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高尾山(上り いろはの森 下り 6号路)

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昨秋からの腰痛とコロナの影響で半年山から遠ざかっていたが、腰痛は治らないものの痛みに慣れていかなければならないのではと思い、足慣らしから始めてみようと高尾山に出掛けた。

JR高尾駅から小仏行きのバスで日影で下車。バス道の516号をしばらく進むと左手に日影林道の入り口がある。現在、日影林道は大雨による崩壊でキャンブ場から先の通行が制限されている。

あまり人が少ないうちに登ろうと、朝早く中央線に乗った。日影バス停で降りる人はなかった。バスに乗った登山者の多くは小仏まで行くようだ。

登山口

登山口には登山届けのポストも設置されていた。

日影沢は入り口近くでも大雨被害の爪痕が残っていた。

いろはの森の登山道については、問題なく通行可能となっている。

キャンブ場

この先、日影林道は交通止めとなっている。

いろはの森のコースは登山道に沿っていろは48文字で始まる木が登山道に沿って植えられていて、木の名前に因んだ和歌が表示されているちょっと趣のあるコースである。日影沢の名前のように薄暗い登山道である。

4号路と交差するが、いろはの森コースはそのまま突き抜けて行く。

最後に木階段がしばらく続く。

舗装された1号路に出て、いろはの森コースはここで終了。1号路をしばらく行くともう高尾山頂上になる。いろはの森コースでは朝が早かった事もあるが、誰にも会うことはなかった。

時刻は8時半。人はまばらで、十分過ぎるソーシャルディスタンス。

マスクを着けて登っている人もいたが、高尾山はバフ(フェイスガード)を着けた人も多かったので、試しに着けて「一丁平」まで登ってみることにしたが、息苦しいし、口にペタついてやはり鬱陶しい。

一丁平園地に到着。今回はここでUターン。

「もみじ平」や山頂へは向かわずに、トラバースルートを選択。このルートは登山道が狭く、植物が生い茂っていて、あまり歩く人はいないようだ。

トラバースルートが3号路と6号路と交差する地点から琵琶滝のある6号路から下山することにした。このあたりからハイカーがたくさん上がって来た。

6号路は沢沿いの自然豊かなルートだが、大雨の影響で飛び石も流されてしまったようだ。

琵琶滝

薬王院の水行道場である琵琶滝。

弘法大師ゆかりの岩屋大師の祠が琵琶滝のすぐ下にある。祠の少し下に小さな滝も流れている。

岩屋大師

ケーブル駅に到着。天気も良く、久しぶりのハイキングで大汗をかき、パンツまでぐっしょり濡れてしまった。替のズボンまで持って行っていなかったので1時間くらいベンチに座って乾かすことになってしまった。

s47年卒 手島達雄


コースDATA

いろはの森登山口  7:30    キャンブ場  7:35    交差点  8:15    木階段8:23    1号路  8:30    高尾山頂上  8:30    もみじ台  8:50    一丁平園地  9:15    6号路  10:00    琵琶滝  10:40    岩屋大師  10:42    高尾山駅  11:05

燕岳(2,763m)

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東京を4時に出発し、安曇野ICで高速を降り中房温泉へ。

すでに登山者用第1、第2駐車場は一杯で、有明荘のすぐ上の第3駐車場に駐車しました。

登山相談所で登山届けを提出。登山者は非接触体温計で計測してから入山になります。

登山口のすぐ脇にある無料トイレ
湯原の湯

登山口のすぐ脇には中房温泉の日帰り温泉施設の「湯原の湯」があり、700円で入浴できます。燕山荘と同じグループの有明荘の入浴料金は620円で、燕山荘に宿泊すると有明荘入力の100円引きクーポンがもらえます。

登山口から登って行くと、すぐに北アルプスの三大急登(劔岳の早月尾根、烏帽子山のブナ立て尾根)と呼ばれる合戦尾根の急登が始まります。およそ高度200mぐらいの間隔でベンチが設置されています。

