佐藤八郎氏が保存されていた月例山行などのOB会活動の「案内文書(PDF)」を各活動にリンクさせて添付しました。緑色に表示された部分をクリックすると文書がポップアップして表示されます。「OB会 年次活動記録」の一覧(INDEX)から各活動へのリンクもされていますのでご覧下さい。
例えば 1993.11.3 案内文書
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例えば 1993.11.3 案内文書
9月17日(日)、18日(祝)の小諸での親睦会参加の返信は9月10日までとなっています。返信ハガキはもうお出しでしょうか。
日新寮なので間際になっての参加もOKですので、事務局の中野まで連絡ください。
参加したことないので敷居が高い、小諸まで行くのも面倒くさいと思う気持ちの方もお有りかと思いますが、たまには若き日に想いを馳せるのもいいんじゃないでしょうか。
お会いできることを楽しみにしています。
2017年8月27日〜29日
公共交通機関を利用する場合、東京23区から白馬駅まで中央線・大糸線を利用すると早くても11:27になってしまう。しかし、北陸新幹線で長野駅まで行き、特急バスの長野白馬線を利用すると白馬駅には9時半に着き、アルピコバスの白馬猿倉線に乗り換えると猿倉には10:07に着くことができる。大雪渓を経て、その日のうちに白馬岳山頂に立つことが出来るのである。
大雪渓を行列して登るのはいやなので、お盆明けの晴れ間を狙って白馬岳に登ってきた。猿倉線は8月は27日の日曜日が最終で、それ以降は10月上旬まで土日のみの運航となる。
日曜日だからなのだろう長野白馬線のバスの乗客は多く、1台では乗り切れなかったので2台目を出すということになったようだ。しかし、白馬駅で降りた乗客は2人だけで、あとの乗客は八方尾根か栂池が目的だったのだろう。
猿倉に着くと白馬岳から下りてきた登山者が帰りのバスを待っていた。今日は白馬岳の山頂は雲で見えない。
白馬雪渓のケルンから10分くらいのところからアイゼンをつけて大雪渓に上がる。最盛期はアリの行列のように登山者が続いているのだろうが、この時期になると潮が引いたように登山客はとても少なくなるので登山をゆったりと楽しむことができる。下りてくる人とはあったが、登る人ははるか上にぽつんと見えるくらいだった。
雪渓に取り付いて5分も経たないうちに雪渓いっぱいにクレバスが広がっていた。一度アイゼンを外し、左の高巻きを上がることになる。アイゼンは6本爪の軽アイゼンである。
再度雪渓に降りて、アイゼンをつけ直して登り出す。時折ガスってホワイトアウトする中をアイゼンの雪を踏む音を聞きながら、上にだけに意識を持って登っていく。
左斜面の杓子岳からはガラガラと不気味な落石の音が時折聞こえてくる。気が許せない。
雪渓に取り付いてから1時間ぐらいだろうか、アイゼンを外し雪渓から右斜面の巻道を葱平方向に上がっていく。不安定に石が重なっているので、石を落とさないように注意して登る。ジグザクに斜面を高巻き、高度を上げていく。食事をとっている時間と場所がなく、機会を失ったままだったので「しゃりバテ」でフラフラになってしまった。「葱平までは座るな」「白馬尻までは座るな」という標識が目につく。
上部の小雪渓はすでなくなってしまっていた。それでも、今年は結構遅くまで雪が残っていたようだ。
避難小屋からは杓子岳の岩峰(天狗菱)が雄壮に聳え立っているのが見える。
避難小屋を過ぎると辺りは比較的なだらかな地帯に入り、先には杓子岳と白馬岳を結ぶ吊尾根のような稜線が見えてくる。林野庁の国有林の立派な看板が真ん中に鎮座している。まだ高山植物も結構咲いていた。
枕木の頑丈な階段状の木道は急登で、喘ぎながら抜けていくと白馬岳頂上宿舎の白い建物が見えてきた。
今日の泊まりは頂上宿舎と白馬山荘とどちらにしようかと思っていたが、ロケーションはやはのこの上の白馬荘の方が良さそうなので、先を行くことにした。
