御岩山・かびれの高峰(530m)

2021114


2018年の1月に高鈴山に登った際にこの御岩山(おいわやま)の頂上を踏んでいたのをすっかり忘れていた。パワースポットと言われていたものの御岩神社はスルーして「きららの里」近くの高鈴山登山口から登っていたので、御岩山のことは頭に残っていなかった。

そこで今回は由緒も雰囲気もある神社だということをが分かったので、御岩神社経由で御岩山を登ってみることにした。

上野駅7時発の常磐線特急「ひたち1号」に乗って日立で下車。

バスへの乗り換え時間がわずかしかなかったので、急いで駅舎を通り過ぎバスに滑り込む。

御岩神社前までは30分ほどで到着。帰りのバスの時刻を確かめて神社に向かう。日立駅行きのバスは12:40。次は14:25までないので、12:40に合わせの行動予定となる。

神社前には広い駐車場がいくつも備えられていた。

入口近くにある弁天社

社務所のすぐ脇にも駐車場があったが、小さいのですぐ満車になってしまっていた。トイレを済ませてから大鳥居を潜って境内へ。

御岩神社から御岩山頂上「かびれの高峰」まで神域ということで食事禁止、午後3時以降の入山禁止ほかいろいろと入山の心得が示されていた。

愛宕神社

立派な神社で、辺りは薄暗く大きな杉木立と苔むす境内は整備も行き届いていてと清々しく厳粛な雰囲気があった。

愛宕神社
神木の三本杉

金剛力士が控える楼門を潜る。

薄暗い境内には火の灯った石灯籠も配置されている。

洗心池
阿弥陀如来像が安置されている斎神社回向殿

御岩神社の境内には神社でありながら縄文の頃から信仰の聖地であったという由緒格式もあるためか、神仏分離の趨勢にあっても神仏をともに祀る唯一の社ということである。また、水戸藩の崇敬神社としても尊ばれている神社でもあるとのことであった。

奥宮の賀毗礼(かびれ)神宮に行く参道は表参道と裏参道があり、通常は表参道から登って奥宮へお参りして、裏参道から下りるのが通常のようだ。

奥宮に控えるかびれ神宮。

お参りを済ませて御岩山へ向かう。

表参道と裏参道の分岐

この先が岩場になっていてロッククライミングのゲレンデとして使われていた時期もあるようだが、現在は立ち入り禁止となっている。この先がすぐ御岩山の頂上になるが、左に迂回して尾根に上がって頂上を目指すことになる。

向陽台との分岐

尾根に沿って間もなく頂上になる。

頂上到着。北西の御岩方面が開けていて、はるか日光方面も見渡せるということだが、はっきりしない。

御岩山頂上

大岩を回り込んで高鈴山への登山道になる。高鈴山までは30分ほどだが、美しいアセビの樹林トンネルもある尾根を行くことになる。前回は高鈴山を経由して徒歩で日立の駅まで下りたが、今回はここまで下山することにした。

2018年1月の御岩山と高鈴山の縦走の記録はこちらから御覧いただけます。

頂上から少し下がった所にパワースポットと言われている柱状の岩を背後にいただく祠があった。落ち葉を集めて清掃している方がいたが、毎日清めているということだった。

帰りは尾根下から合流する裏参道で下山した。

薩都神社中宮

姥神様
稲荷神社

楼門まで戻って来ました。

バス停を日立駅方面に少し戻った所に美味しいと評判の手打ち蕎麦屋さんがあるので食べよと寄ってみたが、店内は満席で順番待ちの状態。諦めてバス停へ。

バス停近くのパスタ&スパゲッティ屋さんで昼食。その後、バスで日立駅に戻った。

日立駅は日立市出身の建築家の妹島和世氏の設計によるもので、広々とした常磐の海を見渡せる大きなガラス張りのモダンな駅舎である。洒落たカフェもあり、帰りの特急の時間までコーヒーを飲んで過ごすことが出来た。

S47年卒 手島達雄


コースDATA

上野7:00発 「ひたち1号(いわき行き)」 日立着8:34    日立中央口発 東河内行きバス8:40    御岩神社前着9:10

御岩神社社務所9:15 愛宕神社9:22    三本杉9:24    楼門9:26    池9:29    斎人神社日向殿9:30    御岩神社9:32  表参道入り口9:33    かびれ神宮10:00    表裏参道分岐10:02    岩場10:10    尾根10:16    御岩山頂上10:25    分岐む10:54    薩都神社11:15    お稲荷さん11:24    楼門11:30