第一ベンチには唯一の水場がありますが、登り始めで水を補給するまでもないので、わざわざ水場に降りる人はいないようです。

第二ベンチ
第三ベンチ
富士見ベンチ

天気もよく、大汗をかいて合戦小屋に到着。

合戦小屋はスイカと肉うどんが名物な宿泊を伴わない山小屋で、ひと息つきました。

地元産のスイカで、従来1カット800円だったようですが、今年はその大きさを半分にして500円で販売していました。

この小屋までは荷揚げ用のリフトが敷設されています。

モミジカラマツ
ミヤマゼンコ
ウサギギク
セリバシオガマ

合戦小屋を過ぎると、比較的なだらかな風化した花崗岩の尾根になりました。

ハクサンフウロ
タテヤマアザミ

合戦の頭の三角点

「合戦の頭」を過ぎると森林限界を超えてハイマツなどが広がる明るい稜線に出ました。遠くに燕山荘の赤い建物も見えて来ました。いろいろな夏の高山植物も楽しませてくれます。

ハイマツ
ハクサンシャクナゲ
チングルマの綿毛
ゴゼンタチバナ
コバイケイソウ
オンタデ
ミヤマトリカブト
テガタチドリとハクサンフウロ

クロトウヒレン

ヤマハハコ
アキノキリンソウ

燕山荘のすぐ下にテントサイトがあります。

熱中症なのか、高山病なのか途中から気持ちも悪く吐きそうになりながら、14:10に燕山荘に到着しました。

今年は新型コロナの影響で燕山荘は完全予約制になりました。1泊2食付で11,000円 。

3畳の2段になった蚕棚が廊下の両脇に並んでいて、通常は4枚の布団を敷いて提供していたようですが、半数の2人に定員を絞っていて、しかも真ん中にスクリーンカーテンが設置されていました。指定の場所までスタッフが案内してくれました。

換気も徹底されていて、共用スペースの窓などもスタッフが1時間ごとに開け閉めしていました。

穂高や槍ヶ岳を始め、北アルブスのパノラマを一望できました。

落ち着いたところで、空身で燕岳を往復して来ました。

コマクサ
イワギキョウ
クルマユリ

花崗岩の奇岩とハイマツがとても綺麗でした。

イルカ岩
ワレモコウ

燕山荘に戻って夕食。6人がけのテープルはアクリル板で仕切られていました。食後、お湯を沸かしてコーヒーを飲もうかと外のベンチに出ましたが、風が急に強くなって戻ることにしました。

シーツになるものを持って来ることになっていましたので、敷き布団と毛布の間にシーツをセットして寝る準備をして早くも就寝してしまいました。

翌朝、あたりはすっかり霧に包まれており、近くの燕岳も見えませんでした。昨日、登っておいて良かったでした。小屋の情報では1日霧ということで、6時の朝食後、下山することにしました。

フジバカマ

朝イチで登ってくる登山者が多く、交わすのに時間がかかってしまいました。

マイズルソウ

9時15分、登山口に無事帰着しました。北アルブスは数日前まで雨が続いていたようで、今日も小雨まじりの霧になってしまっていたので、丁度わずかな晴れ間に燕岳に登れたようで、とてもラッキーでした。

S47年卒  手島達雄(文責)   S49年卒  柳澤孝嘉


コースDATA

燕岳登山者用第3駐車場 8:10   8:25 燕岳登山口 8:35 8:45 第一ベンチ 9:25 第二ベンチ 10:05 第三ベンチ 10:45 富士見ベンチ 10:30  合戦小屋 12:10 12:45    燕山荘 14:10   15:40 燕岳 16:15   燕山荘 16:45 (泊)

合戦小屋 6:40 合戦小屋 7:13    第一ベンチ 8:50    燕岳登山口 9:15 燕岳登山者用第三駐車場 9:35

燕山荘    1泊2食付き  1人11,000円 完全予約制 持参品  マスク  インナーシーツ  体温計  アルコールジェル  ジッバー付ゴミ袋

メールマガジン7月号 /2020

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会メールマガジン 2020/7/25

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DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン7月号の配信です。

