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高尾山(上り いろはの森 下り 6号路)

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昨秋からの腰痛とコロナの影響で半年山から遠ざかっていたが、腰痛は治らないものの痛みに慣れていかなければならないのではと思い、足慣らしから始めてみようと高尾山に出掛けた。

JR高尾駅から小仏行きのバスで日影で下車。バス道の516号をしばらく進むと左手に日影林道の入り口がある。現在、日影林道は大雨による崩壊でキャンブ場から先の通行が制限されている。

あまり人が少ないうちに登ろうと、朝早く中央線に乗った。日影バス停で降りる人はなかった。バスに乗った登山者の多くは小仏まで行くようだ。

登山口

登山口には登山届けのポストも設置されていた。

日影沢は入り口近くでも大雨被害の爪痕が残っていた。

いろはの森の登山道については、問題なく通行可能となっている。

キャンブ場

この先、日影林道は交通止めとなっている。

いろはの森のコースは登山道に沿っていろは48文字で始まる木が登山道に沿って植えられていて、木の名前に因んだ和歌が表示されているちょっと趣のあるコースである。日影沢の名前のように薄暗い登山道である。

4号路と交差するが、いろはの森コースはそのまま突き抜けて行く。

最後に木階段がしばらく続く。

舗装された1号路に出て、いろはの森コースはここで終了。1号路をしばらく行くともう高尾山頂上になる。いろはの森コースでは朝が早かった事もあるが、誰にも会うことはなかった。

時刻は8時半。人はまばらで、十分過ぎるソーシャルディスタンス。

マスクを着けて登っている人もいたが、高尾山はバフ(フェイスガード)を着けた人も多かったので、試しに着けて「一丁平」まで登ってみることにしたが、息苦しいし、口にペタついてやはり鬱陶しい。

一丁平園地に到着。今回はここでUターン。

「もみじ平」や山頂へは向かわずに、トラバースルートを選択。このルートは登山道が狭く、植物が生い茂っていて、あまり歩く人はいないようだ。

トラバースルートが3号路と6号路と交差する地点から琵琶滝のある6号路から下山することにした。このあたりからハイカーがたくさん上がって来た。

6号路は沢沿いの自然豊かなルートだが、大雨の影響で飛び石も流されてしまったようだ。

琵琶滝

薬王院の水行道場である琵琶滝。

弘法大師ゆかりの岩屋大師の祠が琵琶滝のすぐ下にある。祠の少し下に小さな滝も流れている。

岩屋大師

ケーブル駅に到着。天気も良く、久しぶりのハイキングで大汗をかき、パンツまでぐっしょり濡れてしまった。替のズボンまで持って行っていなかったので1時間くらいベンチに座って乾かすことになってしまった。

s47年卒 手島達雄


コースDATA

いろはの森登山口  7:30    キャンブ場  7:35    交差点  8:15    木階段8:23    1号路  8:30    高尾山頂上  8:30    もみじ台  8:50    一丁平園地  9:15    6号路  10:00    琵琶滝  10:40    岩屋大師  10:42    高尾山駅  11:05

燕岳(2,763m)

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東京を4時に出発し、安曇野ICで高速を降り中房温泉へ。

すでに登山者用第1、第2駐車場は一杯で、有明荘のすぐ上の第3駐車場に駐車しました。

登山相談所で登山届けを提出。登山者は非接触体温計で計測してから入山になります。

登山口のすぐ脇にある無料トイレ
湯原の湯

登山口のすぐ脇には中房温泉の日帰り温泉施設の「湯原の湯」があり、700円で入浴できます。燕山荘と同じグループの有明荘の入浴料金は620円で、燕山荘に宿泊すると有明荘入力の100円引きクーポンがもらえます。

登山口から登って行くと、すぐに北アルプスの三大急登(劔岳の早月尾根、烏帽子山のブナ立て尾根)と呼ばれる合戦尾根の急登が始まります。およそ高度200mぐらいの間隔でベンチが設置されています。

