2020年2月9日(日)
戸倉三山(臼杵山 市場山 刈寄山)
戸倉三山は武蔵五日市に接した600~800mの低山ですが、行程が長いこともあり登っていませんでした。また、ネット上では低山ですが登り下りの多いこと、歩行距離も長いことよりドMコースと紹介する記事もあります。奥多摩の山も主立ったものはこの戸倉三山、天祖山、三ツドッケ、蕎麦粒山を除き登っているので今回、意を決し登って来ました。
先週、天気予報で奥多摩地域に積雪の予報があったため、いつもの踝の部分がない靴ではなくロングカットの軽登山靴を履き武蔵五日市駅に降りましたが、周囲に見える山には雪は全く見えず選択を誤ったことを知らされました。脚に負担のかかるコースなので今熊神社までタクシーを使い入りました。料金は1700円、高いか。
入山口の立派な今熊神社。本殿は山頂にある?
神社脇より登山道が始まる。
石段が整備された登山道を登り、お手洗いのある今熊園地を過ぎると約30分で今熊山山頂に到着。山頂標識の先の一段上がったところに本殿と思われる社が建っていました。
今熊山山頂より刈寄山への稜線。稜線近くまで採石が行われている。
今熊山山頂より少し戻り、刈寄山への巻き道に入る。
巻き道より稜線上を上下しながら進む。所々に巻き道と稜線上を進む道に分かれる箇所が出てくるが、どちらを通っても大差がない。
刈寄山へ登る分岐より刈寄山へ向かう。一つ目のピークを越えると下り、入山峠より巻いて来る登山道と合流する。さらに、もう一つのピークを上下し登った先が刈寄山山頂であった。ベンチがあり、武蔵五日市側の展望が開けている。
刈寄山より往路を戻り、最初のピークの鞍部より下り気味の横断道を入山峠まで下る。入山峠からの道の方が刈寄山に若干近いか。入山峠は立派な舗装された林道が横切っている。
入山峠より再度稜線に上がり、猪畑尾根から峰見通りを以前にも増して上下行を繰り返す。途中、若い数パーティーに抜かれる。また、対側からはトレランの数パーティーとすれ違う。
笹尾根越しに富士山頂上部が望まれる。
峰見通りの標識で市道山まで1.6kmの表示があったが、それから市道山までが遠く、ほぼ正午に市道山に到着した。
市道山頂上には先程追い抜いて行った若い男性の単独行者と中年女性の単独行者が休んでいた。若い男性の方は私と同じ臼杵山へ向かって直ぐ歩き出した。中年女性の方は今から今熊山を抜けて行くとのこと。道中アップアンダウンがあり思っている以上に時間がかかること、時間をみて刈寄山を往復した方が良い旨アドバイスする。
頂上で軽食を摂った後、臼杵山に出発。臼杵山が市道山より約50m高いことに初めて気づく。山頂からしばらく歩くと急な下りとなり約100m位の標高差を下り、笹平への道を分ける。その後はアップアンダウンのある長い登りとなり、市道山から臼杵山まではコースタイムは1時間20分であるが、休憩を取らなかったのにもかかわらず臼杵山頂上には1時間30分以上かかり到着した。
臼杵山からはしばらく稜線を行くと社が奉られているグミ尾根と元郷に降りる尾根の分岐点にでる。
元郷への尾根は最初どんどん下って行くが、電波塔を過ぎるあたりからロープが設置された急な下りの後は登り下りを繰り返すようになり、なかなか下りない。
また落ち葉が積もり、木の根に躓いたり石車に乗ったりして下りにくい。久しぶりに軽登山靴を履いたためか左足の第3指の爪が第2指にくい込み、下る度に痛むドM状態での下りとなった。
元郷まで下りは約50分のコースタイムとなっているが、地図上の距離とコースの状態からもう少しかかるように思われた。尾根の最後は右側のやや崩れた斜面を下り沢沿いの道となり、砂防堰堤を3つ程越えると民家が見え、民家の間を抜けると檜原街道に出た。出た処が下りのバス停で上りは左斜向かいに見えた。10分程の待ち合わせで上りのバスに乗ることができ、午後4時前に武蔵五日市駅に着くことができた。
S49年卒 柳澤孝嘉
コースDATA
武蔵五日市駅7:15―今熊神社7:30―今熊山8:10―刈寄山9:10―市道山11:57 12:15―臼杵山13:50―元郷15:10 15:26―武蔵五日市駅15:41