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△▲△▲△        も くじ  △▲△▲△

【1】 全国主要山岳の山小屋の4割が休業

【2】山小屋の存続危機

【3】中央アルプスのライチョウのその後

【4】富士山や八ヶ岳で山小屋荒らし

【5】御嶽山王滝ルートが規制解除

【6】「生き物の死ざま」稲垣栄洋 著

【7】行ってきました Now

【8】編集後記

【9】記事の募集とマガジンについて

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【1】全国主要山岳の山小屋の4割が休業

京都新聞の調査によると、この夏の全国の主要山小屋240軒のうち約4割に当たる95軒が休業することが分かったそうです。営業の判断をした山小屋も、ほぼ全てが「完全予約制」で宿泊者の定員を大幅に減らす予定ということです。

また、ルート上の山小屋が休業してしまったことにより、ルート上の整備や状況確認、トイレの整備、救助態勢が取れないことなどから登山道自体を閉鎖する措置が取られている所も出てきています。

京都新聞による 【一覧表】全国の山小屋の営業状況はこちらからご覧いただけます。

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【2】山小屋の存続危機

新型コロナウイルスの感染拡大により、どの業界でも経済的にも精神的にも危機的状況に陥っていますが、山小屋や山岳ガイドも危機的状況になっているようです。

夏山では今まで布団1組に数人が寝るという極めて密集状態にもなることから、宿泊定員を従来の半分から1/3程度にすることが必要とされています。そうなると経費との関係で今年は山小屋を閉めざるを得ないということも理解できる状況になっています。山小屋は休業補償もないのでしょうから、収入はほぼゼロ。人数を制限して開けている小屋にしても収入が激減することが予想されます。

白馬山荘では定員を800人から300人に減らすということですし、槍ケ岳山荘は定員を半数程度にするそうです。「もし来年以降も宿泊人数を絞るような状況が続けば、多くの山小屋が存続できなくなるかもしれない」ということです。

また、山岳ガイドは夏場のガイドが収入の年間収入の大半を占めているそうで、このような状況では仕事の依頼もなく、9割余りのガイドが経済的に逼迫しているということです。このままの状況が続くようならば、転職も余儀なくされることが予想されます。状況は逼迫しており、登山の有り様自体が問われて来ているようです。

山小屋エイド基金」のプロジェクトはこちらから

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【3】中央アルプスのライチョウ、その後

ニホンライチョウの復活計画が進む中央アルプスで、生息が確認されているメス1羽の巣に別の場所から有精卵を移し替えてひなをふ化させる取り組みが行われていますが、昨年はふ化したものの全滅してしまいました。今年も同じ取り組みをしたものの、残念ながらまたも、ひなは全滅してしまったそうです。

巣の近くに設置していたセンサーカメラの画像には複数のニホンザルが写っていたそうで、ひなが巣を飛び出し、寒さのために死んだのではないかと分析されています。

信越自然環境事務所(長野市)は、有精卵の移し替えだけではなく、ライチョウ家族を乗鞍岳から木曽駒ヶ岳に引越しさせる作戦を実施しているということです。乗鞍岳でライチョウ家族を丸ごとを保護して、木曽駒ヶ岳に引っ越しせる計画です。すでに、乗鞍岳で雌の親3羽とそれぞれのひな計15羽(うち3羽は衰弱死)を保護し、ゲージを設置して保護し、昼間は2回外に出して採餌させているということです。大雨被害が出た今月は乗鞍岳も悪天候の日が多く、ケージで保護していない雌7羽のうち、ひなを連れていたのは1羽のみだったということです。

