先日NHKのニュース番組でドローンを山での捜索に活用する取り組みについて取り上げられていました。番組では家族からの捜索依頼で民間の捜索隊とドローン運営会社が連携して捜索に当たったことを中心にまとめられていました。あらかじめ大型ドローンで木々の上から偵察した後、小型のドローンでモニターを見ながら沢筋を低空飛行で捜索していきます。夜になってビデオで細部を検討して手がかりを探して捜索範囲をどんどん絞って行きます。最終的に残った箇所をいよいよ地上部隊が捜索にあたり、結果、遺体の発見に繋げることが出来たという事例でした。
コントローラーとドローン間の電波の問題や風雨など問題は多いのでしょうが、捜索範囲が広範囲に渡っている状況や地上部隊が容易に行けない部分などを上から見るだけにしても捜索範囲を絞ることができるでしょうから有効な手立てになるのではないかと思われます。ヘリコプターが遭難者の救助に効果を発揮しているようにドローンも捜索に一役買うようになるのではないかと思われます。