稜線に上がると10分足らずで白馬荘に到着。受付を済ます。今日宿泊する登山客は山小屋の規模からするととても少ないようだった。ほぼ2号館だけで捌けてしまう人数だったようで、1号館は相部屋の1室に8人程度の宿泊者だけだったようだ。相部屋の方が人口密度が低そうだった。
指定された夕飯の時間までは間があったので、レストランの「スカイプラザ」で生ビールを飲んでから外で景色を見ながら過ごした。
正面には剱岳や立山がきれいに眺められた。8月中で晴天が見込まれた日を狙っての山行だったが、本当に狙い通りの天気になってくれた。
翌朝は5時から食事が用意できるということで、5時20分ごろに食堂に並んだ。
食事を済ませ、荷物を整理して5時50分に頂上に向けて出発した。
白馬山荘から白馬岳頂上までは20分くらいで到着。雲が多くなってきたものの、富山湾、剱岳や北アルプス南部の山々や八ヶ岳、遠くに富士山の頭も見えた。
三国境は越後(新潟)、信濃(長野)、越中(富山)の三国(県)の境になるようだ。
三国境、小蓮華山、白馬大池までは快適な稜線歩きが続く。
白馬大池の周りにはたくさんの高山植物が群生していた。なかでもチングルマが一面に広がっていた。しかし、その多くはすでに綿毛になっていたが、雪解けが遅れた所だろうか今が花盛りになっていた所もあった。
白馬乗鞍への道は大石がゴロゴロしたところを登るので結構疲れる。白馬大池から天狗原にかけての道は歩きにくいところが多く、思っていたより体力の消耗が激しい。少なくとも登りでは使いたくないコースだ。
途中、20〜30mくらい小雪渓を横断する。
この辺りから空気が生ぬるくなった感じで、下界の空気に入れ替わったようだ。
梢から唐松岳、不帰ノ劍や天狗の頭などの山々が見えた。
栂池自然園に到着、登山終了である。ここからロープウェイとゴンドラを乗り継ぐパノラマウェイで1,100mを一気に下界の栂池高原まで連れて行ってくれる。
栂池高原では長野駅行きのバスの出発まで時間があったので、信州そばを食べ、温泉で汗を流すことが出来た。パノラマウェイの半券かモンベルの会員券を見せると割引を受けられる。
栂の湯
もう今年の夏山もこれで終わりか。
コースDATA
1日目 長野駅 特急バス長野白馬線8:20 白馬駅9:30 9:40 猿倉バス停10:07 猿倉荘10:10 白馬尻小屋11:10 大雪渓ケルン11:30 大雪渓取付11:40 右斜面13:05 葱平 避難小屋14:40 林野庁看板15:10白馬頂上宿舎15:45 白馬山荘16:10
2日目 白馬山荘5:50 白馬岳頂上6:10 三国境6:40 小蓮華山7:15 白馬大池8:30 白馬乗鞍岳9:10 天狗原9:55 銀嶺水10:25 栂池自然園駅10:50 =栂池ロープウェイ= 栂大門駅 栂池高原駅 =栂池ゴンドラリフト(イブ)= 白樺駅(中間駅) 栂の森駅 栂池高原バス停11:45 長野駅
北アルプス 白馬岳 2017年8月27日〜28日
S47年卒 手島
2017年8月21日
岩木山と同じように百名山に数えられる八甲田山は明治35年に対ロシア戦を想定した陸軍の冬期訓練で210名中199名が遭難死した雪中行軍の舞台となった山であり、新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」や高倉健の代表作映画の「八甲田山」でも有名になった山でもあります。緯度が高いので標高は低い山いものの冬期積雪量も多くブナやアオモリトドマツ、ハイマツなどの美しく深い森と高層湿原を伴った高原など豊かな自然に恵まれた山です。
青森駅から新青森駅を経由する十和田湖行きのJRバス「みずうみ号」に乗車し、八甲田ロープウェイ駅から田茂萢岳の自然探索路を通り、赤倉岳、井戸岳を縦走し、八甲田山の最高峰の大岳をビストン、毛無岱という湿原を通って湯治の一軒宿で有名な酸ヶ湯温泉に至るコースを歩いて来ました。前日登ってきた岩木山から比べるとハイキング気分で楽しめました。
「みずうみ号」は大型のバスで、途中「三内丸山遺跡」を通り「かやの茶屋」でトイレ休憩が設定されていました。「かやの茶屋」では3杯飲めば死ぬまで長生きできるという長生きの麦茶「三杯茶」を無料で提供してくれます。
