鳴虫山(1,103m) 栃木県

2017年5月4日(祝日)

ゴールデンウイークなので比較的近場で電車だけでアクセスできる山を物色していて日光の鳴虫山に行き当たりました。日光宇都宮道路を走っていて鳴虫山トンネル、神ノ主山トンネルという名が印象的だったので、前からどんな山なんだろうかと思っていました。

東武日光線の特急は全席指定だったので特急券をネットで確認したところ満席で取れませんでした。ちょっとナメていました。しかたなく、急行を乗り継いで東武日光駅まで行きました。

東武日光駅です。
駅から見上げる女峰山と赤薙山

自宅を5時半に出て、8時16分に東武日光駅到着。男体山、大真名子山、女峰山、赤薙山などの日光連山がよく見えました。駅を出て間違えてJR日光駅まで行ってしまったので、20分くらいロスをしてしまいました。

鳴虫山ハイキングmap (東武鉄道ハイキングマッブから)

日光街道(国道119号)からの分岐点 ここを左に入って行く。

再度東武日光駅を越えて東照宮方面に進んで行きました。消防署を過ぎて国道を反対側に横切ります。しばらく行くと休憩所の四阿があり、そこが鳴虫山登山口への分岐になります。大谷川の支流を渡り、突き当たりを右に行くとすぐに鳴虫山登山口になります。

大谷川に突き当たったら左手にかかる橋を渡ります。

突き当たりを右に曲がったところが鳴虫山の登山口になります。

登山口から唐突につづら折れの山道になります。鳥居のある祠を過ぎて杉林の斜面を登って行きます。尾根に出ると842mの神ノ主山(こうのすやま)の頂上になります。

鳴虫山登山口
ジグザクに登って行きます。
鳥居の奥には祠があります。(天王山神社)

神ノ主山の頂上

急な登りが続き、いくつもの小さなピークを越えて気持ちのいい尾根道を進んで行きます。梢から日光連山も眺められます。

木の根が張り出した急登が続きます。カタクリやアカヤシオツツジの花も少し残っていました。

梢通しに日光連山が眺められます。

北側斜面にはカタクリの花もまだ残っていました。
鳴虫山の頂上

さすがにGWだからでしょう、たくさんのハイカーを追い抜いて行きました。1103.5mの鳴虫山の山頂にはすでに先行者がおにぎりなどを食べていました。休憩できるスペースはまだありましたが、この後どんどん人が上がって来るので場所探しも大変なことになりそうでした。10人くらいのグループが登って来たので、30分ぐらいで頂上を後にしました。

男体山の山開きは毎年5月5日になります。
アカヤシオツツジ

頂上直下から急下降がはじまります。長い急な階段もある尾根道を下りて行きます。1084mの合峰のピークを過ぎるとまた急登が連続します。下から上がって来る年配のパーティーがいくつかありましたが、ここを登って来るのはとても大変そうです。ここは絶対登りたくないなと思いました。

台峰
ロープを設置している崖のような下山路。

梢越しのまだ雪が残る男体山

独標へ登り返し、過ぎるとまた急な下りが連続します。ロープが設置してあるほとんど崖のようなところが続きます。

独標

ここまで来ると憾満ケ淵ももう少しです。

道が広くなってくると林道に出ます。鉄塔を超えて行くと日光宇都宮道路の下をくぐって行きます。道路は渋滞でノロノロ状態でした。

有料道路のガードをくぐります。

発電所脇を通って憾満ケ淵へ向かいます。水がとても綺麗でした。右手には「並び地蔵」(化け地蔵)というお地蔵様が台座の上に並んで安置されていました。初めて来ましたが、とても雰囲気のある所です。

数えるたびに数が違うという並び地蔵(化け地蔵)

憾満ケ淵
対岸にあったという不動明王の石像に対峙する四阿造りの護摩壇

慈雲寺の棟門

海外で紹介されているのか、大勢の白人の観光客が来ていました。「かんまん茶屋」は蕎麦が名物になっているようです。ソフトクリームも美味しそうでしたが、遅くなると電車が混んできそうだったので、やめて先を急ぎました。

憾満の茶屋 お蕎麦が名物のようです。ソフトクリームも美味しそう。
白人の観光客がとても多く英語での説明もありました。
発電所所員の官舎だったのでしょうか。レトロな木造住宅が並んでいました。

対岸の新緑も綺麗で、桜も咲いていました。

用水路脇の下草がとてもみずみずしく、いい感じでした。
大谷川の流れ

大谷川に沿って東照宮方向に進んで行きます。神橋まで来ると、溢れんばかりにたくさんの人が歩道にありました。湯葉の食事処などにも行列が、いろは坂方面への車道は大渋滞で全然動く気配がなく、さすがGWです。

おなじみ丘の上の金谷ホテル
神橋

東照宮へ向かう人波。駅までの道は人をかき分けるように、流れに逆らうように進んで行きました。

さすがGW、いろは坂に向かう自動車は日光駅の遥か彼方まで数珠繋ぎ状態で動く気配もなかったです。

まだ早い時間だったので幸い上りの特急の切符が取れました。東京までゆったりと帰れました。空席も結構ありましたが、栃木あたりから乗車する人も多く結局乗車率は100%だったでしょうか。


コースDATA

東武日光駅  (8:18)    8:28 日光街道分岐  8:38 鳴虫山登山口  8:43 天王山神社  8:50  神ノ主山  9:17 鳴虫山  10:22 合峰  11:37 独標  11:45 高速下  12:20    並び地蔵  12:25    憾満ケ淵  12:28    神橋  13:00 東武日光駅  13:35     (休憩見学等を含む)

S47年卒 手島

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