第一ベンチには唯一の水場がありますが、登り始めで水を補給するまでもないので、わざわざ水場に降りる人はいないようです。

第二ベンチ
第三ベンチ
富士見ベンチ

天気もよく、大汗をかいて合戦小屋に到着。

合戦小屋はスイカと肉うどんが名物な宿泊を伴わない山小屋で、ひと息つきました。

地元産のスイカで、従来1カット800円だったようですが、今年はその大きさを半分にして500円で販売していました。

この小屋までは荷揚げ用のリフトが敷設されています。

モミジカラマツ
ミヤマゼンコ
ウサギギク
セリバシオガマ

合戦小屋を過ぎると、比較的なだらかな風化した花崗岩の尾根になりました。

ハクサンフウロ
タテヤマアザミ

合戦の頭の三角点

「合戦の頭」を過ぎると森林限界を超えてハイマツなどが広がる明るい稜線に出ました。遠くに燕山荘の赤い建物も見えて来ました。いろいろな夏の高山植物も楽しませてくれます。

ハイマツ
ハクサンシャクナゲ
チングルマの綿毛
ゴゼンタチバナ
コバイケイソウ
オンタデ
ミヤマトリカブト
テガタチドリとハクサンフウロ

クロトウヒレン

ヤマハハコ
アキノキリンソウ

燕山荘のすぐ下にテントサイトがあります。

熱中症なのか、高山病なのか途中から気持ちも悪く吐きそうになりながら、14:10に燕山荘に到着しました。

今年は新型コロナの影響で燕山荘は完全予約制になりました。1泊2食付で11,000円 。

3畳の2段になった蚕棚が廊下の両脇に並んでいて、通常は4枚の布団を敷いて提供していたようですが、半数の2人に定員を絞っていて、しかも真ん中にスクリーンカーテンが設置されていました。指定の場所までスタッフが案内してくれました。

換気も徹底されていて、共用スペースの窓などもスタッフが1時間ごとに開け閉めしていました。

穂高や槍ヶ岳を始め、北アルブスのパノラマを一望できました。

落ち着いたところで、空身で燕岳を往復して来ました。

コマクサ
イワギキョウ
クルマユリ

花崗岩の奇岩とハイマツがとても綺麗でした。

イルカ岩
ワレモコウ

燕山荘に戻って夕食。6人がけのテープルはアクリル板で仕切られていました。食後、お湯を沸かしてコーヒーを飲もうかと外のベンチに出ましたが、風が急に強くなって戻ることにしました。

シーツになるものを持って来ることになっていましたので、敷き布団と毛布の間にシーツをセットして寝る準備をして早くも就寝してしまいました。

翌朝、あたりはすっかり霧に包まれており、近くの燕岳も見えませんでした。昨日、登っておいて良かったでした。小屋の情報では1日霧ということで、6時の朝食後、下山することにしました。

フジバカマ

朝イチで登ってくる登山者が多く、交わすのに時間がかかってしまいました。

マイズルソウ

9時15分、登山口に無事帰着しました。北アルブスは数日前まで雨が続いていたようで、今日も小雨まじりの霧になってしまっていたので、丁度わずかな晴れ間に燕岳に登れたようで、とてもラッキーでした。

S47年卒  手島達雄(文責)   S49年卒  柳澤孝嘉


コースDATA

燕岳登山者用第3駐車場 8:10   8:25 燕岳登山口 8:35 8:45 第一ベンチ 9:25 第二ベンチ 10:05 第三ベンチ 10:45 富士見ベンチ 10:30  合戦小屋 12:10 12:45    燕山荘 14:10   15:40 燕岳 16:15   燕山荘 16:45 (泊)

合戦小屋 6:40 合戦小屋 7:13    第一ベンチ 8:50    燕岳登山口 9:15 燕岳登山者用第三駐車場 9:35

燕山荘    1泊2食付き  1人11,000円 完全予約制 持参品  マスク  インナーシーツ  体温計  アルコールジェル  ジッバー付ゴミ袋

伊豆 天城山

2020年3月26日(木)

伊豆の天城山にコロナウイルス流行による東京都のLock downが出る前にと3/26(木)に登ってきました。

東京を早朝4時に車で出発。ナビに従い進んだところ一般道を延々と伊東まで走らされた後、山に入り伊豆高原ゴルフ場脇の駐車場に8時に到着。

駐車場入り口

駐車場は広く70-80台は駐車可能でトイレも設備されていた。しかし週末はそれでもいっぱいになるようで、道路の路肩への駐車禁止の看板が掲げられていた。

駐車場は奥にもあり、トイレと洗い場も設備されている。

駐車場と対面の登山道へと入る。良く踏まれた溝状の登山道を行く.途中,大きなヒメシャラの木が生えていた。

登山道入り口

しばらく歩くと万二郎岳と万三郎岳への分岐の四辻にでた。万二郎岳への道に入り登って行く。途中、木々越しに雪を被った富士を遠望できた。

四辻の分岐
木々越しに富士を望む

約1時間20分程の登りで万二郎岳頂上についた。頂上は真弓の林の中にあった。下田側からは相模湾が見渡せる。途中に見える尾根上には幾つもの風力発電の鉄塔が見える。尾根上は伐採されており、林道が尾根の斜面を走っており、自然に優しい施設なのかは?頂上の反対側からは富士山と万三郎岳が望めた。

