山梨県は山麓駅(東富士五湖道路の料金所付近)から富士吉田口五合目までの富士スバルラインの自動車道にLRT(軽量起動交通)を敷設して、自動車から鉄道に置き換えるという登山鉄道計画を進めています。
富士スバルラインは富士登山を目指す来訪者が世界遺産登録後には2倍以上に増え、大型バスの走行による自動車交通による環境負荷や、電気や上下水道のインフラがなく、自家発電による排ガスや屎尿処理の改善などの必要にも迫られています。
そこで、山梨県は富士山麓と5合目を結ぶ富士山登山鉄道構想が提起され、実現の可能性を議論する検討会が御手洗冨士夫経団連名誉会長を会長として設置され、理事会で採算性などを示した基本構想素案が了承されたそうです。その際に出された課題を検討し、来年2月上旬に総会を開き、基本構想がまとめられるということです。県知事は、パリのユネスコ本部を訪れて自ら基本構想を説明する意向だということです。
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