2020年8月6日(木)〜7日(金)
東京を4時に出発し、安曇野ICで高速を降り中房温泉へ。
すでに登山者用第1、第2駐車場は一杯で、有明荘のすぐ上の第3駐車場に駐車しました。
登山相談所で登山届けを提出。登山者は非接触体温計で計測してから入山になります。
登山口のすぐ脇には中房温泉の日帰り温泉施設の「湯原の湯」があり、700円で入浴できます。燕山荘と同じグループの有明荘の入浴料金は620円で、燕山荘に宿泊すると有明荘入力の100円引きクーポンがもらえます。
登山口から登って行くと、すぐに北アルプスの三大急登(劔岳の早月尾根、烏帽子山のブナ立て尾根)と呼ばれる合戦尾根の急登が始まります。およそ高度200mぐらいの間隔でベンチが設置されています。
第一ベンチには唯一の水場がありますが、登り始めで水を補給するまでもないので、わざわざ水場に降りる人はいないようです。
天気もよく、大汗をかいて合戦小屋に到着。
合戦小屋はスイカと肉うどんが名物な宿泊を伴わない山小屋で、ひと息つきました。
地元産のスイカで、従来1カット800円だったようですが、今年はその大きさを半分にして500円で販売していました。
この小屋までは荷揚げ用のリフトが敷設されています。
合戦小屋を過ぎると、比較的なだらかな風化した花崗岩の尾根になりました。
「合戦の頭」を過ぎると森林限界を超えてハイマツなどが広がる明るい稜線に出ました。遠くに燕山荘の赤い建物も見えて来ました。いろいろな夏の高山植物も楽しませてくれます。
燕山荘のすぐ下にテントサイトがあります。
熱中症なのか、高山病なのか途中から気持ちも悪く吐きそうになりながら、14:10に燕山荘に到着しました。
今年は新型コロナの影響で燕山荘は完全予約制になりました。1泊2食付で11,000円 。
3畳の2段になった蚕棚が廊下の両脇に並んでいて、通常は4枚の布団を敷いて提供していたようですが、半数の2人に定員を絞っていて、しかも真ん中にスクリーンカーテンが設置されていました。指定の場所までスタッフが案内してくれました。
換気も徹底されていて、共用スペースの窓などもスタッフが1時間ごとに開け閉めしていました。
穂高や槍ヶ岳を始め、北アルブスのパノラマを一望できました。
落ち着いたところで、空身で燕岳を往復して来ました。
花崗岩の奇岩とハイマツがとても綺麗でした。
燕山荘に戻って夕食。6人がけのテープルはアクリル板で仕切られていました。食後、お湯を沸かしてコーヒーを飲もうかと外のベンチに出ましたが、風が急に強くなって戻ることにしました。
シーツになるものを持って来ることになっていましたので、敷き布団と毛布の間にシーツをセットして寝る準備をして早くも就寝してしまいました。
翌朝、あたりはすっかり霧に包まれており、近くの燕岳も見えませんでした。昨日、登っておいて良かったでした。小屋の情報では1日霧ということで、6時の朝食後、下山することにしました。
朝イチで登ってくる登山者が多く、交わすのに時間がかかってしまいました。
9時15分、登山口に無事帰着しました。北アルブスは数日前まで雨が続いていたようで、今日も小雨まじりの霧になってしまっていたので、丁度わずかな晴れ間に燕岳に登れたようで、とてもラッキーでした。
S47年卒 手島達雄(文責) S49年卒 柳澤孝嘉
コースDATA
燕岳登山者用第3駐車場 8:10 8:25 燕岳登山口 8:35 8:45 第一ベンチ 9:25 第二ベンチ 10:05 第三ベンチ 10:45 富士見ベンチ 10:30 合戦小屋 12:10 12:45 燕山荘 14:10 15:40 燕岳 16:15 燕山荘 16:45 (泊)
合戦小屋 6:40 合戦小屋 7:13 第一ベンチ 8:50 燕岳登山口 9:15 燕岳登山者用第三駐車場 9:35
燕山荘 1泊2食付き 1人11,000円 完全予約制 持参品 マスク インナーシーツ 体温計 アルコールジェル ジッバー付ゴミ袋
お疲れ様でした。天気のナイスタイミング。イイ時に登頂しておくもんだね…
私も大学1年の秋に鉄道でしたが同じ日程、行程で登ってきたよ!大学の新しい友に北アルプスに行ってみたいとせがまれ熟考の末急登だが一本道の安全と思われ燕岳に決定した思い出があります。山行は高山病で頭痛が取れず最悪でした。下山後の温泉は混浴でおばちゃんたちにからかわれました。