万二郎岳山頂
頂上周囲は真弓の林

遠くの尾根に風力発電の鉄塔が林立している。

富士と遠く南アルプスの山々を望む

万二郎岳から岩場の急坂を下り、上下行を繰り返す。途中、馬の背から伊豆高原ゴルフ場の全景を見下ろし、ヒメシャラの林や馬酔木のトンネルを抜ける。キツツキのドラミングが頻回に聞かれる。

馬の背と万二郎岳
馬の背より伊豆高原ゴルフ場
ヒメシャラの林

馬酔木のトンネル

馬酔木のトンネルを抜けるとしばらくして石楠花立に着いた。あと1か月もすれば石楠花がきれいかもしれないが今はつぼみも見られない。

石楠花立より急な坂を40分程登ると万三郎岳頂上に着いた。木のベンチが三脚あり平な頂上で、木々越しに富士が望める。

万三郎岳頂上
頂上より富士を望む

頂上で湯を沸かしカップヌードルを食べ、珈琲を一杯飲んだ後、下山にかかる。直ぐ下りたところが八丁池・天城峠への分岐で涸沢方面に下る。

下りは丸太を組んだ急な階段の下りだが、丸太周囲の土がそげ落ち、ハードルのようになっており非常に下りづらかった。やっとの思いで涸沢分岐に着くが石楠花の林はきれいとのことだが見るべきものは今はない。

涸沢分岐からはアップアンダウンの続く巻き道が続く。頂上で分かれた同年代と思われる夫婦が追いついてくる。

ペースを上げるが振り切れない。途中、2パーティー程登山者を追い抜いたが、標識に記載してあるコースタイムより5分だけ早いタイムのため自分が早いのか遅いのか分からないうちに駐車場に到着した。頂上からのコースタイムより10分程早い時間で到着したが休憩を取っていないので微妙。帰りは伊豆スカイラインを通り帰京した。

S49年卒 柳澤孝嘉


コースDATA

東京4:00―東名高速―西湘バイパスー伊東―天城高原ゴルフ場8:00―万二郎岳9:18―万三郎岳10:28 11:02―天城高原ゴルフ場12:55―東京17:00

2016年5月12日 の天城高原ゴルフ場から天城峠・旧天城トンネルのDATAはこちらから

赤城山(黒檜山 駒ヶ岳)

2020年3月19日(木)


首都高に入る時と関越の入り口で事故があったらしく渋滞に巻き込まれて到着が予定より遅れてしまった。上里でコーヒーブレイク。高速は前橋で降りて一路赤城高原へ。

事前にライブカメラで道路や山の積雪状況はチェックしていたものの思っていたよりも雪は少なかった。アイゼンとチェーンスパイクの両方持って来ていたので、チェーンスパイクをチョイス。