御岩山神社前発12:40    日立駅13:10 14:05発「ひたち16号(品川行き) 」上野着15:35


2018年1月の御岩山と高鈴山根縦走の記録はこちらから御覧いただけます。

各地の高山では雪の便りが

立山黒部アルペンルートHP

富士山の初冠雪は甲府地方気象台から9月7日に1度発表されましたが、観測条件が揃わなかったことから見直され、(20日に一日の平均気温が10.3℃を観測し、今年の最高を更新したため)9月26日に改めて初冠雪が発表されました。

平年より6日早く、昨年より2日早かったということです。全国で今シーズン初めての初冠雪の便りになりました。全国初の初冠雪が富士山になったのは、2012年以来9年振りだったそうです。

10月中旬には既に高山の山小屋は今年の営業を終える中、16日には岩木山、17日には立山、燕岳、八甲田山で初雪、18日には剣山で霧氷、20日には八ヶ岳で初雪の便りが届いています。

現在、千畳敷、男体山、白馬岳、火打山でも積雪があり、涸沢では20センチ、室堂平では15センチの積雪だそうです。秋から冬へ季節が変わっています。

秋の終わりの立山三山

2021年10月14日(木)〜15日(金)

 


劔御前小舎の小屋仕舞が16日、天気が良いのは14日と15日だけで、その先は雪の予報が出ていました。

2018年に雷鳥沢でテン泊して立山三山を目指しましたが、別山乗越まで行くもホワイトアウトで断念していました。新型コロナの緊急事態宣言も解除され、なまっていた体にもちょうどよいかとも思い、この時しかないと出かけました。

北陸新幹線「かがやき」は東京始発で途中上野駅、大宮駅、長野駅、富山駅しか止まらずに金沢駅まで行きます。

JR富山駅で電鉄富山に乗り換えで室堂を目指します。

立山駅でケーブルカーに乗り換えです。観光客がほとんどでしたが、身動きのできないくらいの満員の状態でした。

高原バスに乗り換えですが、乗客がたくさんいたために定時より前に臨時バスに乗ることが出来ました。臨時バスは全員着席して出発しました。

予報以上の晴天で、バスの車窓からは薬師岳をはじめ大日連峰がよく見えました。

2018年の時は別山乗越しからも見えなかった劔岳が バスの中からも見えてしまってたのが逆に残念な気がしました。

臨時バスに乗れたので予定よりも早く室堂に到着しました。すでにターミナルは人が大勢でした。

宿泊予定の劔御前小舎は3時から3時半までに入ってくださいということだったので、早速登山開始。

ミドリガ池

中学生あたりの団体が大勢いました。

噴気をあげる地獄谷

リンドウ池

雷鳥荘
下に雷鳥沢キャンプ場
雷鳥沢ヒュッテ

雷鳥沢キャンプ場は昨年9月下旬にはコロナ禍の中、1000張近くテントが乱立し、トイレ待ちの長い行列ができていた記事が思い出されました。今は閑散としていて、10張程度のテントしかありませんでした。

雄山に置いてこようと河原で石を拾ってから、橋を渡って別山乗越を目指します。前回は雷鳥坂を登っていきましたが、今回は新室堂乗越から登りました。

なだらかな登りが続きます。

チングルマの綿毛
コバイケイソウの枯れ穂

チングルマの草紅葉
立ち枯れたリンドウ

クロマメノキの実

稜線に出ました。ここからが結構長くかかりました。

前後を登る登山者は 他に1名だけでした。

どこからスタートしたのかハングライダーが飛んでいました。

大汝山から冨士の折立、雄山
クロマメノキの花

バスが早く着いたのもあって、予定より1時間近く前に劔御前小舎に到着出来ました。

小屋の前に建つ公共トイレ

さすがに迫力ある剱岳が眼前に聳えていました。

黒部渓谷を挟んだ後立山連峰も手にとるように眺められました。

朝日岳 白馬岳 白馬槍ヶ岳
真砂岳、冨士の折立、雄山と奥に奥穂高方面か

宿泊者は全体で13、4名程度のようで、空き部屋がたくさんありました。部屋は6人部屋で隙間なく布団スペースはピッタリでした。小屋内は寝る時も含めてマスク着用。

夕方になり、黒部渓谷側も富山市内側も下界は一面の雲海になりました。

滝雲も流れていました。

夕食は6時から。生姜焼きやサラダ、煮物、冷奴、味噌汁、ご飯でした。黙食でいただきました。

夕日が沈んでいきます。

日が沈み、夜を迎えました。部屋の外からは話し声が聞こえていましたが、部屋の人たちはみな一人で来られた人ばかりで食事後しばらくしたら話もせず眠りにつきました。8時にバシンと音がして消灯になりました。

