長野県警察本部山岳安全対策課から今年の夏山での県内の山岳遭難事故の概要が発表されています。
それによると発生件数は88件、遭難者数は91人だったということです。コロナの関係もあったのでしょうが、去年は発生件数が41件で人数は52人ということで、ほぼ倍であったということです。
年齢別では40歳以上が80人で遭難者全体の88%を占めていたということです。また、ソロ登山での遭難は36件だったということです。発生件数の88件のうち転倒や滑落が47件で、病気や疲労が23件あったということです。
コロナ禍にあって、自粛疲れや戸外だという安心感からアウトドア人気に加えて、梅雨が明けてから天候が良かったために多くの登山者が訪れ、遭難の増加につながったのだろうということです。また、コロナ禍で運動不足や体調不良などもあったのではないかと思われます。