「トピックス」カテゴリーアーカイブ

苦境に立つシェルパたち

打矢之威(S31年卒)

私を含めヒマラヤトレッキングに2−3回行った仲間6人でネパールの世話になったシェルパ達のコロナ不況による生活困窮を援助する運動をしています。

下記にシェルパの親分のパダムとやりとしてるメールやシェルパの窮状を示している写真を添付しました。

支援いただける方やお聞きになりたい方がおられましたら、下記の打矢まで連絡ください。

yukitoshi.uchiya@gmail.com


打矢さんへ

 今日、私はメールで先に述べたように、すべてのものと資金を分配しました。 スタッフは本当に幸せで満足していました。 彼らが幸せであるのを見て、私は満足しました。 何卒よろしくお願い申し上げます。 あなたを通して私は私のスタッフを小さな方法で助けることができました。 このメールには、今日のプログラムに関する2つの画像を添付しました。 改めて、このような時期にご協力いただき、誠にありがとうございました。

ご多幸を祈ります パダム

新型コロナウイルス救援物資の配布

打矢さんへ

 メールありがとうございます。この危機で私を助けてくれた皆さんにとても感謝しています。 私は自分の人生にあなたのようなクライアントや友達がいる幸運な個人だと思っています。 私のビジネスにとってこの困難な時期に、あなたと他のすべての人は私を神のように助けてくれました。 スタッフも苦労しているので、きちんと活用していきます。 彼らはとても幸せになるでしょう。 あなたも皆も、日本でその金額を集めるのは難しいかもしれません。 ですから、私、私の家族、私のビジネス、私のスタッフに対するあなたの親切を常に覚えています。 スタッフに寄付するときに写真を投稿したいです。 そのような写真を投稿するときにあなたの名前を言っても大丈夫ですか? それが不可能な場合は、寄付を受け取るスタッフの名前をすべて郵送します。 また、少し面倒なことは承知しておりますが、寄付者全員(笠原さん、恩田さんを除く)の住所を郵送していただけませんか。 個人的に感謝したいと思います。 改めてありがとうございました。 金額を受け取り次第、再度郵送いたします。

 宜しくお願いします パダム


打矢さんへ

 メールありがとう。 あなたが私のリストで大丈夫だと私は幸せで安心しました。

 間違った日に間違ってメールを送ってしまったことをお詫び申し上げます。 私は土曜日に物資とお金を配布します。 そしてそれに応じてあなたに郵送してください。

ご多幸を祈ります パダム


記事は打矢氏からもら ったものを手島で掲載させていただきました。

ネパールではヒマラヤの登山やトレッキングを含め、観光に訪れる外国人は2018年には年間100万人を超えていたということです。新型コロナの影響でエベレストの春シーズンの登山禁止を始め、海外から観光客やトレッキングに頼っているシェルパたちの収入はほぼ絶たれてしまっている状況のようです。その窮状を見かねて打矢さんたちは援助を行なっているとのことです。

メールの原文は英語でしたが、翻訳ソフトで訳したものを掲載させていただきました。

年末年始の山岳遭難事故

2020年末と2021年始の山岳遭難事故は前年に比べてだいぶ減少したようです。警察庁は21日、年末年始(昨年12月29日~今年1月3日)に全国で発生した山岳遭難は前年同期比14件減の23件、遭難者数は14人減の38人で、いずれも過去5年で最少だったそうです。そのうち、死者は1人、行方不明者は1人、負傷者は9人だったということです。
 
事故が少なかったのは、新型コロナや大雪の影響が大きかったのではないかということです。

富士山の登山鉄道構想

山梨県は山麓駅(東富士五湖道路の料金所付近)から富士吉田口五合目までの富士スバルラインの自動車道にLRT(軽量起動交通)を敷設して、自動車から鉄道に置き換えるという登山鉄道計画を進めています。
 
富士スバルラインは富士登山を目指す来訪者が世界遺産登録後には2倍以上に増え、大型バスの走行による自動車交通による環境負荷や、電気や上下水道のインフラがなく、自家発電による排ガスや屎尿処理の改善などの必要にも迫られています。
 
そこで、山梨県は富士山麓と5合目を結ぶ富士山登山鉄道構想が提起され、実現の可能性を議論する検討会が御手洗冨士夫経団連名誉会長を会長として設置され、理事会で採算性などを示した基本構想素案が了承されたそうです。その際に出された課題を検討し、来年2月上旬に総会を開き、基本構想がまとめられるということです。県知事は、パリのユネスコ本部を訪れて自ら基本構想を説明する意向だということです。
 
