獨協中学・高等学校ワ ンダー フォーゲル部OB会 オンラインマガジン 2017/ 10/ 21
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【1】DWV山行実績ベスト5
【2】今年の富士山の登山者数
【3】那須茶臼岳遭難最終報告書
【4】行ってきました 山行Now
【5】編集後記
【6】記事の募集とメールマガジンについて
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【1】DWV山行実績ベスト5
DWV設立から2017年8月までの山行記録からよく登られている山を調べてみました。分かっているだけのDATAでのまとめですが、以下の通りとなりました。
エリアで分けると1位が奥多摩エリアで30回、2位が東北エリアで22回、3位が丹沢エリアと八ヶ岳エリアで各17回、5位が南アルプスエリアで10回ということでした。ただし、南アルプスといっても仙丈と北岳が1回ずつで、あとは鳳凰三山、甘利山、守屋山、入笠山、鋸山などの前衛を含めてということになります。
山別では1位が八ヶ岳主脈縦走で13回、2位が丹沢表尾根で12回、3位が飯豊連峰と川苔山で9回、5位が棒ノ折山で7回となっています。
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【2】今年の富士山の登山者数
今年の富士山の登山者数が環境省関東地方環境事務所から発表されました。
環境事務所では平成17年から各登山コースのそれぞれ8合目付近にカウンターを設けて登山者数を計測しており、今年度の結果がまとめられました。それによると今年の7月1日から9月10日までの登山者数の合計は約24.8万人だったそうです。
富士山の登山者数は平成22年の32万人をピークに減少傾向が続いており、昨年度は23万人だたので今年は1.4万人増ということで減少傾向に少し歯止めがかかった状況のようです。海外からの登山者も割合として大きいのではないかと思われますが、世界遺産に登録されても登山者数は増加してはいないようです。
政府がユネスコに提出した世界遺産登録継続のための保全策にれば2018年7月までに努力目標としての1日あたりの適正な登山者数を算出するとしていますが、適正な登山者数をどれくらいに設定することになるのか悩ましいところでしょう。
コース別だと吉田ルートが約15.1万人、須走コースが約2万人、御殿場ルートが約1.5万人、富士宮ルートが約5.9万人ということでした。吉田ルートからの登山者が毎年多いようですが、その差が広がってきているようです。
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【3】那須茶臼岳遭難最終報告書
今年3月に起きた茶臼岳(那須岳)の「天狗の頭」付近で発生した雪崩に栃木県高体連主催の「春山」講習会に参加していた高校生と引率教員が巻き込まれ、合わせて8名が亡くなった事故に対して那須雪崩事故調査委員会が10月15日に最終報告書を発表しました。
この報告書では個人の責任については言及しておらず、また雪崩が発生した原因についても特定できなかったとしています。遭難に至った要因については雪山状態に対しての認識不足や研修体制の不備、危機管理体制の不備などを挙げ、スポーツ庁に対して事故を繰り返さないための7つの提言を示しています。
従来の経験則中心に研修計画が立てられ、PDCAによるマネージメントが確立されておらず、危機管理意識に欠けていたことが挙げられています。また、積雪期登山リーダーとしての資質に欠けた部分があったこと、事故後の対応については携帯電話が寒さで起動しなかったこと、無線のバッテリー切れや不携帯、連絡体制が確立されていなかったこと、ロープやシャベルを携帯していなかったことなども問題点として挙げています。
すでに高校生の冬山は原則禁止になっていますが「冬山状態」での「春山」登山についてはこれからどのようになるのでしょうか。
【4】行ってきました 山行Now
山頂が会津藩、黒羽藩、芦野藩の三藩の境であったことから各藩で頂上に槍を立てたことが山の名前の由来となっている那須連峰の最高峰の三本槍岳。
那須連峰で茶臼岳や旭岳などを望みながら秋の紅葉を楽しむことができました。マウントジーンズスキー場からロープウェイで4時間で往復できるコースです。
青梅線の奥多摩駅から出発し、鳩ノ巣駅に戻る電車だけを使って4時間程度で登ってこられる奥多摩の本仁田山です。
秋の平日だと登山者も少なく、ゆっくりと静かなハイキングを楽しむことができます。意外とこの季節、花やいろいろなドングリなど豊かな自然と親しむこともできます。
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【4】編集後記
さて、今年の紅葉はどうかなと思っていたら、一気に冬になってしまいました。気温が下がり雨ばかり続いていて、東京では最低気温が一桁の12月のような寒さが続います。2,000m以上の山は既に一面の雪景色になってしまいました。
そんな中、超大型の台風が日本を縦断しようとしています。時を同じくして突然やってきた「総選挙」という台風の目は、どうやら「希望の党」から「立憲民主党」に変わってきているようです。台風が通り過ぎた後、どんな結果をもたらすのでしょうか。
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【5】記事の募集とマガジンについて
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