ワンゲル部創立とOB会の設立    常盤雪夫

そもそもワンダーフォーゲル活動とは何か、あるいは 創部のいきさつについては、HPの山行記録「創部から 実践まで」として、森本・打矢氏の文章が掲載されているので参照されたい。また,その後の部活動などの様子は、山行記録中に渡辺氏の「部活動報告」があ る。文中後半の北アルプス・夏合宿に向けての中で「・・・高二、一年が主体となり厳しく慎重に行われた。」とある高一年とは、まさに私達の年代の部員のこ とである。

現役生だった私達には知るよしもないが、この時期には、卒業した先輩の間では自然発生的にOB会としての基礎が作られたと聞いている。そして実際に、1958年の初夏にはOB・現役の合同山行が奥多摩・入川谷で行われた(HPのアルバム・1958年の山行)。

こ れ以後、夏や冬の合宿にはOB有志の参加を得て、合同で登山することが恒例となった。この伝統は、その後約20年もの長きに渡って続くことになる。また、 OB会独自の山行も行われたり、機関誌「ACDO」の発行もされ、さらにはキルティング製のパーカーも自主製作された。このパーカーの胸にはACDOのロ ゴが縫い込んであり、誇らしく着込んで町中を歩いたことが懐かしく思い出される。また、卒業した部員等の進学した獨協大学山岳部によるヒマラヤ遠征におい ては、ささやかながら協力活動もあった。

1960年以来ワンゲル部の顧問として部活動を指導された故高梨先生のご挨拶(HP・備忘録)に始まる、OB会発足のための設立総会が開かれた。1985年10月のことである。

この席で選出された若井、井上、滝、仮屋園、中川、中尾氏の準備委員や長瀬氏によって会則、名簿、名称:獨協学園ワンダーフォーゲル部OB会が提示され翌1986年6月の第1回総会開催時に議決され正式に現OB会が発足した。

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