三本槍岳(1,917m) 那須連山

2017年10月1日

秋晴れを狙って那須の三本槍岳を登ってきた。”槍”と名がついているのでとんがった山なのかと思ったが、山の形からついた名ではなく、山頂が会津藩、黒羽藩、芦野藩の三藩の境であったことから各藩で頂上に槍をたてことが由来のようだ。

東北自動車道の那須高原SAのスマートICで降りて登山口の「マウントジーンズ那須」スキー場へ向かう。茶臼岳や朝日岳などの那須連山が青空にくっきりとした姿を見せていた。

今回は「マウントジーンズ」スキー場からロープウェイを使って往復する標準4時間の紅葉お手軽登山である。

駐車場は無料で、駐車場からは道の下のガードをくぐって行くとスキー場の入り口があ。通路にテーブルが置かれ登山者に対しては登山届けを書くスペースが設けられており、書いた登山届けはロープウエィ切符売り場に提出することになっていた。登山届けは受付で管理されており、往復の場合は帰着を申し出て登山届けを外すシステムになっている。

ロープウェイ山頂駅にはカフェレストランがあり、上は広場になっており、ドックランや周回散策路などもあり、左に行くと展望台がある。展望台からは三本槍岳は見えないものの、茶臼岳や朝日岳などがよく見渡せた。

展望台からリフト方向に戻り、そのまま右手に進んで行くと新展望台があり、左に曲がりながら先に行くと北湯に向かう周回コースと分れ、清水平、三本槍への登山が始まる。

ゆるやかな登りのブナやミズナラなどの樹林帯を10分ぐらい行くと左に鬼面山、茶臼岳、朝日岳などの那須連山を見ながらの真っ直ぐに続く明る大倉尾根の気持ちの良い登りになる。

左手には紅葉した朝日岳の山容を眺めながら右手に前岳を経由して赤面山方面への分岐を過ぎるとスダレ山への登りになる。

スダレ山を越えて下って行くと、清水平への分岐になる。

分岐を左に清水平方面に行くと、木道がある清水平の湿地を経由して朝日岳、茶臼岳への縦走路と熊見曽根を経由して三斗小屋温泉に至る登山道になる。

どんな感じなのか、ちょっと清水平が見渡せる地点まで行ってみた。鞍部に木道が続いていた。

ルートに戻ると、いよいよ三本槍の頂上への登りとなる。

三角点のある那須連山の最高峰、三本槍岳頂上の到着である。

30人くらいの女性のグループが上がってきて、頂上は溢れんばかりの賑わいになってしまった。ゆっくりコーヒーを飲んでいる雰囲気ではないので、眺めを楽しんでからそそくさと退散する。

秋晴れの中、そこそこ紅葉も楽しめた山旅だった。1,500mから上はすでに紅葉が楽しめるようた。

時間が早かったので那須高原のステンドグラス美術館を見学して帰路に着いた。                                 (S47年卒)  手島達雄


DATA

マウントジーンズ駐車場9:20 マウントジーンズ山麓駅9:25 マウントジーンズ頂上駅9:40 展望台9:45 登山口9:50 中の大倉尾根  赤面山分岐10:50   大岩11:10    清水平分岐11:15  三本槍岳頂上11:35    ロープウェイ山頂駅13:05


付録 那須ステンドグラス美術館(セント・ラファエル礼拝堂)

那須町高久丙1790   Tel0287-7111

 

 


三本槍岳(1,917m) 中の大倉尾根からの眺め     2017年10月1日

「三本槍岳(1,917m) 那須連山」への1件のフィードバック

  1. ハンターマウンテンと思ったけど別だったね。昔、白河に友人が転勤してて赤面山スキーに行った。女峰山もそうだが北の山はシブイ。遭難しそうな位、昔の雰囲気がある。所で先日のナチス・ワンダーフォーゲルだが🇩🇪ドイツ国歌の一番がかってのゲルマン人の領土を唱えていて(今は三番)結構、広い。「ローマ人の物語」を読み切った私としてはシュバルトバルト(黒い森)に長年、暮らしていた彼らがプラトンの洞窟に住んでニーチェ的ルサンチマンを育んでいたように思われる..。

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