獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会メールマガジン 2020/6/25
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DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン6月号の配信です。
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【1】今年度のOB会総会は中止
【2】COVID-19の「接触確認アプリ」
【3】ウィズコロナの登山スタイル
① 事前準備・・・
② 小屋やテント場で・・・
③ 登山中・・・
【4】ライブカメラでオンライン登山
【5】ライチョウの卵を中央アルプスへ
【6】秦野駅前に大量のヒルが出現
【7】行ってきました Now
【8】編集後記
【9】記事の募集とマガジンについて
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都府県を跨ぐ移動や商業活動の規制が解除され、COVID-19の感染防止に配慮しつつ経済活動を進める”WITH CORONA”の新生活様式が始まろうとしています。
緊急事態宣言が解除された折には、NHKのテレビニュースでは高尾山で早速アベノマスクをつけた登山者がインタビューを受けている様子が流れていました。ウィズコロナでの新登山スタイルなど、これからの登山のありようも変わらなければならないようです。今月のメールマガジンはそんな話題も集めてみました。
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【1】今年度のOB会の総会は中止
毎年小石川後楽園内の涵徳亭などで行なっていたOB会の総会ですが、ご案内の通り新型コロナウイルスの感染防止のため中止となりました。東京アラートなどの制限が解除されたとはいえ、大人数での会食は感染のリスクが高いので致し方ないと思われます。
今回の総会が無しになったのでOB会に対してのご要望やご意見などありましたら下記メールアドレス宛にお願いします。またお会いできる機会がなくなってしまったので、近況報告などもお聞かせいただけるとありがたいです。是非、この機会にメールで一言お寄せください。
なお、秋の親睦会を総会に変えて実施する事も考慮していますが、小諸の日新寮が現在のところ利用不可となっているので、目処がついていない状況です。コロナの状況と合わせて実施が見込められるようになりましたら、改めて連絡します。
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【2】COVID-19の「接触確認アプリ」COCOA
厚生労働省からCOVID-19に感染した場合に陽性情報を登録すると陽性者との接触を知らせてくれる「接触確認アプリ」がアップロードされています。19日から運用開始し、ダウンロード数(DL)は8時間で85万DL、24時間で179万DL、3日間で270万DL、21日には326万DLになったということです。日本の人口は約1億2500万人ですから、およそ25%になります。6割が利用しなければ効果が出ないということですので、まだの方はダウンロードしてみたらいかがでしょうか。
なおこのアプリは人材サービス会社パーソルホールディングスの子会社であるパーソルプロセス&テクノロジーが厚生労働省から受注し工程管理を行うというものですが、アプリの基盤は有志で集まったエンジニア集団「COVID-19 Radar Japan」がプライバシーと透明性を担保しながら無償で開発したということです。政府や厚生労働省が本当に信頼できるのかという向きもあるかと思いますが、一部バグがあったもののGoogleとAppleのセキュリティー保護技術を活用し両社とも日本政府を支援しているとコメントを寄せているので一定の信頼性は担保できているものと思われます。
アンドロイド携帯の場合は下記のGoogle Playから
iPhoneの場合は下記のアップルストアからダウンロードできます。
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【3】ウィズコロナ禍の新登山スタイル?
① 事前準備・・・
感染防止の規制や制限が残っているので、交通機関や登山コースの状況、宿泊予定地や経由地の状況をしっかり確認することが必要となります。富士山や南アルプスなどの山小屋はすでに今夏の閉鎖を決定しているようですし、7月1日や17日から営業予定のところも多く、また多くの小屋では完全予約で人数制限をしているようなので、よく確認しておくことが必要です。
体調管理についても登山1週間前から発熱・喉の痛み・咳が長引く・強いだるさ・味覚/嗅覚異常などの健康状態のチェックも念入りに行うことも必要でしょう。できたら検温して登山届けなどにも明記するなどの配慮が必要となるかもしれません。
② 小屋やテント場で・・・
夏山の山小屋やテント場は極めて蜜になりやすい状況です。そのため、今年は多くの山小屋が人数制限や感染予防の対策をとっていると思われます。小屋内ではマスクの着用が義務付けられるでしょうし、シュラフや携帯トイレなどを持参するよう呼びかけている山小屋も多いようです。無症状のCOVID-19のキャリアが多いということから、感染者がいるものと考えて食事や給水、排便時などは特に注意しなければならないでしょう。
③ 登山中・・・
登山中は基本的にはマスク着用は要らないようですが、頂上や渋滞が予想される場面では必要に応じてマスクの着用を考慮しなければならないようです。徐にマスクを取り出すのも気が引けるので。近頃ランナーなどが着用している日焼け防止も兼ねたバフ(フェースガード)を着用するのがいいかもしれません。また、鎖場やロープ場、梯子などの使用後は手をアルコール消毒するなどの措置も必要なようです。登山中や休憩中もソーシャルディスタンス(2m)を堅持するとなると、通常より時間がかかることも予想されます。集団を追い抜いたりすると白い目にさらされるかもしれません。また、人とすれ違う時には挨拶やぺちゃくちゃおしゃべりにも注意が必要です。使用済みのティッシュはジッバー付きの袋に入れて持ち帰るようにしたり、マスクやバフなどの置き忘れなどにも気をつける必要があるようです。面倒臭い感じですが、こんなことがハイキングや登山の新常識になってしまうのかも知れません。
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【4】ライブカメラでオンライン登山
リモートワークやオンライン飲み会などが話題になっていますが、ライブカメラで行った気分になるのはいかがですか。この時期、残雪の状況確認など山行の事前チェックにも便利です。
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【5】ライチョウの卵を中央アルプスへ
今年もライチョウの卵を中央アルプスへ移す作業が実施されました。国の特別天然記念物で絶滅のおそれがあるニホンライチョウの復活計画が進められている中央アルプスで、今年も環境省は生息が確認されている1羽のメスの巣に乗鞍岳で営巣しているライチョウの有精卵と移し替える作業を行ったそうです。環境省によりますと、7日までにこのメスが木曽駒ヶ岳の山頂付近に巣を作り7つの無精卵を温めていることを確認したことから、メスが餌を採りに巣を離れた隙に有精卵8つと交換したということです。昨年は無事孵化したものの5羽とも全滅してしまったので、今年は孵化した場合は人の手による保護も検討されているということです。中央アルプスに雷鳥が定着してくれることが期待されます。
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【6】秦野駅前に大量のヒルが出現
6月16日、小田急線秦野駅のロータリーに50匹以上のヤマビルがいるのが発見されました。丹沢ではシカが増えてきたことが原因とも言われていますが、毎年ヤマビルによる吸血被害が発生しており、駆除薬の持参が推奨されています。このヒルも登山客が連れてきてしまったと思われますが、そくなたくさんというのも不思議な感じがします。塩では対処しきれないので、ガスバーナーで駆除したということです。
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【7】行ってきました Now
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【8】編集後記
冒頭の解除後に一早く高尾山登山を楽しんでいたアベノマスクを付けた登山者ですが、実はS43年卒の田中廣明さんでした。NHKの夕方のニュースから流されていて、後輩にあたる木村泰樹さんに見つけられていました。
COVID-19の完全収束は困難な状況ですから、対応を”緩めたところに感染が発生する”ということが繰り返していくのでしょうから、「感染しない、感染させない」ように油断なく活動を広げていきたいところです。
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【9】記事の募集とマガジンについて
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