詳しいことはこちらからご覧下さい。 https://tabiris.com/archives/fujitozantetsudo/

エベレストの標高が少し高くなりました

ニューデリー共同によりますと、12月8日ネパールと中国にまたがるエベレストの標高をともに8,848.86mであることを発表したということです。両国が独自に測量した結果ではありますが、これによると今までのエベレストの標高より86センチ高くななったということです。高くなった原因は測量技術の向上か隆起によるものかはは分かりません。

エベレストの標高は今まで一般的には8,848m としていますが、歴史的にも測量した国や組織によって諸説あったようです。お膝元の中国とネパールでは測量結果に基づいた認識に違いもあったようですが、今回両国の共通認識が図られたようです。

エベレストはチベットではチョモランマ、ネパールではサルガマータとそれぞれ呼ばれていたようですが、東インド会社では1760年代からインド各地の地図を作成しており、1810年代には統合されたインド測量局はヒマラヤ山脈周辺の地図の作成も手がけていました。1849年には経緯儀望遠鏡で測量を行なっていたそうです。

1954年にインド測量部のインド人技師がエベレスト周辺12ヶ所で三角測量を行い、「ピーク15」としてこの山が8,848mで世界最高峰であることを発見し、ネパール政府も認めていたようです。(この時は氷雪の厚みも含めた値だったようです。)その後、ピーク15はヒマラヤ周辺を測量していた技師で、後に測量局長官になったエベレスト氏の名に因んで1865年に命名されています。

1992年には山頂にGPSを設置して測定して8,846.10mという結果も出ており、1999年には全米地理学協会が山頂にGPSを設置して測定した結果では8,850mとなっていました。

これまでネパールは1954年にインドが測量した8,848mを公式としてきていましたが、中国では2005年に再測量し、氷雪部分を除き8,844.43mと公表しています。

ネパールは昨年2019年に測量のための登山隊を登頂させてレーザーゼオドラライトとGPSおよび地中探知レーダーにより氷雪の厚みを測定して地質部のみの標高を測定しており、中国も今年2020年に衛星測位システムと登山隊によりGPSを使って測定した結果として、両国ともに先の,8848.86mであるとの発表だったようです。この標高が今後エベレストの正式な標高になるということです。

元旦の高尾山頂は閉鎖

東京都は高尾山の山頂である「大見晴園地」を12月31日午後5時から来年1月1日午前7時まで閉鎖することを発表しました。

高尾山は元旦に初日の出を見ようとたくさんの人が訪れる名所にもなっていますが、新型コロナウイルス感染症拡大の予防のためのやむを得ない措置という事です。

1号路は高尾山薬王院まで登ることはできるようです。また、稲荷山コースからの入山は出来ず、6号路は琵琶滝分岐から上へは上がれないようです。

高山は「初雪」「初氷」

9月21日、富士吉田市の富士山課は富士山の山頂付近がうっすらと雪が積もっているのを確認し、「初雪化粧」宣言を出しました。去年の富士山の「初雪化粧」は10月23日で、今年は1カ月以上早い宣言となりました。この「初雪化粧」宣言は富士吉田市が独自に出しているもので、気象庁の甲府地方気象台が出している「初冠雪」の発表には至りませんでした。

22日には北アルプス乗鞍岳の畳平にある鶴ケ池周辺で初氷が観測されています。これは昨年より5日早く、過去10年間の平均観測日より7日早かったそうです。

富士山ではその後、27日夜に山頂付近の気温が零下まで下がり、雪が降ったとみられることから甲府地方気象台は28日に「初冠雪」を発表観測しました。平年より2日、昨年よりは24日早いということです。

紅葉は遅れ気味のようなので、山では秋と冬が一緒にやって来ているようです。

シルバーウイークに人出が集中

2020年9月

紅葉にはまだ早いものの、涸沢や雷鳥沢(立山)のキャンプ場にはシルバーウイーク中、たくさんの人であふれていました。コロナ禍の影響で現在、山小屋は完全予約制になっていて収容人数も制限されているために、予約の必要ないテント泊が多くなっているようです。キャンプ人気も影響しているのかも知れません。

涸沢では連休中の土曜日は400張、日曜日は850張、月曜日は600張のテントが張られるほどの人出だったたそうです。朝のトイレや奥穂の登り、そして帰りのバスのロータリーは大渋滞になっていたということです。(涸沢ヒュッテの収容人数は130人で、10月11日まではは満室だそうです。)

写真はシルバーウィーク中に涸沢をピストンしたS44年卒の田中廣明氏によるものです。

横尾のキャンプ場

涸沢

涸沢のキャンプサイト

上高地バスロータリー

また、立山では雷鳥沢のテント場には1000張近くのテントが隙間もないほど建てられ、朝のトイレは1時間待ちだったそうです。コロナ禍の影響でソロテントが多くなっていることもテントの数や場所を圧迫しているようです。