保護しているライチョウの3家族の引っ越しは今月下旬に行われるということです。

長野県の「ライチョウ保護スクラムプロジェクト」はこちらから

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【4】富士山や八ヶ岳で山小屋荒らし

コロナの影響から休業中だった富士山五合目にある佐藤小屋では食堂のシャッターと窓ガラスが壊され、現金が盗まれるという小屋荒らしが5月に発生しました。盗まれた現金自体は2万円だったそうですが、修繕費など80万円以上の被害だそうです。

また八ヶ岳の行者小屋でも4月下旬に小屋が荒らされていたそうです。

以前には張っておいたテントと置いてあった荷物が盗まれるという事件が発生したことがありましたが、今回は休業中をいいことに小屋荒らしとは、世知辛い世の中になってしまいました。

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【5】御嶽山王滝ルートが規制解除

御嶽山(3,067m)の岐阜県木曽側の登山道は一昨年(2018年9月)から規制解除されていましたが、長野県の王滝登山道は整備が十分できていないということで登山道が規制されていました。しかし、整備が完了したということで、今月21日から山頂南側にある王滝頂上までの登山道の立ち入り規制が解除され、噴火後初めて王滝頂上まで登れることになりました。

当初7月11日の解除が予定されていましたが、大雨の影響で延期されていました。2014年の噴火では死者58人、行方不明者5人の被害を出しています。

 

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【6】「生き物の死ざま」稲垣栄洋 著

先日、筑波大付属小近くの公園を歩いていたら、今年初めてセミが鳴いていているのを聞きました。

夏も終わりになると、よくひっくり返ってジージー鳴いているセミを目にすることがあります。昆虫は硬直すると脚が縮まり関節が曲がるそうで、地面に体を支えていることができなくなり、ひっくり返ってしまうそうです。

“死ぬ間際に、セミの複眼はいったい、どんな風景を見るのだろうか。”と・・・。

農学博士の稲垣栄洋著の「生き物の死にざま」はセミ、ハサミムシ、カマキリなどの昆虫からチョウチンアンコウやマンボウなどの魚、ニホンオオカミやゾウなどの哺乳類など色々な生き物の限られた命を懸命に生き、命のバトンをいかに繋げ、愛おしいほどに死んでいく様に胸を打たれます。

「STAY HOME」の一日、そんな1冊を読んでみてはいかがでしょうか。 草思社 2019年 定価1,400円

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【7】行ってきました Now

8月の過去ログから

会津駒ケ岳(2016年8月19日)

唐松岳(2017年8月9日)

岩木山(2017年8月20日)

八甲田山(2017年8月21日)

白馬岳(2017年8月27日)

立山(2018年8月29日)

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【8】編集後記

連休に針ノ木岳の雪渓を登りに行こうかという計画があったのですが、コース上の山小屋が休業になってしまったため、登山道が閉鎖してしまったので計画が流れてしまいました。それで、今度は立山へでも行こうかと思っていましたが、雨ばかりが続き、家で停滞となってしまいました。結果的には良かったのかと思いましたが。

“GO TO TRAVEL”は東京を除外して始まりましたが、もはや感染拡大は東京だけではなく各地で再び感染の大きな波が迫って来ています。

“新型コロナが潜む日常”の中で、どう対処したらいいのか、一人ひとりが”自分の命を守る”行動をしていかなければならないようです。

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【9】記事の募集とマガジンについて

このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

※投稿やお問い合わせメールは dokkyo.wvob@gmail.com 担当手島までお願いし ます。

中央アルプスのライチョウ、その後

ニホンライチョウの復活計画が進む中央アルプスで、生息が確認されているメス1羽の巣に別の場所から有精卵を移し替えてひなをふ化させる取り組みが行われていますが、昨年はふ化したものの全滅してしまいました。今年も同じ取り組みをしたものの、残念ながらまたも、ひなは全滅してしまったそうです。

