メールマガジン2月号/2019

DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン2月号/2019の配信です。


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【1】乗鞍岳噴火警戒レベル運用開始

【2】懐かしい登山用具

【3】映画「八甲田山」と雪中行軍の真実

【4】Face Bookでも情報を提供

【5】行ってきました 山行Now

【6】編集後記

【7】記事の募集とメールマガジンについて

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【1】乗鞍岳噴火警戒レベル運用開始


乗鞍岳は「火山防災のために監視・観測体制の充実が必要な火山」として気象庁による24時間常時監視体制にありました。しかし、自治体の安全避難体制の整備が遅れていたために導入できないでいた噴火警戒レベルの運用がいよいよ3月18日から開始されることになりました。


<本州で噴火の危険がある火山> 
岩手山、吾妻山、磐梯山、日光白根山、草津白根山、御嶽山、富士山、箱根山
<本州で上記以外24時間常時監視体制にある火山>
秋田焼山、秋田駒ヶ岳、那須岳、浅間山、新潟焼山、焼岳、蔵王山、安達太良山、白山、箱根山、伊豆東部火山群、岩木山、鳥海山、栗駒山、乗鞍岳、八甲田山、弥陀ヶ原


今回乗鞍岳の運用が開始されることになったので、上記の火山のうち火山噴火警戒レベルの運用がまだない火山は下記の3つになりました。
 八甲田山 栗駒山    弥陀ヶ原
ちなみに噴火警戒レベルが2以上の火山(海洋火山島を除く)は吾妻山2、新燃岳2、えびの高原2、 口永良部島3 、 桜島3になります。
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【2】懐かしい登山用具や登山用具店


先日、高校生の時には買いたくても買えなかったシャルレ・モンブラン(ガイド)の木製シャフトのピッケルをヤフーのオークションで買ってしまいました。10,820円でした。サンドペーパーでサビと汚れを落とし、シャフトに今やΩ-3脂肪酸として人気になっている亜麻仁油を塗って蘇らせました。今度どこかの山に持って行こうと思っています。


さて、当時(1960年代)のピッケルの値段は門田が4,000~5,000円、シモンが5,000~6,000円、シャルレが8,000~9,000円だったようです。とりわけモンブランガイドはヘッド部分に他のピッケルのブレードを差し込んでハシゴとして機能できる湾曲した穴が空いてるガイド用と謳っていた人気のモデルでした。同じくシャルレのスーパーコンタ、シモンのスーパーDやスーパーE、他にカシンなども人気でした。国内メーカーでは門田、二村、エバニュー、東京トップなどでした。


登山靴で当時人気だったのはノルディカ、ドロミテ、ガリビエール、ガルモント、ライケル、ザンバラン、アゾロなどでしょうか。国内メーカーでは四谷の「たかはし」や飯田橋の「二葉」、カモシカスポーツなどだったでしょうか。
登山道具屋では大倉大八氏の「欧州山荘」、星川氏の「チョゴリザ」、南博人氏の「渋谷みなみ」などクライマーが開いていた店も人気でしたが、残念ながら今はみんななくなってしまいました。


当時からあるお店で現在もなお営業しているお店のうちキスリングの「さかいや」は小さいながらも周辺に店舗数を増やしていますし、ICI石井もグループで店舗数を増やしています。キスリングの「片桐」、登山靴の「ゴロー」も登山靴やテントの「カモシカスポーツ」、「秀山荘」、「好日山荘」、「ニッピン」なども現在でも営業が続いています。


現在、登山用品のメーカー(および小売店)として急成長しているのがモンベルでしょう。モンベルは高田光政に次いでアイガー北壁を21歳にして日本人第二登を果たした辰野勇氏が1975年に創業しました。良い製品が比較的安いという事もあって人気になっています。国内アウトドアメーカーとしてアイテム取り扱い数でも店舗数でも国内トップでしょうか。
ちなみに日本での登山用品の人気メーカーは1位がモンベル、2位がノースフェース、3位がパタゴニアだそうです。
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【3】映画「八甲田山」と真実


先日BSフジで1977年公開の高倉健主役の映画「八甲田山」が放送された。それだからでしようか本ホームページの伊藤薫氏の「八甲田山消されたの真実」をもとに書いた「八甲田山雪中行軍遭難事故」の記事へのアクセスが今月40回を超えて続いています。インターネットのキーワード検索でヒットしてのアクセスと思われます。ちょっとした記事でもインターネットで誰でもが閲覧できる環境にあれば当然会員外の目にも晒されている訳で、そのことを念頭に置いて発信しなければならない事を実感しています。 映画の放送を録画しておいたので、もう一度八甲田山の雪中行軍をどのように描いていたか確認しながら見てみたいと思っています。


八甲田山雪中行軍の遭難事故はもう117年前のことになります。単なる遭難事故ではなく軍隊の無責任な作戦上の失策で、起こるべくして引き起こされたものであり、不条理にもたくさんの兵を死なせた事件とその隠蔽によって作られたた事故だったのではないかでと思います。
2018年3月18日の八甲田山雪中行軍遭難事故の記事はこちらからご覧ください。
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【4】Face Bookでも情報を提供


Face BookではDWVの山行写真のアーカイブスや山のトピックスなどを掲載しています。OB会員外の方のフォローもあります。Face Bookに登録のある方は一度フォローして覗いてみてください。@dwvob.jp
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【5】行ってきました 山行Now


妙義山(中間道) 2019年2月7日 手島達雄( S47年卒)


赤城山、榛名山と並ぶ上毛三山の一つに数えられるアーチ状の奇岩が特徴的な険しい岩山です。縦走路では滑落事故が多発しており死傷者も出しています。今回は地元の小学生や年配の女性でも登っているという中間道を歩いてきましたが、それでも結構スリリングな鎖場もありました。現在崩落のため中間道は途中で寸断されており、中間道は石門巡りの回遊ルートが中心かと思われます。

雲竜渓谷2019  2019年2月12日 田中廣明(S43年卒)

田中廣明氏の360度カメラの画像になります。360度を引き延ばし回転図のような変わったアングルの写真です。2019年2月中旬実施の山行ですが、まだ氷柱は崩れていなかったそうです。


岩殿山(634m)  2019年2月21日 手島達雄(S47年卒)


東京スカイツリーと同じ634mの標高の山梨県大月駅近くにあるカブト状の岩が特徴で、かつて都留郡の国衆である小山田氏の山城があった低山です。落ちのびる際に赤子を突き落としたという「稚児落とし」という岩山などもあり、歴史や地質的にも面白味のあるハイキングが楽しめました。
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【6】編集後記


今年は例年より降雪が少なかったのか、山での積雪量もだいぶ少ないようです。いつもならこの時期積雪がある山でも積もっていない所も多いようです。
先日行った妙義山や岩殿山の麓ではフクジュソウが花盛りでした。ウメやサクラなどを眺めながらの低山歩きも楽しい季節になってきました。
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【7】記事の募集とマガジンについて


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「メールマガジン2月号/2019」への1件のフィードバック

  1. 乗鞍岳はヒトも多く、御岳の隣で危ない。巣鴨にキャラバン本社があってショールーム行って来た。いろんなブランドあり。[たかはし]はスキーでお世話になったけどもう無いね。植田会長から貰った新田次郎の小説で有名なのを知ったけど..

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