駐車場は平日だったので、駐車している車は少なかった。

まるで雪のない道路を一路黒檜山登山口まで行く。

大沼はビジターセンターがある端から赤城神社あたりは結氷していなかった。

黒檜登山口から黒檜山までは大石がゴロゴロした急登である。1番から標識が据えられているが、当てにならない感じではある。

振り返れば、凍った大沼がよく見える。気持ちの良い尾根である。

猫岩という立派な標識があるが、どれが猫岩なのかよく分からなかった。

遠く、富士山も見えた。

徐々に積雪量が多くなって来て、チェーンスパイクの威力を実感する。天気もいいが、気温も高いので大汗をかいた。

やっとのこと、稜線に出る。もう頂上は近い。

赤城山の最高峰である黒檜山(1828m)山頂到着である。

展望所は頂上を通過した先にあるので、そのまま先を行くことにする。

展望所は傾斜した開けた所で、小さな祠があった。

上州武尊、皇海山、男体山、日光白根、至仏山、燧ヶ岳、上越の国境稜線、浅間山などを一望でる360度の展望台である。雪をかぶった山々が綺麗だった。

湯を沸かして、ラーメンでゆっくり昼食をとる。

いつの間にか、展望所は登山者でいっぱいになっていた。

さて、下山の準備に取り掛かる。

頂上を通過して、駒ヶ岳方面に下山開始。下ってすぐの所に傾いているが御黒檜大神と彫られた大きな石碑があり、鳥居と小さな祠があった。

赤城山の神様は戦場ヶ原で男体山の神様と大ムカデと大蛇となって戦ったという伝説が残っている。この大神はその大ムカデの神様なのであろうか。

駒ヶ岳登山口から駒ヶ岳への登山道は木の階段と鉄の階段が多い登山道である。黒檜山登山道の岩だらけの急登と、この階段とどちらから登る方がいいか、好みの分かれる所である。

駒ヶ岳、到着である。頂上はさほど広くない所である。

緩やかな稜線が続く。

南に面した稜線の雪は既にグザグザで、腐って来ている状態であった。

手すりのついた鉄の階段が現れ、建物の屋根が見えて来ていてもなかなか時間がかかる。チェーンスパイクを付けている登山靴では狭いステップが歩き辛らかったが、道路に出るまで履き通してしまった。

赤城高原駐車場上の登山口には1時45分には到着することが出来た。

帰路は渋滞することもなく、5時には自宅に帰るることが出来た。

天気も上々で、5月のような陽気での楽しい登山になった。

S47年卒 手島達雄(記録文責) S49年卒 柳澤孝嘉


コースDATA

9:30大沼駐車場 9:45黒檜山登山口 10:05猫岩 11:10黒檜山肩 11:13黒檜山頂上 11:18黒檜山展望所(昼食)12:10 12:15黒檜山頂上 13:00駒ヶ岳 13:40 駒ヶ岳登山口 13:45大沼駐車場

2016年1月14日の記録はこちらから

鳴神山(981m)

2020年3月12日(木)

鳴神山山頂

東北自動車道で岩舟JCTから関東自動車道、太田桐生ICから桐生バイパス、前橋大間々桐生線、川内堤線、駒形大間々線と行って吹上まで。バスは通っていますが本数は1日3本くらいのものでした。コロナ騒ぎて電車で行くのも気がひけるので手島と柳澤君の二人で車で行くことにしました。

駒形登山口駐車場は5、6台程度のスペースで既に満車。路肩駐車のスペースも余裕がなかったので少し戻って止めることになりました。車は柳澤君のFITです。

駒形登山口

鳴神山へは沢を右手に見ながら登って行きます。

雷神岳神社の御神水井戸がありましたが、これは復元されたもののようでした。汲めるようにはなっているものの、あまり綺麗なものではありませんでした。

朝方は寒かったものの登っている最中は暑いくらいでした。汗をかきかき登りましたが、流石に登るにつれて気温も下がって来ました。足元に霜柱も見えてきました。広場に備え付けられていた温度計は6C°を指していました。

肩の広場には「鳴神山を愛する会」が建設運営している避難小屋の「なるかみ小舎」がありました。

室内もよく整備されていて、毎週のように会の人が詰めて楽しんでいるのではないでしょうか。

雷神岳神社の可愛らしい狛犬が鎮座しています。

雷神岳神社

肩の広場からは急登で、直下は岩場になっていました。

鳴神山は西峰の桐生岳と西峰の仁田山岳の2峰からなる双耳峰で、桐生岳は360度の展望がありました。

雪をかぶった男体山、女峰岳、日光白根山、上州武尊が綺麗でした。方向を変えれば、遠くに浅間山、八ヶ岳、富士山、筑波山を臨むことが出来ました。

湯を沸かしてカップラーメンで昼食。1時間近くゆっくりしてしまいました。

東峰から鞍部に戻り、西峰を目指します。

仁田山岳

見晴らしも悪く、神社跡の石垣と祠があるだけです。

幹に透明のビニールテープが巻かれている樹木(アカヤシオ)がたくさん見られましたが、シカの食害を防ぐための物のようでした。

椚田(くぬぎった)峠で、赤柴登山口とコツナギ橋登山口へのルートが分かれます。赤柴林道へ下山します。

登山口から鎖のゲートを越えて赤柴林道を行きます。

途中沢脇で写真を撮っている人たちがいるので聞いてみたら、「ハナネコノメソウがここだけに群生しているんです。」ということを教えていただいた。高尾山あたりにもネコノメソウが自生しているが、ここのように群生しているのを見るのは初めてだった。