巣の近くに設置していたセンサーカメラの画像には複数のニホンザルが写っていたそうで、ひなが巣を飛び出し、寒さのために死んだのではないかと分析されています。

信越自然環境事務所(長野市)は、有精卵の移し替えだけではなく、ライチョウ家族を乗鞍岳から木曽駒ヶ岳に引越しさせる作戦を実施しているということです。乗鞍岳でライチョウ家族を丸ごとを保護して、木曽駒ヶ岳に引っ越しせる計画です。すでに、乗鞍岳で雌の親3羽とそれぞれのひな計15羽(うち3羽は衰弱死)を保護し、ゲージを設置して保護し、昼間は2回外に出して採餌させているということです。大雨被害が出た今月は乗鞍岳も悪天候の日が多く、ケージで保護していない雌7羽のうち、ひなを連れていたのは1羽のみだったということです。

保護しているライチョウの3家族の引っ越しは今月下旬に行われるということです。

長野県の「ライチョウ保護スクラムプロジェクト」はこちらから

夏山情報

7月からの山小屋と交通機関情報


燕山荘グループ 7/14〜 https://www.enzanso.co.jp/topics-about-coronavirus

尾瀬保護財団 7/1〜 https://www.oze-fnd.or.jp/archives/99378/

常念小屋 7/14〜 http://www.mt-jonen.com

合戦小屋 7/15〜 https://www.enzanso.co.jp/kassengoya

槍ヶ岳山荘グループ7/15〜 https://www.yarigatake.co.jp/information/

涸沢ヒュッテ 7/15〜 https://www.karasawa-hyutte.com/facebook/

涸沢小屋 7/15〜 http://www.karasawagoya.com

穂高岳山荘 7/15〜 https://www.hotakadakesanso.com

雷鳥沢ヒュッテ 7/1〜 https://www.raichozawa.net

雷鳥沢キャンプ場 予約なしで営業中 http://tateyama-shizenhogo-c.raicho-mimamori.net/news/6805/

立山室堂山荘 営業中 http://www.murodou.co.jp

立山ホテル 宿泊は7/1〜

劔御前小舎 7/17〜 http://www.murodou.co.jp

千畳敷ロープウィイ運休 千畳敷ホテルは営業なし

富士山 小屋の営業なし 登山道も閉鎖

御嶽ロープウェイ 7/11〜  王滝頂上ルートは規制解除7/11〜 http://www.vill.otaki.nagano.jp/info/kakuka_osirase/somu/funka_information.html

二の池山荘は今シーズンの宿泊不可

赤岳鉱泉 行者小屋 7/1〜 テント泊のみ https://userweb.alles.or.jp/akadake/20200620.html

黒百合ヒュッテ 予約を原則として営業中 http://www.kuroyurihyutte.com/20200601.html

青苔壮 宿泊 テント場とも予約で営業中 http://seitaisou.jp

アルピコ交通 松本上高地線7/17まで特別ダイヤ https://www.alpico.co.jp/traffic/news/169/

松本・乗鞍高原線は営業中 乗鞍山頂は7/1〜営業 https://www.alpico.co.jp/traffic/trafficinfo/kamikochi/

白馬・栂池線は平常道理運行 大町・扇沢線は平常通り運行

白馬猿倉線は7/4〜 北八ヶ岳ロープウェイ線は平常運行

渋の湯線は運休 美濃戸口線は運休 麦草峠線は7/18〜

黒部アルペンルートは平常運行

 

メールマガジン6月号 /2020

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会メールマガジン 2020/6/25

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DWVOBを山の話題で結ぶメールマガジン6月号の配信です。