ライチョウ移設プロジェクトのその後

木曽駒ヶ岳に2年前に飛来してきた雌のライチョウと8月に乗鞍岳で捕獲され木曽駒ヶ岳に移された3家族の全てのライチョウの生存が確認できたということです。

飛来した雌のライチョウは成鳥1羽とヒナ6羽のグループと一緒に活動しており、成鳥1羽とヒナ4羽のグループは木曽駒ヶ岳に留まり、伊那前岳周辺では残りの1家族7羽が生息していることが確認されています。10月にはヒナは親離れするので、それまで観察は続けられるということです。このまま、定着してくれるといいですね。

中央アルプスのライチョウ、その後

ニホンライチョウの復活計画が進む中央アルプスで、生息が確認されているメス1羽の巣に別の場所から有精卵を移し替えてひなをふ化させる取り組みが行われていますが、昨年はふ化したものの全滅してしまいました。今年も同じ取り組みをしたものの、残念ながらまたも、ひなは全滅してしまったそうです。

巣の近くに設置していたセンサーカメラの画像には複数のニホンザルが写っていたそうで、ひなが巣を飛び出し、寒さのために死んだのではないかと分析されています。

信越自然環境事務所(長野市)は、有精卵の移し替えだけではなく、ライチョウ家族を乗鞍岳から木曽駒ヶ岳に引越しさせる作戦を実施しているということです。乗鞍岳でライチョウ家族を丸ごとを保護して、木曽駒ヶ岳に引っ越しせる計画です。すでに、乗鞍岳で雌の親3羽とそれぞれのひな計15羽(うち3羽は衰弱死)を保護し、ゲージを設置して保護し、昼間は2回外に出して採餌させているということです。大雨被害が出た今月は乗鞍岳も悪天候の日が多く、ケージで保護していない雌7羽のうち、ひなを連れていたのは1羽のみだったということです。

保護しているライチョウの3家族の引っ越しは今月下旬に行われるということです。

長野県の「ライチョウ保護スクラムプロジェクト」はこちらから

夏山情報

7月からの山小屋と交通機関情報


燕山荘グループ 7/14〜 https://www.enzanso.co.jp/topics-about-coronavirus

尾瀬保護財団 7/1〜 https://www.oze-fnd.or.jp/archives/99378/

常念小屋 7/14〜 http://www.mt-jonen.com

合戦小屋 7/15〜 https://www.enzanso.co.jp/kassengoya

槍ヶ岳山荘グループ7/15〜 https://www.yarigatake.co.jp/information/

涸沢ヒュッテ 7/15〜 https://www.karasawa-hyutte.com/facebook/

涸沢小屋 7/15〜 http://www.karasawagoya.com

穂高岳山荘 7/15〜 https://www.hotakadakesanso.com

雷鳥沢ヒュッテ 7/1〜 https://www.raichozawa.net

雷鳥沢キャンプ場 予約なしで営業中 http://tateyama-shizenhogo-c.raicho-mimamori.net/news/6805/

立山室堂山荘 営業中 http://www.murodou.co.jp

立山ホテル 宿泊は7/1〜

劔御前小舎 7/17〜 http://www.murodou.co.jp

千畳敷ロープウィイ運休 千畳敷ホテルは営業なし

富士山 小屋の営業なし 登山道も閉鎖

御嶽ロープウェイ 7/11〜  王滝頂上ルートは規制解除7/11〜 http://www.vill.otaki.nagano.jp/info/kakuka_osirase/somu/funka_information.html

二の池山荘は今シーズンの宿泊不可

赤岳鉱泉 行者小屋 7/1〜 テント泊のみ https://userweb.alles.or.jp/akadake/20200620.html

黒百合ヒュッテ 予約を原則として営業中 http://www.kuroyurihyutte.com/20200601.html

青苔壮 宿泊 テント場とも予約で営業中 http://seitaisou.jp

アルピコ交通 松本上高地線7/17まで特別ダイヤ https://www.alpico.co.jp/traffic/news/169/

松本・乗鞍高原線は営業中 乗鞍山頂は7/1〜営業 https://www.alpico.co.jp/traffic/trafficinfo/kamikochi/

白馬・栂池線は平常道理運行 大町・扇沢線は平常通り運行

白馬猿倉線は7/4〜 北八ヶ岳ロープウェイ線は平常運行

渋の湯線は運休 美濃戸口線は運休 麦草峠線は7/18〜

黒部アルペンルートは平常運行