八甲田ロープウエイは101人乗りのロープウェイで、冬期はスキー客をたくさん乗せているようです。2台が中間地点で交差するようになっています。
前夜、弘前のホテルでテレビを見ていた時に、十和田湖周辺の山林でクマに襲われて怪我をした人が出たという地方局のニュースが流れていました。当日は平日で、比較的登山客も少なそうなので少し心配でした。乗客には鉄砲を担いだ?客もいたので、クマ対策なのかと思ったらますます気になってきていました。しかし、ケースに入れた状態で担いでいては間に合うのかどうか。お守りにしては重たそうではあります。
ロープウェイは10分くらいで山頂公園駅に到着。山頂公園駅は田茂萢岳の山頂台地に位置しており、アオモリトドマツやクマザサなどの比較的低い植物が広がる開放感のあるなだらかなで地形です。
これから登る赤倉山、井戸岳、大岳の三山が連なって眺められます。
田茂萢岳の自然研究路の周遊ルートから分かれて先を行くと、直接毛無岱に行くコースと赤倉山へ行くコースに分岐します。
深く切れ落ちた崖を左に見ながら赤倉岳を目指します。
途中、祠があり、少し行くと赤倉岳頂上に到着しました。
赤倉岳から井戸岳の爆裂火口を右に見ながら縁に沿って緩やかな登山路を進んで行きます。
正面にこんもりとした山容の大岳、そして井戸岳と大岳のコルには避難小屋があります。ベンチなども多く休憩地としても多く利用されているようです。
ホシガラスが食べ散らかしたのか、登山道脇にハイマツの実らしきものが散らばっていました。
20分程度で八甲田山の最高峰1,585mの大岳山頂に到着しました。
頂上のケルン近くでコーヒーブレイク。
コルまで戻って、避難小屋近くのベンチで昼食をとりました。
昼食後、毛無岱方面に下山開始。
キンコウカの広がる上毛無岱を行きます。すでに花の見頃は過ぎ、湿原には秋の気配が感じられました。
上毛無岱を越えてしばらく低い樹林帯を行くと、唐突に眼下に湿原が広がる絶景ポイントが待っていました。下毛無岱の眺めです。上下の毛無岱を結ぶ木造階段は280段の入り口です。階段上から眺める湿原はまるで整備されたどこかのゴルフ場のようでもありました。
下毛無岱から酸ヶ湯方面に下って行きます。
酸ヶ湯温泉が右眼下に見えてくるとあと少し。予定より早く着いたので、ゆっくり温泉に入れました。酸ヶ湯温泉は思っていたよりもモダンな感じで、ちょっとした旅館と変わらないようでした。
玄関先に日帰りの入浴の自動販売機が置いてあり、そこで入浴券を買います。名物の「ヒバ千人風呂」は基本混浴で玉の湯」にも入れるタオル付きの共通券は1,000円でした。受付を済ませてタオルを受け取り、ロッカーにザックを預けてお風呂へ。
「千人風呂」は写真で見た感じよりも小さく、「熱湯」と「四分六分」「冷の湯」「湯滝」などがありました。洗い場はなく、流しみたいな所の蛇口?からは冷たい水だけが出ていました。とりあえず汗だらけの体をお風呂の湯を桶で汲んで風呂脇で体を流して入りました。右側が空いていたので入りましたが、あとで右半分は女性エリアになっているということ知りました。女性は誰も入っていなかったので分かりませんでした。
風呂内の写真は撮れなかったので「酸ヶ湯温泉」のHPから画像を借用させていただきました。(上の写真)
http://www.sukayu.jp/inside/bathroom.html
湯宿から出て、バスの時間まで外のテーブルに座って待ちました。行きのバスと同じ十和田湖方面から来る「みずうみ号」です。
バスは新幹線「はやぶさ号」で帰るので、途中の新青森駅で下車します。
弘前を起点とした岩木山、青森を起点とした八甲田山という2つの百名山をめぐる山旅の終了です。
コースDATE
八甲田ロープウェイ山頂公園駅9:30 赤倉岳分岐10:00 赤倉岳10:50 井戸岳火口11:00 大岳ヒュッテ11:10 大岳11:35 大岳ヒュッテ12:10 上毛無岱12:50 下毛無岱13:10 酸ヶ湯温泉13:50
2017年8月20日
岩木山は本州北端の津軽平野にある独立峰で、信仰の山でもあります。「津軽富士」とも呼ばれ、演歌にもよく登場する山です。