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        くじ  △

1今年度のOB会総会は中止
2COVID-19の「接触確認アプリ」
3ウィズコロナの登山スタイル
① 事前準備・・・
② 小屋やテント場で・・・
③ 登山中・・・
【4】ライブカメラでオンライン登山
【5】ライチョウの卵を中央アルプスへ
【6】秦野駅前に大量のヒルが出現
【7】行ってきました Now
【8】編集後記
【9】記事の募集とマガジンについて
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都府県を跨ぐ移動や商業活動の規制が解除され、COVID-19の感染防止に配慮しつつ経済活動を進める”WITH CORONA”の新生活様式が始まろうとしています。
緊急事態宣言が解除された折には、NHKのテレビニュースでは高尾山で早速アベノマスクをつけた登山者がインタビューを受けている様子が流れていました。ウィズコロナでの新登山スタイルなど、これからの登山のありようも変わらなければならないようです。今月のメールマガジンはそんな話題も集めてみました。
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1】今年度のOB会の総会は中止
毎年小石川後楽園内の涵徳亭などで行なっていたOB会の総会ですが、ご案内の通り新型コロナウイルスの感染防止のため中止となりました。東京アラートなどの制限が解除されたとはいえ、大人数での会食は感染のリスクが高いので致し方ないと思われます。
今回の総会が無しになったのでOB会に対してのご要望やご意見などありましたら下記メールアドレス宛にお願いします。またお会いできる機会がなくなってしまったので、近況報告などもお聞かせいただけるとありがたいです。是非、この機会にメールで一言お寄せください。
なお、秋の親睦会を総会に変えて実施する事も考慮していますが、小諸の日新寮が現在のところ利用不可となっているので、目処がついていない状況です。コロナの状況と合わせて実施が見込められるようになりましたら、改めて連絡します。