2時くらいでしょうか、ゴソゴソ音がして目覚めましたが部屋の誰かが起き出して部屋を出て行ったようでした。剱岳の方に行ったのではないかと思いました。5時には全員起きて出かけ行ってしまいました。

明け方、富山市の街あかりや富山湾も一望することが出来ました。

6時の食事に食堂に来た人は4人だけでした。

6時半に小屋を出発しました。

別山南峰に到着。引き続き南峰に向かいました。

別山南峰に戻り、真砂岳を目指します。

内蔵助山荘

岩峰を通過するのは大変そうでしたが、実際は右に巻いいくルートでした。

内蔵助山荘はすでに小屋を閉めています。

真砂岳山頂

白い花崗岩が綺麗な真砂岳に到着。

吊り尾根のような馬の背を進んでいきます。

真砂岳と冨士の折立の鞍部から冨士の折立までがこのコースの肝でした。ちょっとビビリながらも岩稜を登っていきました。

風は8mから10m以上もあったかと思いますが、冷たい風がビュービュー吹いていたので、なおのこと緊張しました。さすがに3,000m級の山です。

左にあるのが氷河に認定された内蔵助氷河。

反対側が雷鳥沢に下る大走りになります。眼前には2,999mの冨士の折立が聳えていました。

冨士の折立の頂点を回り込みながら乗り越して一段落です。風も穏やかになり日向ぼっこです。

下に室堂平も全て見渡せました。大汝山への途中で3,000mを超えました。

程なく大汝山休憩所に到着。

巻いて行くルートもありましたが、休憩所から左に3,015mの大汝山のピークへ向かいました。

狭いピークでやっと写真を撮りました。

南側に回り込んだピーク脇からは眼下に黒部ダムが見えました。

黒部湖の向こうには針木岳やスバリ岳。

大汝山を過ぎるとすぐに雄山頂上に建つ社が目に入ってきます。

そのまま、頂上の社へ向かいました。

3,003mの 立山最高峰の雄山山頂到着です。

下がった社務所の先に三角点と大きな風景支持盤がありました。

さすがに雄山にはたくさんの人が頂上を目指して登ってきていました。登りのルートと下りのルートが赤と黄色のラインで色分けされていました。

一ノ越山荘

一ノ越に到着。一ノ越は東一ノ越を経てタンボ平、黒部湖へのルートと浄土山へのルートの十字路になっています。一ノ越山荘も17日(日)までの営業でした。

ここには公共トイレがありました。予定では浄土山を経て室堂へ向かう予定でした。しかし、浄土山を回ってからだと室堂到着は1時過ぎになってしまうことや体力を考て次回に回すことにしました。

室堂平に到着。舗装された石段がかえって歩きづらく思いました。まあ、雷鳥平から室堂に至る石の階段を上るよりはよかったですが。

予定より早く12時ちょうどに室堂に到着。ソフトクリームなど食べながら30分ぐらいフラフラしてから美女平へのバスに乗車しました。

帰りは新幹線の「はくたか」に乗って帰宅です。まさに雪が降る直前の快晴の2日間の山旅でした。

S47年卒 手島達雄

2018年8月の扇沢からの別山乗越の記録はこちらから

田中廣明氏の2018年の「紅葉の立山」の記録はこちらから


コースDATA

【1日目】

美女平発10:30    室堂ターミナル着11:25・・・ミクリガ池11:35 ・・・エンマ台11:45・・・雷鳥平12:10・・・分岐12:15    新室堂乗越12:50・・・別山乗越 14:30   剱御前小舎泊2食付き11,000円

【2日目】

別山乗越6:25・・・別山南峰7:00・・・別山北峰7:10・・・真砂岳8:08・・・大走り分岐8:30・・・富士ノ折立9:00    10分休憩・・・大汝山休憩所9:30    大汝山9:38・・・雄山神社(10:15)    15分休憩・・・一ノ越11:10 10分休憩・・・立山室堂12:00・・・室堂ターミナル12:35発  美女平着13:20

(雷鳥坂は2018年の記録)

乗鞍岳(3,026m)

2021年10月7日(木)

