2024年5月30日(木)
茨城県つくば市と土浦市の堺にある筑波山に連なる知る人ぞ知る低山ながら年間10万人以上も登られているという宝筐(ほうきょう)山に登って来ました。
6時に集合して常磐自動車道へ。土浦北ICで下り、125号線を下妻方面に進み、小田十字路を右折し、すぐを左折した所に登山口になる宝筐山小田休憩所の駐車場があります。平日の早朝ながら既にたくさんの車が停まっていました。
左手の舗装された道を上った所に休憩広場を持つ立派な休憩所があります。室内での利用は9時からの様ですが、トイレは常時使用できる様です。
登山口は戻って駐車場の右手の田圃に沿って行きます。途中で右が常願寺コース、左が極楽寺コースに分かれます。宝筐山は複数の登山道が設定されていますが、今回は登りは極楽寺コース、下りは小田城コースをとりました。
この辺りはかつては小田氏の領地で小田城やその出城と沢山の寺を従えた極楽寺が広がっていた所だそうです。
明るくのどかな里山風景が広がっていました。
野良と里山を隔て、猪避けの動物柵が設けられていました。
極楽寺コースは慈悲の滝、五条の滝、こころの滝、葵の滝などいくつもの小さな滝がある沢沿いの道を進んでいきます。
谷筋から離れると大岩がゴロゴロした地帯になりました。
コース案内は安易なものが多かったものの、頂上のみならずいろいろな所にベンチやテーブルが設置されており、人気の山らしくよく整備されていました。頂上直下は比較的急登になりました。無料のバイオトイレもありました。
頂上直下は突如舗装道路が出現し、麓からも一望できる大きな巨大電波塔が建っていました。国土交通省、警察庁、海上保安庁、テレビ局などが相乗りしている電波塔の様です。
途中で15分くらい休憩をとって、所要時間1時間20分くらいで頂上に到着しました。
頂上には宝筐山の名前の由来にもなっている宝筐印塔が建っています。この宝筐印塔は鎌倉時代中期に制作されたとされています。
東南方向にはには霞ヶ浦や土浦市の街並みが広がり、北西には筑波山が眺められました。
パーコレーターで入れたコーヒーを飲みながらゆったりとした時間を過ごしました。
下山に取り掛かりました。下山道は小田城コースです。ぬかるんでいると滑りやすい感じでした。
要害展望所からは円形に切り取られたような崖端に位置して展望が広がっていました。
遥か彼方に立像も見えました。調べたところ牛久大仏の後ろ姿の様です。中世城の道をたどり大師堂を経て小田休憩所へ戻ります。
こちらにも猪除けの動物柵が設けられていました。
第一、第二駐車場ともほぼ満杯の状況でした。
11時半には登山口に戻り、30分間休憩所でまたゆっくり休憩して帰りの車へ。
宝筐山や筑波山の山並みを眺めながら帰りました。
S44年卒 田中廣明 S47年卒 手島達雄
コースDATA
土浦北IC 小田十字路 宝筐山小田休憩所7:25
極楽寺コース 五輪等7:50. 慈悲の滝7:55 純平歩道分岐8:45 土塁・空堀跡9:03 電波塔9:10 浅間神社鳥居9:11 宝筐山頂9:13
小田城コース 宝筐山頂10:00 下浅間神社10:15 堂平10:45 富岡山はパス 要害展望所11:00 大師堂11:20 宝筐山小田休憩所11:27 小田十字路 土浦北I