2021年11月25日(木)
霧降高原の「天空回廊」にも興味もあり、男体山、女峰山と登っていて、それに続く赤薙山には登ったことがなかったので今回行ってみることにしました。
浅草を平日6時30分発の東武日光線の特急リバティは会津田島行きの「会津101号」と東武日光行きの「けごん1号」が連結され、下今市で切り離して行き先が分かれます。
東武日光駅から霧降高原行きのバスに乗って終点まで行きます。バス停は駅前の通りを右に行った所の反対側にあり、左に女峰山、右に今日登る赤薙山が望めました。
平日のせいか、乗客は2人のみ。
駐車している車はあったものの、人影はあまりありませんでした。
スキー場があった頃にはリフトがありましたが、スキー場の閉鎖とともにリフトは撤去されて「天空の回廊」と呼ばれる1445段の階段になっています。
ひたすら基本10段刻みの階段が続きます。
はるか先に数名のハイカーが登っているのが見えました。
振り返れば、下には日光や今市などの市街地をはじめ、左には鶏頂山や釈迦ヶ岳、右奥には筑波山、右端には富士山が望めました。
1445段の階段ゴール!
階段が終わり、正面には丸山が見え、赤薙山への登山道は左手に進みます。
この辺りから霜柱や凍った土が溶けたかぬかるみが多くなりました。
丸山、八平ヶ原へのルートの分岐
霜柱が残っていた所から先はまだ凍っている所と表面だけ溶けた粘土で滑り易く、極めて不安定。去年11月に登ったやはり日光の社山と同じようでした。
道が複数並行して走っていて「焼石金剛」の標柱がありましたが、近くに別の標柱が立っているのも見えました。帰りに寄ってみたら「焼石」の表示でした。スコリアっぽい小さめの石が堆積していたことからついた名のようです。
はるか斜面の下まで笹原が続いていました。
笹原のルートはいくつかに分かれていて、頂上のすぐ近くでは滑りそうなので尾根を外れて右下のルートを行ったところ、どんどん尾根から外れていって下がっていってしまいました。
戻ろうかと思っていたところ、女峰山と赤薙山の分岐の標識がありました。赤薙山の頂上を巻くルートだったようです。赤薙山頂上向けて戻り返しました。
しばらく登って頂上に至りました。
2,010mの赤薙山頂上到着。樹木に囲まれた頂上には祠があり、樹木越しの展望は望めませんでした。お参りをして下山にかかりました。
頂上直下の尾根は結構な急登でした。
行きにも増して帰りの道は滑る、滑る、滑る。靴もどろんこになってしまいました。
「焼石金剛」の標柱と並行して近くに立つ「焼石」の標柱。
小丸山まで来てしまったので、少し戻って丸山を目指しました。
下ってしばらく平坦な道が続きましたが、登り返しは四角いブロック状の石が配置された急登になりました。
急登が終わって、しばらく緩い登りが続いて1689mの丸山の頂上です。
頂上は開けた所で眺めもよく、ベンチもありました。14時台のバスに十分間に合いそうだったので、持ってきたおにぎりで昼食をとりました。
丸山からの展望
は天空回廊から続くトレッキングルートということですが、観光客にとっては登りも下りもちょっと厳しそうです。
八平ヶ原への下りは急登が続きましたが、緩くなるときれいな樹林帯の中を進みます。
八平ヶ原はシカが出てきそうな原っぱが広がっていました。
そのまま登山道を進めばレストハウスまで出られますが、階段の途中に出られるということでそちらの方から帰ることにしました。
しばらく登って、シカ防御の回転扉を開けて「天空回廊」へ出ました。
バスの時間までまだ間があったので、階段の途中のベンチで景色を見ながら時間調整の休憩。
帰りのバスは一人貸切状態で東武日光駅に帰着。程なく浅草行きの特急に乗り込みました。5時間の山行でした。
S47年卒 手島達雄
コースDATA
北千住6:42 リバティー「けごん1号」 東武日光8:23 8:45 霧降高原9:12 階段スタート9:15 四阿9:30 階段終了9:48 ゲート9:57 小丸山9:58 丸山分岐9:59 焼石金剛10:38 稜線11:10 赤薙山11:12 焼石11:41 小丸山12:10 丸山の肩12:33 丸山12:38 休憩12:55 八平ヶ原13:14 天空回廊分岐13:36 ゲート13:40 ABポイント13:50 休憩 14:00 バス停14:05 14:20 東武日光14:45 14:55 スペーシア「けごん34号」 北千住16:3