遠路青森まで行くので1日目を八甲田山にして酸ヶ湯温泉近くのキャンプ場に泊まり、2日目を岩木山に登り岳温泉近くのキャンプ場に泊まる計画(ともに温泉入浴が可能)をしていましたが、天候の都合で1日目と2日目を入れ替えたところ交通機関の関係からキャンプ泊は不可能になり、駅近くのビジネスホテル泊になりました。
岳温泉先のスカイライン入り口からつづら折れの自動車道路が8合目まで通っており、その先リフトで岩木山頂上まで50分くらいのところまで行くことが出来ます。しかし、せっかく青森まで行くので岩木山神社から百沢を詰めて登り、帰りはリフトとスカイラインで下りてくることにしました。
岩木山の登山口まで弘前駅から10分くらいの所にある弘南バスターミナルから枯木平行きのバスに乗って「岩木山神社前」で降ります。
この日は「お山参詣」という地域の集団登拝に繋がる小学生対象の行事が予定されていたようで、沿道ではお祭り装束の小学生たちが岩木山神社まで鳴り物とともに参詣する準備をしていました。お山参詣という集団登拝は津軽地方に古くから伝わる行事で、3日間に渡り繰り広げられます。最終日の旧暦8月1日の夜に白装束に身を包み、登山囃子に鳴り物と幣や幟を立てた集団が岩木山奥社(山頂)に登拝、ご来光を拝むというものです。
岩木山神社の鳥居からは天気が良ければ岩木山山頂が望めるということでしたが、残念ながら曇っていて岩木山の姿は見られませんでした。岩木山神社は飾りっ気はないものの風格のある立派な作りの神社です。
ユーモラスな感じの狛犬が出迎えてくれました。登山の無事を祈って参詣。登拝門は左手奥にあります。
神苑桜ヶ丘の桜並木を進んで行き、スキー場の建物のピロティーを潜って行きます。熊注意の表示が玄関先に出でいました。
まだかまだかと思いながらが汗びっちょりになり、やっと姥石に到着しました。汗をかきすぎて足が重たく、調子が出ません。
すでに20分遅れで焼け止まりヒュッテまで来ました。
その先の石ころだらけの山道に来て、ふくらはぎがつり出しました。去年のちょうど今頃に会津駒ケ岳の登りに汗のかき過ぎのミネラル不足と熱中症で時間切れで登頂を断念した時の再来か。
一度つりはじめるとなかなか戻らず、痛さで倒れ込んでしまうほどでした。やっと起き上がったら、今度は太ももがつリ出す始末。塩あめをなめていたのですが、疲れもあり汗のかき過ぎが原因と思われました。
塩のサプリを大量に摂ってマッサージをして様子をみました。予定のバスには乗れなくなりそうなので、2時間遅れの次のバスに乗ることにして、だましだましゆっくり登ることにしました。
7月までは百沢には雪渓が残っているそうですが、既に雪は残っておらず、石がゴロゴロした沢を登りつめて行くことになりました。
ミネラルの補給が効果あったのか、足がつるのは治まってきて、調子が良くなって来たところで視界がひらけ、錫枝清水に到着しました。清水は7月くらいまでは雪に埋まっているということですが、冷たい清水が勢いよく管から出ていました。とても冷たく美味しい水で、気分もリフレッシュしました。
この清水付近にはミチノクコザクラが群生していました。
先を行くと、岩木山のシンボルにもなっている大倉石と呼ばれる槍のような岩山が見えてきます。
カルデラに水が溜まった小池の種蒔苗代に到着。鞍部には鳳鳴ヒュッテが見えます。
鳳鳴ヒュッテは秋田県立大館鳳鳴高校の生徒4人が冬期この地で遭難死したことからその翌年に作られたという避難小屋です。
ここで、スカイラインとリフトで上がって来た観光客と合流します。急にたくさんの人が現れて来て、頂上を目指して行列になっていました。ここから頂上までは30分くらいでなので、荷物をヒュッテ脇にデポして登って行くことにしました。混雑することから、上りと下りの登山道が分かれて設定されていました。
岩木山頂上到着。晴れていれば眼下に広がる津軽平野、津軽・下北半島、白神山地、明日登る予定の八甲田山、そして遠く岩手山なども眺められるということでしたが、残念ながら何も見えませんでした。
すでに予定時間より1時間以上遅れてしまっていましたが、コルに戻りリフト駅の方に道を分けました。