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2COVID-19の「接触確認アプリ」COCOA
厚生労働省からCOVID-19に感染した場合に陽性情報を登録すると陽性者との接触を知らせてくれる「接触確認アプリ」がアップロードされています。19日から運用開始し、ダウンロード数(DL)8間で85DL24時間で179DL3日間で270DL21日には326DLになったということです。日本の人口は約12500万人ですから、およそ25%になります。6割が利用しなければ効果が出ないということですので、まだの方はダウンロードしてみたらいかがでしょうか。
なおこのアプリは人材サービス会社パーソルホールディングスの子会社であるパーソルプロセス&テクノロジーが厚生労働省から受注し工程管理を行うというものですが、アプリの基盤は有志で集まったエンジニア集団「COVID-19 Radar Japan」がプライバシーと透明性を担保しながら無償で開発したということです。政府や厚生労働省が本当に信頼できるのかという向きもあるかと思いますが、一部バグがあったもののGoogleAppleのセキュリティー保護技術を活用し両社とも日本政府を支援しているとコメントを寄せているので一定の信頼性は担保できているものと思われます。
アンドロイド携帯の場合は下記のGoogle Playから
iPhoneの場合は下記のアップルストアからダウンロードできます。
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3】ウィズコロナ禍の新登山スタイル?
① 事前準備・・・
感染防止の規制や制限が残っているので、交通機関や登山コースの状況、宿泊予定地や経由地の状況をしっかり確認することが必要となります。富士山や南アルプスなどの山小屋はすでに今夏の閉鎖を決定しているようですし、7月1日や17日から営業予定のところも多く、また多くの小屋では完全予約で人数制限をしているようなので、よく確認しておくことが必要です。
体調管理についても登山1週間前から発熱・喉の痛み・咳が長引く・強いだるさ・味覚/嗅覚異常などの健康状態のチェックも念入りに行うことも必要でしょう。できたら検温して登山届けなどにも明記するなどの配慮が必要となるかもしれません。
小屋やテント場で・・・
夏山の山小屋やテント場は極めて蜜になりやすい状況です。そのため、今年は多くの山小屋が人数制限や感染予防の対策をとっていると思われます。小屋内ではマスクの着用が義務付けられるでしょうし、シュラフや携帯トイレなどを持参するよう呼びかけている山小屋も多いようです。無症状のCOVID-19のキャリアが多いということから、感染者がいるものと考えて食事や給水、排便時などは特に注意しなければならないでしょう。
③ 登山中・・・
登山中は基本的にはマスク着用は要らないようですが、頂上や渋滞が予想される場面では必要に応じてマスクの着用を考慮しなければならないようです。徐にマスクを取り出すのも気が引けるので。近頃ランナーなどが着用している日焼け防止も兼ねたバフ(フェースガード)を着用するのがいいかもしれません。また、鎖場やロープ場、梯子などの使用後は手をアルコール消毒するなどの措置も必要なようです。登山中や休憩中もソーシャルディスタンス(2m)を堅持するとなると、通常より時間がかかることも予想されます。集団を追い抜いたりすると白い目にさらされるかもしれません。また、人とすれ違う時には挨拶やぺちゃくちゃおしゃべりにも注意が必要です。使用済みのティッシュはジッバー付きの袋に入れて持ち帰るようにしたり、マスクやバフなどの置き忘れなどにも気をつける必要があるようです。面倒臭い感じですが、こんなことがハイキングや登山の新常識になってしまうのかも知れません。
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【4】ライブカメラでオンライン登山
リモートワークやオンライン飲み会などが話題になっていますが、ライブカメラで行った気分になるのはいかがですか。この時期、残雪の状況確認など山行の事前チェックにも便利です。
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【5】ライチョウの卵を中央アルプスへ
今年もライチョウの卵を中央アルプスへ移す作業が実施されました。国の特別天然記念物で絶滅のおそれがあるニホンライチョウの復活計画が進められている中央アルプスで、今年も環境省は生息が確認されている1羽のメスの巣に乗鞍岳で営巣しているライチョウの有精卵と移し替える作業を行ったそうです。環境省によりますと、7日までにこのメスが木曽駒ヶ岳の山頂付近に巣を作り7つの無精卵を温めていることを確認したことから、メスが餌を採りに巣を離れた隙に有精卵8つと交換したということです。昨年は無事孵化したものの5羽とも全滅してしまったので、今年は孵化した場合は人の手による保護も検討されているということです。中央アルプスに雷鳥が定着してくれることが期待されます。
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【6】秦野駅前に大量のヒルが出現
6月16日、小田急線秦野駅のロータリーに50匹以上のヤマビルがいるのが発見されました。丹沢ではシカが増えてきたことが原因とも言われていますが、毎年ヤマビルによる吸血被害が発生しており、駆除薬の持参が推奨されています。このヒルも登山客が連れてきてしまったと思われますが、そくなたくさんというのも不思議な感じがします。塩では対処しきれないので、ガスバーナーで駆除したということです。
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【7】行ってきました Now
緊急事態宣言解除後の「行ってきました」はS43年卒の田中さんの高尾山那須・茶臼岳八方尾根の3本になります。(写真だけですが)
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【8】編集後記
冒頭の解除後に一早く高尾山登山を楽しんでいたアベノマスクを付けた登山者ですが、実はS43年卒の田中廣明さんでした。NHKの夕方のニュースから流されていて、後輩にあたる木村泰樹さんに見つけられていました。
COVID-19の完全収束は困難な状況ですから、対応を”緩めたところに感染が発生する”ということが繰り返していくのでしょうから、「感染しない、感染させない」ように油断なく活動を広げていきたいところです。
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9記事の募集とマガジンについて
このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。
投稿やお問い合わせメールは dokkyo.wvob@gmail.com担当手島までお願いし ます。

今年度の総会は中止となりました

葉書でお知らせした通り、令和2年度のDWV.OB会の総会は新型コロナウイルスの感染予防のため中止することになりました。残念ながら会員各位の健康維持のためには致し方ないと判断しました。みなさんにお会いできないのは寂しいことですが、また元気にお会いできることを楽しみにしています。

毎年秋に予定している親睦会についても会場として使っていた日新寮が学校としての利用が見込められない状況が続いていることから今年の使用は無理のようです。

なお、総会が中止になってしまったので、OB会の運営についての要望やご意見などありましたらメールでお寄せ頂ければと思いますので、よろしくお願いします。また、状況報告など近況もメールなどでお聞きできたらと思いますので、よろしくお願いします。