メールマガジン11月号 / 2020

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会メールマガジン 2020/11/29

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DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン11月号の配信です。

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【1】低山は自粛から一転して密に

【2】奥穂高の標高が単独3位になるかも

【3】HPのセキュリティーを強化

【4】獨協通信95号にOB会の記事が掲載

【5】富士山入山料の義務化

【6】登山史最大のミステリー

【7】行ってきました Now

【8】編集後記

【9】記事の募集とマガジンについて

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【1】低山は自粛から一転して密に

コロナ感染拡大のため自粛していた低山にコロナ禍からの解放気分と感染リスクが低いだろうということで多くの人が訪れるようになり、遭難が多発しているようです。

神戸、阪神間の六甲山系では9月末時点で、神戸市内では山岳救助事案が過去25年で最多となっているという事です。芦屋、西宮両市内でも前年同期の倍になっているそうです。

富士山や南アルプスを抱える山梨県でも富士山の登山禁止と南アルプスの登山道の閉鎖や山小屋の一斉休業で山岳救助事案が少なかったものの10月に入って大菩薩や道志山系の低山の山岳救助事案が急増しているそうです。

4月〜6月は山岳救助事案が八ヶ岳・秩父山系を中心に13件で遭難者は13人、7月〜8月は大菩薩・道志山系中心に20件、22人だったのが、11月1日から11月25日まで1ヶ月で27件、37人と10年間で最多、例年と比べると3倍に上っていてるということです。

例年は富士山と南アルプス山系が半数以上を占めていたということですが、今年は9割が日帰り登山で起っており、そのほとんどは低山で発生したということです。首都圏に近いということで、4月~9月に遭難した45人中35人が県外からの登山客で、そのうち首都圏の登山客が約85%に上っていたそうです。

低山だから大丈夫だろうという意識と「お忍び」でという気持ちから登山届けを出さないケースも多いという事です。救助事案の多くは登山者が道に迷ったり、山道から転落・転倒するなどで、低山だから大丈夫というものではないので、県警では登山届けを出すよう呼びかけています。

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【2】奥穂高の標高が単独3位になるかも

山岳の標高は低くなっている山もあれば、高くなっている山もあり、変化しています。

2014年の国土地理院の発表によれば全国の87山のうち、48山が1m高くなり、39山が1m低くなりました。それまで日本4位の山として知られていた間ノ岳(山梨県・静岡県)は標高が1m高くなり、奥穂高岳(長野県・岐阜県)と並んで3位となっていました。

ほかにも、羅臼岳、天城山(万三郎岳)、赤石岳、光岳などは1m高くなっています。一方、幌尻岳、、栗駒山、安達太良山(鉄山)、などは1m低くなったそうです。この変更は、測量技術の発達による精度の向上と東日本大震災などの近年の地殻変動の影響ということのようです。

2019年には現地計測により八ヶ岳の横岳が1m高くなり、2020年には写真撮影により塩見岳が5m高くなっています。

国土地理院の「日本の主な山岳一覧」はこちらからご覧いただけます。 https://www.gsi.go.jp/kihonjohochousa/kihonjohochousa41140.html

さて、奥穂高岳の頂上には穂高岳山荘の故今田重太郎氏によって3mの大ケルンが積み上げられています。奥穂高岳は3,190mで日本第3の高峰ですが、第2位の北岳(3,193m)とは3mしか違わないということで、北岳よりも高くしたいという願いなのか定かではありませんが、重太郎氏の思いが伺えます。このケルンは人工物なので標高にはもちろん反映されませんが。

奥穂高岳には三角点がなく、富士山・北岳・間ノ岳の標高調査が行われたのが2014年なのに対し、奥穂高岳の計測はは1975年で、当時はGPSを使った測量法ではなく航空写真から割り出された標高で、センチ単位で比較できなかったので、3190mで間ノ岳と同じ3位になっていました。

この前、TBSテレビの「林先生の初耳学」で北アルプスの最高峰の奥穂高岳の標高を検証しようというという試みがなされていて、最新の計測システム・GNSS(全球測位衛星システム)をケルンの付け根に設置し、計測を行いました。「同じ場所で2回測り平均値を出す」という正式なルールに基づいた計測の結果、1回目が3191.132m、2回目が3191.066mで平均結果は3191.099mとなり、標高の表記は小数点第1位を四捨五入するということなので従来の標高よりも1mほど高いということになります。これが正式に認められると奥穂高岳は標高ランキングで単独3位に躍り出ることになります。

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【3】ホームページのセキュリティーを強化

ホームページ一には一番上のアドレスバーにURL( Uniform Resource Locator)という所在を示すアドレスが表示されています。そのアドレスには近頃は 🔒マークが付いているのが一般的になっています。

これはSSL(Secure Sockets Layer)というデータを暗号化して送受信する仕組みになっているかどうかを示すサインになっています。ネットに上げた個人情報などが流出したり、ホームページが改ざんされないように暗号化して送受信するためのシステムになります。