駒形登山口まで戻って来て、今回の山行も無事終了。

帰路は駒形登山口駐車場から 吹上、駒形大間々線、川内堤線、 前橋大間々桐生線を経由して50号線で三毳山麓の佐野インターまで行って、東北自動車道で3時には自宅に戻りました。

47年卒手島達雄(文責) 49年卒柳澤孝嘉


コースDATA

駒形登山口9:40 雷神岳神社御神水井戸10:50 肩の広場 避難小屋(なるかみ小舎)10:55 雷神岳神社11:00 鳴神山(桐生岳)山頂11:05 仁田山岳12:00 椚田峠12:10 赤柴林道ゲート12:30 駒形登山口13:0

外秩父 官ノ倉山(344m)

2020年2月23日(日)

新型コロナウイルスによる肺炎騒ぎの中、S47年卒の手島達雄、S49年卒の柳澤孝嘉と柳原健司の3人で今年から新しく天皇誕生日を挟んでの3連休になった中日に外秩父の低山である官ノ倉山にのんびり登ってきました。

手島は脊柱管狭窄で何ヶ月も山から離れていましたが、リハビリも兼ねて山行復活です。

東武池袋駅から小川町駅行きの急行に乗って、終点で寄居行きの電車に乗り替えて一駅。東武竹沢駅で下車です。

トンネルを潜って反対側に出て、線路に沿って行きます。柳原君も久し振りの山行ということでした。

道脇の慈光尊

八高線の線路を渡って道なりに真っ直ぐ行くと、瀟洒な造りの公衆トイレがあり、そり先を行くと大きな杉の御神木がある三光神社があります。

三光神社

御神木の大スギ

山道に入つてしばらく行くと緑色の湖面の山王池があり、錦鯉が泳いでいました。

柳澤君が作ってきてくれた登山届を一応ポストに投函しておきました。

連休ということもあってか結構ハイカーも多くいました。20人を超えるグループもありました。

官ノ倉山直下は結構急登でした。

後からたくさん登って来そうなので、下って石尊山の方で休憩することにしました。

祠が鎮座している石尊山は眺めがよく、ここで昼食を摂る事にしました。天気は上々。2月と思えない暖かな気温でしたが、上のスギの枝を揺する強風がゴーと音を立てていました。

湯を沸かして、各自持ち寄った麺類で昼食。50分ものんびりしてしまいました。

下りも山頂直下は急で、鎖場になっていました。

しばらく行くと石灯籠と祠が道脇にあり、上に手すりのついた石段が伸びていました。10mぐらい上に屋根も見えました。北向不動です。

北向不動を過ぎてしばらく行くと、車道のT字路に行き当たります。

公衆トイレと駐車場がありました。

途中で車道を離れて何回か迂回路を行区ことになります。油断していると間違えます。

八幡神社

小川町駅まで結構だらだらと長い帰り道です。小川町の街並みの中を通過して行くと小川町駅到着です。

3時には池袋駅に着いてしまいました。駅で一杯のつもりが、お腹いっばいまで飲んでしまいました。

S47年卒 手島達雄(文責) S49年卒 柳澤孝嘉 柳原健司


コースDATA

東武池袋駅8:20(小川町行き急行) 小川町乗り換え 東武竹沢駅発10:05    三光社山王池10:45    官の倉山11:10    石尊山11:20 (昼食12:10 発)    北向不動12:24    駐車場13:35    八幡神社13:05    小川町駅着13:35   13:40     東武池袋駅

上り1時間5分    下り1時間35分   合計2時間40分 昼食50分

奥多摩 戸倉三山

2020年2月9日(日)  

戸倉三山(臼杵山 市場山 刈寄山)


戸倉三山は武蔵五日市に接した600~800mの低山ですが、行程が長いこともあり登っていませんでした。また、ネット上では低山ですが登り下りの多いこと、歩行距離も長いことよりドMコースと紹介する記事もあります。奥多摩の山も主立ったものはこの戸倉三山、天祖山、三ツドッケ、蕎麦粒山を除き登っているので今回、意を決し登って来ました。

先週、天気予報で奥多摩地域に積雪の予報があったため、いつもの踝の部分がない靴ではなくロングカットの軽登山靴を履き武蔵五日市駅に降りましたが、周囲に見える山には雪は全く見えず選択を誤ったことを知らされました。脚に負担のかかるコースなので今熊神社までタクシーを使い入りました。料金は1700円、高いか。

入山口の立派な今熊神社。本殿は山頂にある?

