三つ峠山(1,785.2m)~旧御坂峠 御坂山塊 

2018年1月11日(木)

御坂山地は三つ峠山から本社ヶ丸山を含め三方分山までを指すことを手島先輩に指摘され今回、三つ峠山から旧御坂峠まで歩いてきました。日本海側が記録的な大雪の日で非常に寒い一日でした。

1/11  3:30に自宅を出発。談合坂で休憩後、河口湖大橋を渡り、御坂トンネルの方向へ。ナビを三つ峠登山口にマークしたところ白滝林道の方向に誘導される。しかし、白滝林道は入り口にて冬季通行止めとなっており、再度、三つ峠登山口バス停と思われる地点にマークをするが通行止め区間で誘導できないとの返事。

記憶をたどり、元の道へ戻り御坂トンネル前より旧御坂トンネルへの道に入る。現在、天下茶屋まで通行可能との看板を見る。三つ峠登山口バス停から林道に入ると程なく、三つ峠登山口駐車場に着いた。上下、二か所にわたり駐車場があり、上の駐車場にはモダンな便所があり水洗トイレで便器の前には電動ヒーターまである。駐車場には上の山荘への荷揚げのためかジープや搬送車両が駐車している。

自衛隊の払い下げ車両のようで車高が高く、車両部分の背丈が低い。

三つ峠登山口の駐車場とトイレ

登山口まで手間取ったため7:10に出発。前回のような暗い中での出発ではないので忘れ物を確認して出発。登山道はジープが上がれるような林道で所々、氷結している。また、左手にみえる沢の堰堤、沢床も氷結が見られ、一部、氷瀑が見られた。約1時間半程で四季楽園と三つ峠山荘の分岐に到着。三つ峠山荘への登山道に入るが凍結しており、氷のないところを選び登る。直ぐに展望地に着いた。富士山が朝日に照らされ眩しい。

展望地より富士山

三つ峠山は木無山、開運山、御巣鷹山の三山からなっており、右側の道に入り木無山へ向かう。木無山は山というよりは木のない平坦地で落胆する。

木無山頂上

元の分岐に戻り、NHKの電波塔の立つ開運山を目指す。三つ峠山荘の脇を通るが、飼い犬に吠えられるが人気がない。ひと登りすると甲府の町が見え、南アルプスの山々は雪雲の中にあり、今回は見えなかった。

甲府市と御坂の山々

下って四季楽園の前を通り、開運山の登りに入る。雨で抉られ、荒廃した登山道を10分程登るとNHKの電波塔の裏にある頂上に着いた。富士や御坂の山々、河口湖、甲府市が見渡せる。

開運山頂上より富士山
開運山頂上より甲府市方面、南アルプスの山々は雪雲の中

頂上の裏の樹林帯に登山道があるが、標識がないため元の道に戻り山腹を巻く道を辿り御巣鷹山を目指した。途中、山頂より下ってくる道と合流し遠回りしたことに気づく。左側に進入禁止のテープのある北口登山道入り口をみてひと登りすると、頂上一杯に電波塔の建つ御巣鷹山に着いた。はっきりとした頂上の看板はなく。登山道と書かれた樹林帯の道を下る。樹林帯の道は日が届かず、風が吹き抜け非常に寒い。また、道が荒れてており泥が凍結して、堅い地面の上に石車のように散らばって滑りやすく、下降に難渋した。

縦走の目印となる露岩があるところに到着。露岩の先に目印があり、露岩沿ってそこに達し小さな尾根を左側に氷結した沢を見ながら下ったが、トレイルはあるものの踏跡は薄く戻り返す。目印の見えるところまで登り返し周囲を見渡すが目印がなく、折れたストックも落ちているため再度下降する。しかし、踏跡が薄く右側が主稜線の様に見え、露岩下の目印のところまで再度、登り返すと上部の目印の先より主稜線への道が始まっていた。

御坂の道は道標、目印が丹沢や奥多摩に比較して全般的に少ないが、不必要な目印は避けてほしいものである。その目印につられて降りた私を含めた下りた人達により惑わすトレイルが形成されたものと考えられる。約20分強のタイムロスとなる。主稜線をアップアンドダウン繰り返すとすると大幡山頂上に到着。そこより下降し立派な送電線鉄塔の下を通り、緩くなった稜線を登ると左側の林道から道が合流したところが大幡八丁峠であった。高畑への道を分けていた。

木に覆われた大幡山山頂
大幡八丁峠

明るい葉の落ちた広葉樹の林を登っていると本日、初めての登山者の2人組とすれ違う。そこより10分程で清八山頂上に到着。頂上の松と富士の配置が絶妙である。また、本社ヶ丸が頂上より指呼の位置にはある。しかし、往復には1時間はかかりそうなので今回の登頂をあきらめる。頂上から旧御坂峠は見る事できず、幾重もの山々が稜線に重なっている。

清八山山頂より富士山
清八山山頂と本社ヶ丸山
清八山山頂から甲府市と雪雲に覆われた南アルプス

頂上でサンドイッチと紅茶の昼食後、旧御坂峠への縦走に入る。幾つものピークをアップアンドダウン繰り返すとすると突然、小さな鞍部に天下茶屋への道標に出会う。急な山腹を巻くように付けられた道を行くと九十九折の急坂となり天下茶屋へ向かい下りて行く。途中、道の下が大きく抉られた箇所があり、近い将来、登山道の変更が強いられそうだ。天下茶屋の屋根が見えて、直ぐに舗装道に飛び出した。天下茶屋は営業しているらしく5台程、車が駐車している。旧御坂トンネルの入り口には通行止めのバリケードが置かれていた。

天下茶屋と旧御坂トンネル

暖かい日差しの中、富士と河口湖を見ながら舗装道路を三つ峠登山口バス停まで早足で下り、そこからストックを使い喘ぎなら三つ峠登山口駐車場まで登った。6時間を超える行程は今の体にはこたえる山行であった。      昭和49年卒 柳澤孝嘉


コースDATA

三つ峠登山口 7:10—-木無山8:35 -開運山9:00–御巣鷹山 9:25–清八山11:35–御坂峠13:10—-天下茶屋13:25—-三つ峠登山口 14:10

「三つ峠山(1,785.2m)~旧御坂峠 御坂山塊 」への1件のフィードバック

  1. 最近、頑張ってますね。私は退院後と歳のせいか元気がありません。御坂峠は大昔、スバル1000SSでダートのヒルクライムで登りましたが写真からは下のトンネルの様で今昔の感があります。春になったら暖かい山か🇩🇪ドイツ列車に乗って房総を🚴自転車で走りたい。

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