DWVのOB会のホームページは今までこのSSLに対応していませんでしたのて、セキュリティーを強化すべく今回SSL仕様に変更しました。

今まで、OB会のホームページを開くと「安全ではありません」などのアラートが出ていたかもしれませんが、現在は🔒マークが付いていると思いますので確認ください。

もし、🔒マークが付いていないようでしたら、https://dwvob.sakura.ne.jp/wp/ と入力してホームページを開いてみて下さい。なお、従来はアドレスが http://dwvob.sakura.jp/wp/ でしたがSSL方式に変えたので、httpの後ろにsがいた https://  になっていますので、合わせてご確認ください。

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【4】獨協通信95号に当OB会の記事が掲載

獨協中学・高等学校の同窓会の広報誌「獨協通信」には「OB会」のコーナーが新設されていますが、この12月発行の獨協通信95号の「OB会」のコーナーにDWVのOB会の記事が掲載されます。

手島の同期が同窓会の事務をしていることから、声をかけてもらい、原稿を寄稿させていただきました。掲載写真や原稿は勝手に作らせていただきましたので、内容についてご不満などがあるかもしれませんが、とりあえずチェックして見て下さい。

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【5】富士山入山料の義務化

今年の富士山はコロナ感染防止の観点から密になるということが避けられないため、山小屋が全面休業し、登山禁止の措置が取られました。

富士山では世界文化遺産に指定された平成25年から安全対策拡充を目的として保全協力金として一人1,000円を徴収するようになっていますが、あくまで任意の協力金ということで、昨年夏の徴収率は山梨県と静岡県ともに67%だったそうです。

登山客への調査では約8割が「来訪者全員からの徴収に賛同」と回答しているということもあり、富士山の入山料について山梨、静岡両県などでつくる「富士山世界文化遺産協議会」の作業部会に助言する専門委員会は18日までに、富士山入山料の義務化を検討することが確認しました。

協議会で正式に承認されれば、専門委が2020年度中に徴収金額や対象などの制度案をまとめ、早ければ2022年夏から入山料の義務化による徴収が開始されることになるということです。

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【6】登山史最大のミステリー

日本山岳会ではエベレスト企画第3回としてZOOMを利用した誰でも参加できる無料のセミナーを主催しています。今回はマロリーの遺体発見メンバーのJake Norton氏(クライマー、映像作家、1999年マロリー捜索隊メンバー、米コロラド州在住)を講師でとして、登山史最大のミステリー「゛マロりーとアーヴィンを探して」という主題で笹生博夫氏(日本山岳会会員)通訳でのセミナーです。日時は12月5日(土)の午前10:00- (最大2時間を予定)ということです。パソコンやスマートフォンで視聴可能 ということです。下記のHPのオンラインJAC申し込みをクリックして、メールアドレスなどを入力するとメールでzoomのリンクやパスワードなどが送られてきます。あらかじめZOOMアプリなどをダウンロードしておく必要はありません。興味のある方はアクセスしてはいかがですか。

日本山岳会主催オンラインセミナー 「登山氏最大のミステリー –マロリーとアーヴィンを探して—

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【6】行ってきました Now

11月  陣馬高尾縦走(2020年11月1日)  日光・鳴神山(2020年11月5日)  日光・社山(2020年11月5日)  荒船山(2019年11月17日)

12月  浅間隠山(2016年12月8日)  金時山(2015年12月13日)  王岳( 2017年12月21日)  パノラマ台(2016年12月30日)

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【7】編集後記

登山靴選びは普段、街中で履いている靴と違って難しいものです。今まで低山用に履いていた靴はちょっと窮屈ではあったのですが、すでに何回も使っていたのですが、先日陣馬から高尾を登った上った折にはつま先が当たって痛い、痛いと思いながら歩き通しました。数日後お風呂に入っていて足の指を見たら片足の中指と薬指の爪が真っ黒になっていました。

これはいかんと、早速、日帰りハイキング用の靴を求めて神保町の「石井スポーツ」に行きましたが、なかなか気に入った物やサイズがなく、その足で水道橋の「さかいや」へ。次に御徒町の「アートスポーツ」、池袋の「好日山荘」、新宿の「石井スポーツ」と廻ったものの、「これだ!」というものに出くわすことができませんでした。

結局、山登りを再開して初めて買った色ボケしてしまったヌバック皮のイタリア製の靴がピッタリだということに行き着きました。栄養クリームなどを塗り込んでメンテナンスをしたら、買った当初の感じが蘇ってきました。これならまだまだ履ける・・・。

世界中でコロナの第3波が押し寄せています。日本では「GO TO TRAVEL」や「GO TO EAT」などのキャンペーンもあって気が緩んできていることもあるようです。今年も残すところ1ヶ月になりました。気をつけてお過ごし下さい。

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【8】記事の募集とマガジンについて

このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせメールは dokkyo.wvob@gmail.com 担当手島までお願いし ます。

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