メールマガジン5月号 / 2020

獨協中学・高等学校ワンダーフォーゲル部OB会メールマガジン 2020/5/24

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DWVのOBを山の話題で結ぶメールマガジン5月号の配信です。

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【1】 GWの山岳遭難事故が激減

【2】史上初の富士山の夏山閉鎖

【3】高谷池ヒュッテの新館が完成

【4】南アルプス静岡県側の山小屋も夏山閉鎖

【5】奥穂で大雪崩

【6】山小屋エイド

【7】山岳遭難救助にもコロナの影響が

【8】エベレスト中国側のルートが解禁

【9】山で出会った植物たち

【10】編集後記

【11】記事の募集とマガジンについて

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皆さんお変わりありませんか。東京の緊急事態宣言もあと少しで解除されそうですが、コロナ禍が収まっても以前のような無垢な世の中は戻って来るのでしょうか。

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【1】 GWの山岳遭難事故が激減

GW中の長野県内の山岳遭難は昨年は18件でしたが、今年は3件で死者はゼロだったそうです。ここ10年で最小だったそうです。北アルプスをはじめ多くの山小屋は営業を自粛し、登山道や駐車場も閉鎖された中だったので、登山そのものが自粛を余儀なくされていて、遭難事故も激減したと思われます。

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【2】史上初の富士山の夏山閉鎖

静岡県は富士宮、須走、御殿場の3登山道を5 合目から頂上まで一斉閉鎖(交通止め)する方針を決めました。また同日、山梨県も吉田口登山道を5合目から頂上まで今夏閉鎖を決めたので、史上初めて夏の富士登山ができなくなる事態になりました。夏の富士山は異常なほど登山者が多く、キャンプサイトもなく、仮眠する山小屋は超過密な状態が予想されることからの措置のようです。

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【3】高谷池ヒュッテの新館が完成

火打山と妙高山の間に建つ三角屋根の高谷池ヒュッテは隣に個室もある新館を建てる工事を進めていましたが、この度完成しました。4月18日にオープンの予定で4月1日から予約を開始していましたが、初日だけで1,200人の予約が入っていたということです。しかし、コロナの影響で妙高市から小屋の営業自粛の要請があり、5月いっぱいまでは自粛を余儀なくされています。

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【4】南アルプス静岡県側の山小屋も夏山閉鎖

静岡県は富士山だけでなく、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、この夏、静岡県側にある南アルプスの山小屋も全て閉鎖することを決めたそうです。登山道自体は閉鎖するわけではないので、地元の山岳連盟は装備や対策を万全に整えて登山するよう求めています。テントサイトが密になりそうです。

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【5】奥穂で大雪崩

5月19日、岐阜県で震度4の強い地震があり、上高地に設置したNHKのカメラで岳沢小屋上部で大雪崩が発生しているのが確認されました。実は上高地周辺では4月23日から群発地震が続いていたようで、19日の地震はその中でも一番大きなものであったようです。

岳沢小屋あたりでは体感で5強くらいだったということです。雪崩が発生したのはコブ沢、天狗沢、間ノ沢、西穂高沢だったようで、雪崩と岩崩れが小屋の直ぐそばまで来ていたようですが、幸い大きな被害には至ってなかったようです。

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【6】山小屋エイド基金

コロナの影響で山小屋が自粛している中、宿泊場所、登山道の保守、避難場所としてお世話になっている山小屋を経済的に応援しようと山と渓谷社が「山小屋エイド基金」を立ち上げています。集まった支援金は基金に賛同し、分配先として申し出た山小屋に均等に分配されるということです。8月13日まで続けるということです。

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【7】山岳遭難でもコロナの影響が

4月25日、八ヶ岳連邦の阿弥陀岳にピッケルもアイゼンも持たずに単独で入山していた男性が尾根から転落し、県警ヘリで救助されました。その後、新型コロナウイルスへの感染の疑いが発覚し、救助にあたった隊員10人ほどが一時自宅待機を余儀なくされたということです。結果的には感染者ではなかったということですが、密になる山小屋泊を伴わない山行でも残念ながらいろいろな影響が予想され、面倒臭いことになってしまっています。登山道や駐車場閉鎖の措置はいつまで続くのでしょうか。

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【8】エベレスト中国側ルートが解禁

やはりコロナの感染と重体化が予想されるということで中国側、ネパール側ともにエベレストの登山が制限されていましたが、中国では感染拡大が収まったということで、今シーズンは1隊の国内公募隊のみに解禁されました。

この隊は中国隊が初めてノースコルの通常ルートから登頂を果たした60周年にあたる記念登山ということです。また、6,500mの地点に5Gの基地局を設置する工事も実施するということです。エベレストの高所でも5Gがカバーされるようになるということです。

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【9】山で出会った植物たち

ホームページでは「山で出会った植物たち」として今まで撮りためた植物の写真を整理して掲載していますが、始めてみて山にはこんなにもたくさんの植物で溢れているということを実感させられました。掲載した植物はすでに150種を超えてしまいました。

特定の山の名がついた固有種もありますし、深山(ミヤマ)、高嶺(タカネ)、嶺(ミネ)、御山(オヤマ)、山(ヤマ)などいかにも高山植物らしい名前がついた植物があります。下記の植物、どれくらいご存知ですか。

ミヤマアズマギクミヤマシオガマミヤマバイケイソウミヤマキンバイミヤマカラマツミヤマダイモンジソウミヤマキンポウゲミヤマアキノキリンソウミヤマシシウドミヤマスミレタカネシオガマタカネ二ガナミネアザミミネウスユキソウミネザクラヤマウツボヤマハハコオヤマボクチオヤマソバ

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【10】編集後記

今月号は新型コロナウイルス関連ばかりになってしまいました。外出もままならない中で、テレビのワイドショーはコロナの話題ばかり、夕方以降のテレビはつまらないものばかりですから、宣言が解除されたら気分を変えようと繁華街は人で溢れてくるのではないでしようか。しかし、サイレントキャリアーも残ることでしょうし、6月末に予定されている本会の総会の開催も微妙なところでしょう。

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【11】記事の募集とマガジンについて

このメールマガジ ンは毎月1回(発行日は不定)、OB 会会員にお送りしているものです。次号以降配信が必要ない方は、メールでその旨お知らせください。また、記事はホームページにリンクしていますので、今後別のアドレスへの配信を希望される方はその旨連絡下さい。

本ホームページでは記事を募集しています。投稿・寄稿をどうぞお寄せ下さい。山行記録は当時のものでも個人の新しい記録でも結構です。当時の写真だけでも記録として蓄積したいと思っていますので、宜しくお願いします。山行記録のほかに、紀行文、コラム、近況報告などの直接投稿やメールでの寄稿もよろしくお願いします。

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