志賀山(2,037m)と池めぐり


2024年7月22日

志賀高原の中央部に位置し、2,000mを超える標高の2つの峰からなる複成火山で麓には高層湿原や湖沼などが点在しており、池めぐりのコースにもなっています。

木戸池

大きな真鯉が泳ぐ木戸池からも渋池へハイキングコースがありますが、今回は熊の湯硯川から志賀山をめざしました。

熊の湯硯川ホテル前が志賀山のメインの登山口になっています。渋池を通り、志賀山と裏志賀山を登って高層湿原の四十八池を回って登山口に戻る周遊コース、四十八池から青い湖面の大沼池を経て蓮池の方に抜けるコースの出発点になります。登山口の標高は1,680mあり、西峰と東峰のアップダウンが60mあるので累計高度は約500mとなります。

硯川ホテル

志賀高原を象徴する笠ヶ岳を背に砂利道を登って行きます。手前には夏限定の前山サマーリフトがあり、25分の砂利道を5分で上げてくれますが、今回は歩きで・・(ちなみにリフト片道の値段は500円ということでした。)

傘ケ岳
ブタナ

前山サマーリフトの終点地

横手山や笠ヶ岳を望みながらの高原歩きです。

渋沼

渋池はモウセンゴケが繁茂する浮島が浮かんでいて、湖面は鏡のようで静かでした。

遊歩道をしばらく歩き、志賀山方面の登山道に分岐します。

しばらく登ると大岩混じりの急登が始まります。結構な急登が続きます。

横手山

やっと急登が終わり、眺めが広がって来ました。横手山山頂のヒュッテなども見えます。

笠ヶ岳

志賀山の山頂かと思いきや、五葉松というポイントでした。立派な同定磐があったものの現在見晴らしはありませんでした。

同定盤

五葉松ポイントを回り込んだ先1分くらいの所に志賀山の三角点(2035.7m)がありました。こちらは裏志賀山(東峰)よりも2m近く低いピーク(西峰)になります。

裏志賀山

東峰の裏志賀山へはこれまた急登を30m直線的に下っていきます。

眼下の鞍部には鬼の相撲場の池と思われる池が見えました。お釜池、黒姫池の池は見損なってしまいしまた。黒姫と大蛇に関わる伝説がこの地にも残っていて大沼池には黒龍が棲むと伝わっています。

志賀山のアップダウンは写真の見た目よりも急でした。

ジョウシュウオニアザミ
タテヤマウツボグサ
オノエイタドリ

裏志賀山への登り返しから四十八池の木道が見えました。林間学校でしょうか小学生の団体の賑やかな声が下から聞こえて来ました。

疲れがピークに達した頃にコバルトブルーの神秘的な感じの大沼池が眼下に見え出しました。裏志賀山の頂上はこの先少し行った所になりますが、展望はありませんでした。

大沼池は志賀高原にある池の中で一番大きな池で、強酸性の水質のため青く見えるということです。

裏志賀山の頂上は展望はなく、裏志賀山と表示がついた志賀山神社の祠があるだけでした。

山頂から少し先に行くと大沼池がよく見渡せました。岬の突先には鳥居らしき物もも見えました。

裏志賀山から四十八池に下りて行きますが、こちらも結構急登で緑のロープが張られていました。

下り切った所が湿原の入り口になります。

志賀神社の結界の鳥居を抜けて、高層湿原の四十八池湿原が広がりました。

池塘が点在する高層湿原に木道が続いていきます。

キンコウカ
ワタスゲ

ワレモコウ

マルバダケブキ
スギゴケ

硯川側の四十八池の入り口には立派な東屋やトイレもありました。

もと来た遊歩道を硯川登山口に戻ります。

ゴゼンタチバナ

ミヤコグサ
アカモノ
ヨツバヒヨドリ
ヤマブキショウマ
ニッコウキスゲ

登山口まで戻って来ました。

志賀草津道路(292号線)を横手山、渋峠、白根山を通って草津に抜けて戻りました。

ソールを張り替えてもらった靴ですが、3回目にしてやはりダメになってしまいました。

47年卒 手島達雄


コースDATA

木戸池7:50 熊の湯温泉8:05 硯川登山口8:10 リフト下8:33 渋沼8:35 志賀山分岐8:54 五葉松9:35 志賀山西峰9:41 志賀山分岐 東峰(裏志賀山)10:15 志賀山分岐10:37 四十八池10:35 渋沼 リフト下11:25 硯川登山口11:35

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