2018年1月7日(土)
年明け一番に節刀ヶ岳へ行ってきました。今回は11月に十二ヶ岳から鬼ヶ岳へ縦走した際に十二ヶ岳と金山の間に大石プチペンション村より登ってくる登山道があり、それを使い節刀ヶ岳へ登り、大石峠に下る周遊するコースを取りました。
1/7 3:30に自宅を出発。談合坂で休憩後、西湖への道と同様に勝山を経由して河口湖から芦川村へ抜ける道に入りました。若彦トンネルの入り口に大石峠のバス停があるため、入り口より大石峠登山口への林道と繋がっていると考えていましたが、林道は道路より5m程下を通っており、接続する道が見当たらなかった。トンネルまでの登ってきた道を戻り、大石プチペンション村へ道を入ったところすぐに林道に合流した。
ほぼ車一台分の舗装された道を若彦トンネル下まで行くと舗装はないが広く整地された駐車場となっていた。その先からは林道は舗装されておらず歩くこととなる。冬型の気圧配置で冷たい西風の吹く夜明け前の中、身支度した。持ってきたはずの毛糸の帽子が見当たらず、髪の毛がpoorな頭部を露出し出発する。寒い!ただ、山々に雪がないのが救いである。林道を10分程登ると淵坂峠の分岐にでる。そちらの道の方が踏まれており行きかけたが、地図を見て戻り、林道を進むとそこが大石峠の登山道入り口であった。
大石村の持ち物と思われる山小屋が2棟、上の林の中に建っていた。林道をひたすら、正面に見える十二ヶ岳と金山の稜線と思われる山に向かい登って行く。寒さで砂防堰堤の水の氷結が見られる。約1時間半程登ると林道は左右に砂防堰堤が築かれた急な谷で終点となる。その間の急な尾根を登るが凍結しており慎重に登る。
登山道はトレイルがしっかりしており、目印のテープもガイドブックの記載どおりに随所に木々に巻かれていた。急な道のため所々、崩れた箇所はあるが短く、問題なく登行し十二ヶ岳と金山の稜線に9時に着いた。正面に鬼ヶ岳が、背面には黒岳が見え、金山側には白く雪の被った南アルプスが遠望できた。
10分程の登りで懐かしい金山の標識と再会した。
正面の富士を眺めた後、緩やかな林の中の稜線を節刀ヶ岳に向かい歩くが、冷たい西風と樹木が日の光を遮り非常に寒い。途中、雪を被った南アルプスが全山見えるため写真を撮ろうと苦心するが木々が邪魔でうまく撮影することが出来なかった。少しスマートになった稜線をひと登りすると節刀ヶ岳の分岐で、ひょこっと聳え立つ頂上に向かいひと登りする。
頂上は西側の一部が木に隠れ南アルプスの北岳の辺りは見えないが、他は南アルプスの山々、鬼ヶ岳、富士山、十二ヶ岳、黒岳、河口湖と周囲の山々、湖のほとんどが見渡せる。
頂上の展望を楽しみ、軽食とテルモスの紅茶を飲んだ後、下山にかかる。大石峠への道は樹林の中のアップダウンのある道で相変わらず西風が冷たい。コースタイムどおりきっちり1時間かかり大石峠に到着。下から上がってきた3人の登山者に本日、初めて会う。大石峠は開けた笹原で日差しが眩しく、富士の堂々とした姿が綺麗である。以前、高校時代に柳原君と一緒に撮った大石峠の写真では大石峠はもっと開けた草原のように写っていたので、約45年の年月で木々が成長し笹原が縮小したようだ。
大石峠の下りは傾斜も程よく気持ちの良い下りでどんどん下るがここもきっちり1時間かかり、膝は笑い出す寸前に大石峠登山口に着いた。後はぶらぶらと林道を下り駐車場へ着いた。靴を履き替えていると靴の下から今朝、探していた毛糸の帽子が出てきた。暗い中の出発は忘れ物が多い。 昭和49年卒 柳澤孝嘉
コースDATA
若彦トンネル下6:50 —-金山9:10 —節刀ヶ岳9:50 10:00—大石峠11:10—–若彦トンネル下12:10