3,000m級の山でありながら2,700mまで車で行けしまう山ということもあってまだ行ったことがなかった乗鞍岳に行ってきました。マイカー規制があって車で行くにしても電車で行くにしても不便でどうしようかと思っていたところ、ちょうど仕事がお休みな日に往路は新宿7時発のあずさ1号、復路は松本19;30発あずさ梓58号でという日帰りの登山ツアーがあったので参加しました。新宿駅で集合して、松本からバスで直通で畳平まで行きます。

長野県側からの乗鞍エコーラインも岐阜県側からの乗鞍スカイラインもマイカー規制があるので、シャトルバスに乗り換えなければなりません。電車利用の場合は何回も乗り換えが必要だったり、時間がかかったりして、日帰りでの登山は厳しい感じでした。

このツアーでは松本駅から2席確保のバスで畳平まで直通で、添乗員と登山ガイド付きでした。

途中は晴れて見晴らしも良かったものの、畳平ではガスってしまいました。トイレを済ませて、ストレッチをして早速肩の小屋へ向かいました。

大黒岳

といっても、肩の小屋までは砂利で舗装された広い道路を30分ぐら歩いて行きます。

乗鞍岳は火山活動で形成された 富士山、御嶽山に次ぐ3000m級の独立峰の山域で、カルデラ湖や複数の火山からなる山の集まりになります。

魔王岳と大黒岳

山域中で最大のカルデラ湖で畳平にあるのが鶴ヶ池になります。向こうに見える黒い建物はデッキも備える宿泊施設の白雲荘です。晴れていれば池越しに北アルプスも望めると言いますが、今日はガスっていて見えませんでした。

富士見岳

2,817mの富士見岳になります。

摩利支天岳に立つ旧コロナ観測所(現  自然科学研究機構乗鞍観測所)です。

不消池(きえずがいけ)とその背後に立つ不動岳と摩利支天岳です。

肩の小屋に到着です。とても規模が大きな山小屋のよう です。

ここからがいよいよ登山道になります。初めはガレ場登りになります。

次第に大石ごろごろの中を登って行くことになります。

途中から気温も低下し、強風の中を頂上を目指すことになりました。流石に3,000mの山の感じでした。剣ヶ峰は予報では風速10mの強風ということでしたが、それに近いものでした。

乗鞍岳は独立峰なのでどうしても頂上近くは強風になるそうです。富士山、乗鞍岳、那須岳の峰の茶屋が強風で有名ですが、その通りでした。

2,979mの蚕玉(こだま)岳を通過。

頂上すぐ手前には山頂小屋がありました。

長野県側には朝日権現社の祠があり、頂上へは祠を回り込んで行きます。

3,026mの剣ヶ峰に到着です。

剣ヶ峰の岐阜県側にはに乗鞍本宮奥社がありました。

乗鞍岳剣ヶ峰に到着です。

ガスっていましたが、しばらくするとガスが取れて周りの山々が現れてきました。

今回の山行は弾丸登山で、昼食も十分とれず短時間の休憩時間にそれぞれ自主的に行動食を摂るという感じでした。頂上でも10分間の休憩で下山しました。

今日は、一瞬一瞬で目まぐるしく天気が変わる1日でした。

火山湖の権現池

大きな黒、赤、灰色の火山礫がごろごろしています。御嶽山の噴火ではこんな岩がボンボンと空を飛んできたのでしょう。

石楠花(シャクナゲ)
ハイマツ
ハイマツの松ぼっくり(球果)

ホシガラスはこの松ぼっくりを好物としています。食べるだけでなく、保存食として土に埋めることでハイマツ帯が広がっていく要因になっているとも言われています。

すでに午後4時近くなり、日暮れも近くになっていました。

ウラジロナナカマド

畳平に帰着。早速バスに乗り込んで、帰宅の途につきました。

S47年卒 手島達雄


コースDATA

新宿集合 6:40    新宿発7:00 あずさ1号松本着 松本バス発9:50 畳平着12:00 畳平発12:10 肩の小屋12:45 蚕玉岳13:40 頂上小屋13:50    剣ヶ峰着14:00 剣ヶ峰発14:10 蚕玉岳14:25 肩の小屋15:20    畳平着16:05    畳平発16:10 松本着6:35 あずさ58号松本発19:30    新宿着22:07


おまけの情報

帰宅途中で千葉県を震源とする震度5強の地震に遭遇。舎人線で降車予定の駅のすぐ手前でした。車内は一斉に各自が持つ携帯の緊急アラームが鳴り出し、「緊急停車します」という車内放送が流れてから止まったのか止まってからだったのか定かではありません。停電状態になり(非常灯のみ点灯)、急停車してしまいました。

