性が稜線付近から約300m滑落、救助されるも翌日死亡。
宝剣岳
・12月30日 宝剣岳で30代女性が滑落し、右足の骨を折るなどの重傷を負う。
北岳
・12月31日 山頂付近で男性が滑落。2800m付近の沢で発見されたものの搬送先の病院で死亡が確認された。
甲斐駒ケ岳
・1月2日 山頂付近で、救助活動を行っていたヘリが長野県側の沢に30代男性が倒れているのを発見収容されたが、病院で死亡が確認。
小赤石岳
・1月2日 小赤石岳の登山道付近で40代男性が滑落し、胸の骨を折る大けがを負う。
雁坂峠
・1月1日 雁坂峠近くの登山道で男性が滑落したと同行の登山者が山小屋に救助を求め、救助に向かった別の男性も同じ場所で滑落し2人とも死亡が確認された。
富士山
・1月1日 8合目付近で30代男性が滑落。県警のヘリが6合目付近の沢で発見したが、死亡が確認された。
・上記事故を通報した40代男性もその後滑落し、8合目の下山道付近で発見され翌2日に救助される。左足などを負傷するも命に別状なし。
・1月2日 警察のヘリコプターが6合目付近で男性を発見、救助するも心肺停止の状態。
八ケ岳
・12月30日 赤岳の地蔵尾根で30代女性が滑落し、右ひじの骨を折る重傷を負う。
・1月3日 八ケ岳連峰の標高2000m余りの登山道脇で倒れている人を登山者が発見。ヘリコプターで搬送されるも死亡が確認。死因は低体温症と思われる。