大倉石を回り込んで行くと、鳥海山のカルデラの下に少し雪が残っているのが見えました。リフト駅までは15分くらいで着きます。
リフトを使って8合目駅に到着。ここから岳温泉までシャトルバスが出ており、弘前行きのバスに乗り換えます。
津軽平野から見る岩木山と岩木山から見える津軽平野を眺めたかったのですが、今回はその両方とも叶わなかったので残念でした。
明日は八甲田山に登る予定なので、弘前駅から青森駅に移動してホテル泊になります。
コースDATA
岩木山神社 桜苑桜並木 姥石 焼けどまりヒュッテ 鳳鳴ヒュッテ 岩木山頂上 鳳鳴ヒュッテ リフト ロープウェイ頂上駅
創立以来のOB会としての活動をHP「本会のご案内」の「OB会年次活動記録」に一覧表としてまとめ、インデックスとして各活動の詳細をリンクさせました。
まだ、内容についてはまだ不正確なところもあるかと思われます。現在、OB会の「30年記念会誌」の編纂過程の中で検証しています。お気付きの点などありましたらご連絡ください。
独協学園ワンゲル部創立当時、ワンゲル部として山で歌うための「歌集」が作られていたということです。この歌集の作成にたずさわったS32年卒の若井永氏が所蔵していたものをご紹介します。
ご覧の通りまだ「獨逸協会学園ワンダーフォーゲル部」という名称で作成されています。独協学園の沿革を見ると名称は1948年に中・高等学校に変わったとありますが、当時も依然として旧名称が使われていたようです。校歌も同様で現在は3番しかありませんが、当時は下記のように5番まであったようで、それが載せられています。さて、他にはどんな歌を歌っていたのでしょうか。
恒例の「秋の親睦会」が今年も小諸の日新寮で行われます。
今まで参加されたことのない方も同期の方などに声かけいただき、一度ぜひご参加下さい。また、ご案内のはがきが届かないようでしたら事務局の中野(090-3573-4429)またはHP管理の手島(dokkyo.wvob@gmil.com)まで連絡ください。
2017年8月9日〜10日
なかなか進まないノロノロ台風5号にやきもきしたが、8月11日の山の日を前に北アルプスの唐松岳に行ってきた。
上野駅から北陸新幹線の6時34分発の「はくたか551号」に乗車し長野駅で下車。長野駅からは東口発の白馬乗鞍行きのバス「特急長野白馬線」で白馬八方バスターミナルで下車。ゴンドラとリフトを2本乗り継いで八方池山荘までのアプローチは4時間。(バスの切符はバス停手前の(おみやげ店科の木東口のレジで購入)
白馬八方バスターミナルからオレンジ色に塗られた道を15分ほど歩いて行くとゴンドラ「アダム八方駅」に着く。JAFかモンベルの会員ならば割引があるとのことだった。
台風一過の晴れを期待していたが、雲行きは怪しい。ゴンドラに乗り込んだ時には青い空が見えていたが、途中からガスってきてしまった。
リフトを2本乗り継いで八方池山荘に到着。やはり、はっきりしない天気である。
道の脇にはいろいろな高山植物が咲いていた。
八方池に着いた頃には9割がた曇ってしまい、白馬岳や不帰ノ嶮は下1/3を見せるだけだった。それでもたくさんの人が池の周りに集まっていた。観光客はここで引き返して行くようだ。
ひらけた尾根を登って行くと樹林帯「下の樺」に入る。この樹林帯は一度とぎれ、ひらけた斜面をトラバースしてまた樹林帯「上の樺」に入ることになる。
「扇の雪渓」で休憩するが、雨が結構降ってきたので雨具を着ける。気温もかなり低くなってきている。
丸山ケルンを過ぎると頂上山荘まではあと少し。
2時に唐松頂上山荘に到着し、受付を済ませる。本館は個室の南館と2階の相部屋があり、本館を出てすこし離れた所には2段になった相部屋の北館がある。それぞれ料金が異なる。個室は予約制で、すでに満室のようだ。どこがすいていそうかと聞いてみたら「北館の方ほうですかね。」と言うので北館にした。