地震自体の揺れはあまり感じませんでした。無人運転でしたが、何回が状況説明の放送が入りました。10分ぐらいでしょうか電気がつき、「電車が移動します」と放送が入り少し移動して駅に滑り込みました。ドアが開いて降車することが出来ました。

その後の電車や乗客がどうなったかその時は分かりませんでした。

帰宅してからターミナル駅の手前の舎人公園駅で脱線してしまったということを知りました。先へ行く予定の乗客はそこで全員降ろされてバス等で帰宅に向かったのではないかと思われます。こちらとしては、不幸中の幸いだったと思いました。

蝶ヶ岳から北アルプスパノラマ

2021年9月19日〜20日

この日はシルバーウイークの連休でしたが、天気が良いということで、北アルプスを眺めに蝶ヶ岳に行ってきました。

上高地 梓川

雲ひとつない快晴の上高地です。

明神岳

屹立した明神岳もひときわ目立っていましす。

明神

明神池の辺り、明神に到着。

ウエストンのガイドも勤めた嘉門次の嘉門次小屋があります。

徳沢キャンブ場

横尾

横尾からは前穂高の北尾根が望めます。

前穂高岳

この時、1,2分ですが地震が起こり、前穂高の上部で大きな音とともに大規模な落石があったらしく噴煙が上がっていました。

横尾山荘に1泊して、翌日蝶ヶ岳に。

槍ヶ岳遠望
穂高屏風岩

稜線に上がる。

大滝山分岐(2,625m)

槍ヶ岳から北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳のパノラマをバックに

しかし、あっという間にガスってきてしまったので、下山開始。

ベニテングダケ (毒キノコです)

新島々のバスターミナルで時間待ちです。

1,900円で買ったワークマンの靴。お疲れ様でした。

S43年卒 田中廣明


コースDATA

新島々 上高地12:00    明神13:00    徳沢15:30    横尾16:30 横尾5:30    大滝山分岐8:10    下山10:30    横尾 徳沢 明神 上高地 新島々


19日の前穂高の写真にあるように、この時(19日午後5時ごろ)岐阜県飛騨地方を震源として地震が連発し、槍ヶ岳では地震の影響で落石が起こり、バリエーションルートでクライミングをしていた7人が身動きが取れず、20日の朝までにヘリコプターで救助されるという事故がありました。この時の地震は岐阜県内でも震度4だったということです。

紅葉の立山

2021年10月2日〜3日

上野駅から北陸新幹線「かがやき」で富山駅へ。

富山駅から電鉄富山駅を経て立山駅、ケーブルカーで美女平、そして室堂へ向かいます。

室堂からみくりが池、エンマ台、雷鳥荘を経て雷鳥沢キャンプ場へ。

地獄谷

雷鳥沢幕営地
雷鳥沢キャンプ場管理棟

管理棟はテントの予約管理などを行うだけで、売店はありません。ピールや飲料水を含めて担いで行くことになります。

新室堂乗越から別山乗越へ

室堂と剱岳の中間点、別山乗越に建つ劔御前小舎

雷鳥坂から室堂へ下山

 

下に雷鳥沢キャンプ場を望みながらの下山です。

行きと同じルートで戻りますした。

電鉄富山駅

S43年卒 田中廣明


コースDATA


上野駅 北陸新幹線「かがやき」 富山駅 電鉄富山駅 立山駅 美女平 室堂 雷鳥沢(テン泊)

雷鳥沢 新室堂乗越 劔御前小舎 雷鳥沢 室堂 美女平 立山駅14:29 電鉄富山駅15:37 富山駅16:16 北陸新幹線「かがやき」 上野駅18:22

月山(1,984m)姥沢コース

2021年9月26日 (日)

緊急事態宣言の解除の前倒しで、山形の月山に登ってきました。去年の12月以来の山行です。交通の弁が悪そうだったので、初めてクラブツーリズムの「山岳信仰の出羽三山 湯殿山・羽黒山・月山 2日間」の山形駅集合解散のツアーに参加して登ってきました。40代から70代の男女20人(うち男子4名)のツアーでした。

