2018年11月15日 岩櫃山
岩櫃山はNHKの大河ドラマの「真田丸」のオープニングのタイトルバックの映像にも登場した群馬県東東町にある岩峰が印象的な山である。真田氏ゆかりの岩櫃城跡や潜龍院跡(古谷御殿跡)などの史跡も残る。
駐車場は東側の古谷登山口と西側の平沢登山口にある。今回は古谷集会所にある登山者用駐車場に車を駐めて、蜜岩通りから岩櫃山に登り、岩櫃城本丸跡まで行き登り返して赤岩通りを経由して潜龍院跡、赤岩登山口に下山して古谷駐車場に戻る計画だ。
集会所のトイレは外部に独立していて自由に使うことができる。この駐車場は岩櫃山の2合目にあたるということのようだ。コースは短いものの山中での表示は丁寧すぎるほど設置されていた。
左手に蜜岩神社の表示があるが登山道は岩櫃山の表示通りに道を進んで行く。
ポイントごとに真田氏の六文銭ののぼりが立っていた。
左手は蜜岩登山口方面、右手は赤岩登山口方面になる。今日は蜜岩登山口から登り、時計回りぐるっと回って赤岩登山口に下りてくる予定である。
鞍部まで登って岩壁の裏に回って頂上を目指すことになる。
蜜岩登山口からのルートは「天狗のかけ橋」をはじめ鎖場や梯子がある比較的険しいルートなので登山口にはレーティングの表示や危険な場所がある旨の注意書きの札がたくさん立てられていた。
鎖場は使わなくても済む程度から始まる。新しく設置された鎖は頑丈で、よく整備されていた。
岩櫃山は中世期の火山活動によって形成された山で、上部は安山岩質凝灰角礫岩と安山岩溶岩などの肌理細かいベースにゴツゴツした石が混ざって飛び出している火成岩のようです。
いくつか鎖場や梯子を越えて行くと、いよいよ「天狗のかけ橋」の表示が出てきました。大岩を回り込んで行くと石のブリッジの「天狗のかけ橋」が現れました。
両端が切れ込んでいてゴツゴツした岩が盛り上がっており、部分的にはまさに石のブリッジになっていました。この1m弱が怖くて立ちつくしてしまいました。壁ならば多少高度感があっても登り下りできますが、こういうのが極めて苦手としているので、足がすくんで進めません。引き返して迂回路に逃げてしまいました。
上から見た「天狗のかけ橋」です。
鷹ノ巣遺跡はよく分からず通り過ぎてしまいました。
真下に集落が見える壁をトラバースして行きます。
写真を写すの忘れてしまいましたが、頂上直下には丸く膨らんだような大岩があり、それを越えて行きます。鎖が2本かけられていて結構高度感があります。鎖で囲まれた岩櫃山、頂上到着です。
先には尖塔のようなビークが聳えていて、その頂上には何人かの人が座り込んでおしゃべりをしているのが見えました。
ビークを越えるとあとは険しいところはありません。沢通り、尾根通りを通って本丸跡に向かいました。
まっすぐな大木がどかっと橋のように倒れていました。
岩櫃城本丸址に到着です。
赤岩十二様通りを下りて行きます。
途中、シチューとカップヌードルで昼食をとりました。
途中に郷原城址を通ります。
平らな広場に出ました。ここが真田昌幸が武田勝頼を迎えるために3日間で建てたといわれる古谷御殿跡になります。後に潜龍院というお寺があったことから、潜龍院跡と呼ばれています。
起点となる古谷T字路まで戻ってきました。
駐車場到着です。雲ひとつない青空に紅葉と岩山が綺麗でした。
S47年卒 手島
コースDATA
古谷登山者用駐車場9:55 (密岩通り) 古谷T字路10:05 密岩通り登山口11:15 尾根鞍部10:40 天狗の架け橋10:45 鷹ノ巣遺跡分岐10:55 御厩11:00 岩櫃山頂上11:05 (沢通り) 天狗の蹴り上げ岩11:30 沢通り6合目 櫃ノ口11:35 天狗岩11:47 尾根通り5合目 赤岩通り分岐 岩櫃城本丸分岐 岩櫃城本丸跡11:55 (尾根通り) 赤岩通り分岐12:35 旧道分岐12:38 (十二様通り) 郷原城跡13:10 潜龍院跡13:15 赤岩登山口13:17 古谷T字路13:23 古谷登山者用駐車場13:25