別館の北館は2段ベットを広くしたような作りだが、思っていたより綺麗だった。指定された上の段に90度のはしごで登って入室。そこには既に「せんべい布団」が敷いてあり、布団1枚に2.5枚の「せんべい枕」がセットされていた。「個」ではなく「枚」と数えるのがぴったりの枕である。区画はカーテンで仕切られていたが、どれくらいの人が入室しているのかよく分からなかった。4時過ぎまでその「かいこ棚」に一人だけだった。外はガスっていて小雨が降っており、しかも寒い。天気が悪いので唐松岳登山は明日に回すことにした。部屋には誰もおらず、何もすることがないのでしかたなく指定された夕食の時間まで部屋で過ごした。
夕飯の時間になったので本館の食堂に向かう。食堂前に並ぶと、座る場所も指定される。
本館1階には食堂のほか個室の南館とトイレ、乾燥室、受付や売店などがあり、2階には相部屋と喫茶ルームがある。炊事用のコーナーは小さなテーブル1つ程度のの広さしかない。
食事時間は初めの受付の際にすでに指定されていた。ご飯と味噌汁はおかわり自由ということで、おかずは大抵こんな感じのようだ。
夕食後、部屋に戻ったら部屋には山岳部だという高校生が新しく4人入って来ていた。部屋はあっという間にいっぱいになってしまった。しばらく休んでいたら「少し晴れて来た」ということで外に出てみた。しかし、あたりはまだガスっており、一瞬だけ剱岳が見えて、また霧の中に消えていてしまった。
しばらくして、「雲が晴れて、劔岳が見える」という声が聞こえてきたので、また部屋から出てみたら、ガスはすっかり飛んでいて青空に夕映えの五竜岳、唐松岳をはじめ剱岳がきれいに見えていた。
下には今まで見えなかったテン場も見えるようになった。初めはテン泊も考えており、狭く高低差もかなりあるということで面倒かと思って小屋泊まりにした経緯もあり、どんな所か見ておきたかった。下の方のテン場から小屋までは10分以上かかりそうだ。
翌朝の天気は上々。五竜岳から遠見尾根を行くか、唐松岳だけにして下山するか迷っていた。
天気がもつのは午前中だけという予報ており、遠見尾根はかなり長そうなこと、携帯電話の予備のバッテリーは持って来ていたもののケーブルを忘れてしまっていて残り20%を切ってしまっていたので、結果、唐松岳だけにすることにして最低限の荷物だけ持って6時10分、唐松岳に出発した。
山頂には6時35分に到着した。
頂上からのパノラマを堪能し、下山。途中、山頂山荘上のヘリポートがある稜線に上がってみた。
7時半に頂上山荘を出発して下山開始。
「雷鳥がいる!」という声に振り返って下のハイマツ帯を見たら雷鳥が飛び立って飛んでいってしまった。
八方池を下に見渡せる稜線上でコーヒーブレイク。「山の日」を明日に控えているせいか荷揚げのヘリコプターが天狗山荘や唐松山頂山荘方面にひっきりなしに往復して飛んでいた。
荷揚げのヘリコプター
来た時と同じようにリフトとゴンドラを乗り継いで白馬八方BTまで戻った。バスターミナルで着替えをし、11時45分発の長野駅行きの特急バスに乗り込む。BTのすぐ近くに「八方の湯」なるものを車窓から見つた。チェックしておけばよかったと。
悪い天気が続く中の唯一の晴れ間だったようだ。
コースDATA
白馬八方バスターミナル9:40 アダム八方駅9:58 (兎平)10:08 アルペンクワッドリフト駅(黒菱平)10:17 八方池山荘10:25 八方山ケルン11:00 第2ケルン 八方ケルン (第3ケルン) 八方池11:20 下の樺11:50 扇の雪渓11:25 丸山ケルン13:09 唐松頂上山荘13:55
唐松頂上山荘6:10 唐松岳6:30 唐松頂上山荘7:30 丸山ケルン8:00 下の樺8:38 第3ケルン9:09 八方池 八方山ケルン9:43 八方池山荘10:16
咲いていた高山植物のDATE
タテヤマウツボグサ キンコウカ ミヤマアズマギク ミヤマキンポウゲ タカネマツムシソウ ホソバツメクサ クガイソウ ハッポウウスユキソウ ミヤマダイモンジソウ チングルマ コイワカガミ コマクサ ハッポウワレモコウ チングルマ イワオトギリソウ ミヤマトウキ ハクサンシャジン エゾシオガマ ミヤマアキノキリンソウ ウサギソウ シモツケソウ コイワカガミ ハッポウアザミなど
昭和47年卒 手島達雄