前日に湯殿山と羽黒山を廻り、鶴岡のビジネスホテルに前泊し、バスで姥沢駐車場に向かいました。

駐車場から月山ペアリフトまでの車道の坂道を上がります。これがコロナ禍で鈍っていた体には結構きつい登りでした。

途中からガスってきて、まさに「ガス山」になってしまいました。

牛首下分岐

キンコウカ?の草紅葉
エゾオヤマリンドウ
シロバナトウウチソウ
コバイケイソウの枯れた花穂
ナンブタカネアザミの枯れた花穂

牛首に到着です。

コミネカエデ

一気にガスが切れて、下界の庄内平野や日本海、月山の主稜線も見えてきました。

鍛冶稲荷神社

かつてはここに鍛冶小屋があり、鬼丸王を祖とする月山鍛冶という鍛冶山伏がいて、稲荷神に鍛刀の極意を伝授され月山の霊水で刀を鍛えて月山の僧たちの守り刀を作っていたということのようです。

ここから最後のガレ場の急登で、その先が頂上になります。

先に見えるのが月山の三角山頂に建つ月山神社の社になります。左脇の雲海上に見える頂が鳥海山です。

修験者の人でしょうか、装束を整えた人を含めて並んでお経?を唱えていました。

白い建物がトイレで、右手の建物が頂上小屋です。

この日は今シーズンで最多の人出だったということです。たくさんのハイカーが昼食をとっていました。

今年はすでに神様は閉山しており、下界に降りてしまっていました。

開山中ならバチが当たりそう。

私たちも頂上でお昼をとって、すぐに下山にかかりました。途中から、行きと同じようにまたガスの中になってしまいました。

ハクサンイチゲ
チングルマの綿毛

リフト上に到着です。

おまかせのツアーも、結構面白かったです。山形駅に向かう途中、水沢温泉で汗を流すこともできました。

S44年卒 手島達雄


コースDATA

鶴岡7:50発 姥沢駐車場8:50 月山ペアリフト下駅9:00 リフト上駅9:20 姥ヶ岳分岐9:44    リフト駅分岐 10:20    牛首10:40 鍛冶稲荷神社11:50 頂上台地12:00 (頂上小屋) 月山神社12:00    (昼食) 頂上発12:40 リフト上駅14:40 リフト下駅15:00 姥沢駐車場15:15


おまけに出羽三山として「湯殿山」と「羽黒山」の動画も貼り付けておきました。

高山はすでに秋が来ています

9月に入って東京でも秋雨前線による長雨で肌寒い日が続いていしたが、北アルプスなどの標高の高い山では朝方は10℃を下回ってきていて、すでに草紅葉も始まっているようです。本格的に季節は秋に変わってきているようです。

富士山では6日(月)にかけて雪雲がかかり降雪があったようで、翌7日(火)には甲府気象台が初冠雪を確認しました。平年より25日、昨年より21日早かったそうです。

富士山は10日で今シーズンの4ルートの全てがす終了します。

今年の夏山の遭難事故件数(長野県)

長野県警察本部山岳安全対策課から今年の夏山での県内の山岳遭難事故の概要が発表されています。

それによると発生件数は88件、遭難者数は91人だったということです。コロナの関係もあったのでしょうが、去年は発生件数が41件で人数は52人ということで、ほぼ倍であったということです。

年齢別では40歳以上が80人で遭難者全体の88%を占めていたということです。また、ソロ登山での遭難は36件だったということです。発生件数の88件のうち転倒や滑落が47件で、病気や疲労が23件あったということです。

コロナ禍にあって、自粛疲れや戸外だという安心感からアウトドア人気に加えて、梅雨が明けてから天候が良かったために多くの登山者が訪れ、遭難の増加につながったのだろうということです。また、コロナ禍で運動不足や体調不良などもあったのではないかと思われます。

長野県警察HP「長野県内の山岳遭難発生状況(週報)」

黒部ダム新ルートの名称を募集中

富山県が黒部ダムを観光資源として関西電力と交渉を進めていた黒部ダムの建設工事や、保守用のルートである欅平から黒部ダムに至る工事用トロッコ電車、竪坑エレベーター、バッテリートロッコ、インクライン(勾配鉄道)専用バスを乗り継いで結んでいく「関西電力黒部ダムルート」が2024年から観光客に一般開放されることになっており、富山駅からの「立山黒部アルペンルート」と結ばれて欅平・宇奈月温泉を経由して黒部宇奈月温泉駅に至るラウンドコースが出来上がることになります。

それに先立って、富山県ではこの新ルートの正式名称を公募しています。

募集期間は2021年9月2日〜10月31日(当日消印)までで、郵便はがきやFAXまたはWEBサイトから一人一点でどなたでも応募できるそうです。詳細はこちらから確認ください。 

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