神社脇より登山道が始まる。

石段が整備された登山道を登り、お手洗いのある今熊園地を過ぎると約30分で今熊山山頂に到着。山頂標識の先の一段上がったところに本殿と思われる社が建っていました。

今熊山山頂
今熊神社本殿?

今熊山山頂より刈寄山への稜線。稜線近くまで採石が行われている。

今熊山山頂より少し戻り、刈寄山への巻き道に入る。

巻き道から戸倉三山の遠望

巻き道より稜線上を上下しながら進む。所々に巻き道と稜線上を進む道に分かれる箇所が出てくるが、どちらを通っても大差がない。

刈寄山へ登る分岐より刈寄山へ向かう。一つ目のピークを越えると下り、入山峠より巻いて来る登山道と合流する。さらに、もう一つのピークを上下し登った先が刈寄山山頂であった。ベンチがあり、武蔵五日市側の展望が開けている。

刈寄山山頂
刈寄山山頂よりの展望

刈寄山より往路を戻り、最初のピークの鞍部より下り気味の横断道を入山峠まで下る。入山峠からの道の方が刈寄山に若干近いか。入山峠は立派な舗装された林道が横切っている。

入山峠側の刈寄山への分岐部
入山峠 今熊山側

入山峠より再度稜線に上がり、猪畑尾根から峰見通りを以前にも増して上下行を繰り返す。途中、若い数パーティーに抜かれる。また、対側からはトレランの数パーティーとすれ違う。

猪畑尾根上より刈寄山
峰見通りから大岳

笹尾根越しに富士山頂上部が望まれる。

峰見通りより刈寄山の遠望

峰見通りの標識で市道山まで1.6kmの表示があったが、それから市道山までが遠く、ほぼ正午に市道山に到着した。

市道山山頂

市道山頂上には先程追い抜いて行った若い男性の単独行者と中年女性の単独行者が休んでいた。若い男性の方は私と同じ臼杵山へ向かって直ぐ歩き出した。中年女性の方は今から今熊山を抜けて行くとのこと。道中アップアンダウンがあり思っている以上に時間がかかること、時間をみて刈寄山を往復した方が良い旨アドバイスする。

頂上で軽食を摂った後、臼杵山に出発。臼杵山が市道山より約50m高いことに初めて気づく。山頂からしばらく歩くと急な下りとなり約100m位の標高差を下り、笹平への道を分ける。その後はアップアンダウンのある長い登りとなり、市道山から臼杵山まではコースタイムは1時間20分であるが、休憩を取らなかったのにもかかわらず臼杵山頂上には1時間30分以上かかり到着した。

臼杵山頂上
臼杵山頂上からの眺め

臼杵山からはしばらく稜線を行くと社が奉られているグミ尾根と元郷に降りる尾根の分岐点にでる。

臼杵神社の分岐点

元郷への尾根は最初どんどん下って行くが、電波塔を過ぎるあたりからロープが設置された急な下りの後は登り下りを繰り返すようになり、なかなか下りない。

尾根上の電波塔から大岳の雄姿

また落ち葉が積もり、木の根に躓いたり石車に乗ったりして下りにくい。久しぶりに軽登山靴を履いたためか左足の第3指の爪が第2指にくい込み、下る度に痛むドM状態での下りとなった。

元郷まで下りは約50分のコースタイムとなっているが、地図上の距離とコースの状態からもう少しかかるように思われた。尾根の最後は右側のやや崩れた斜面を下り沢沿いの道となり、砂防堰堤を3つ程越えると民家が見え、民家の間を抜けると檜原街道に出た。出た処が下りのバス停で上りは左斜向かいに見えた。10分程の待ち合わせで上りのバスに乗ることができ、午後4時前に武蔵五日市駅に着くことができた。

S49年卒 柳澤孝嘉


コースDATA

武蔵五日市駅7:15―今熊神社7:30―今熊山8:10―刈寄山9:10―市道山11:57 12:15―臼杵山13:50―元郷15:10 15:26―武蔵五日市駅15:41